「機内には持ち込めません」大切な物をゴミ箱に捨てるしかなかった夫婦 しかし奇跡が
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
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2016年2月、アマーリさんという女性はアメリカのフロリダ州からペンシルベニア州に向かうため、空港にいました。
彼女が保安検査場で目にしたのは、見知らぬ男性が、持っていた箱を「機内に持ち込めない」といわれている場面でした。
飛行機に乗るためには、その箱を捨てるしかありません。しかし男性はどうしても捨てたくないため、検査官にこう尋ねていたそうです。
この箱を遺失物取扱所に預けることはできませんか。そうすれば後から家族が引き取りに来ることができます。
これは息子の養子にあげるためのスノーグローブなんです。
箱の中身は孫へのプレゼント。スノーグローブには液体が入っているため、機内への持ち込みが許されなかったのです。
しかし検査官は「あそこに入れてください」といい、ゴミ箱を指さします。悲しい表情をした男性は仕方なくその箱をゴミ箱に捨て、妻と思われる女性と一緒に搭乗ゲートに向かったということです。
大切なプレゼントを持ち主に返してあげたい
その様子を見ていたアマーリさんはゴミ箱から男性が捨てた箱を拾い、自宅へ持ち帰ります。
箱を開けてみると、中には女の子の写真入りの特製スノーグローブが。台座には「愛しているよ、ケイティ。おじいちゃんとおばあちゃんより 2016年1月25日」というメッセージが彫られていました。
アマーリさんはこの写真をFacebookに投稿し、スノーグローブを持ち主に返してあげたいという思いを書き込みます。
このアマーリさんの投稿は拡散され、アメリカ国内はもちろんカナダなど国外も含めて5万回近くシェアされます。
海外メディア『FOX 13』によると、偶然にもそのスノーグローブを販売した会社のスタッフが彼女の投稿を見て、注文履歴を確認し、持ち主が特定されたとのこと。
アマーリさんがスノーグローブの写真や詳細をしっかりと載せていたことが、功を奏したのです。
持ち主はリンダさんという女性で、彫られていた『2016年1月25日』は彼女の息子がケイティちゃんという女の子を養子に迎えた日付でした。
そして最初の投稿から1週間後、ついにリンダさんがアマーリさんの元を訪れ、スノーグローブは無事に彼女の手元に戻ってきたのです。
実はリンダさんたちがスノーグローブを捨てたことを知った彼女の息子が、後から空港に探しに行ったのだそう。しかしその時はすでにアマーリさんが拾って保管していたため、もちろん見つかりませんでした。
おじいさんとおばあさんからのプレゼントがなくなったと知り、孫のケイティちゃんはとてもがっかりしていたのだとか。リンダさんは、アマーリさんのしてくれたことに心から感謝をしているそうです。
わずか1週間で持ち主の手元に戻るとは、SNSの影響の大きさを改めて実感させられます。
心優しい女性とSNSによって行われた『スノーグローブの持ち主探し』は最高のハッピーエンドとなりました。本当によかったですね。
[文・構成/grape編集部]