地震で電車を緊急停止させた車掌 指示にそむいた『理由』に、ハッとする
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- 出典
- 産経ニュース
2019年6月18日の22時22分ごろ、山形県沖を震源とする地震が発生。新潟県村上市では、最大震度6強を観測しました。
電車に乗務していた車掌が、地震の直後に見せた素晴らしい行動をご紹介します。
JR羽越線を走る電車が緊急停止
産経ニュースによると、日本海岸沿いを走っていたJR羽越線の電車は、揺れが来た直後に緊急停止。
その後、付近では気象庁による『津波注意報』が発令されるも、目に見える潮位の変化はなかったといいます。
その当時、電車に乗務していた乗務員は2人で、そのうち1人は車掌歴5年の男性でした。
男性車掌は東日本大震災で起きた被害などの教訓を学んでいたため、地震の報を軽く受け止めなかったのです。
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先行する特急『いなほ』が脱線しているかを確認するよう指示が来たのに対し、男性車掌は乗客の避難を優先。電車に乗っていた乗客の高校生2人を避難所まで誘導しました。
約2時間後、津波の心配がなくなったのを確認した男性車掌はタクシーを呼び、勝木駅まで行くはずだった高校生2人を無事に送り出したのです。
人の命がかかった重大な場面で、的確な判断をすることには勇気が要ります。冷静に状況を見て、優先順位を判断した男性車掌の行動に、拍手を送りたいですね。
[文・構成/grape編集部]