痴漢も唖然… 女性を助けようと、かけた言葉がとんでもなかった! By - grape編集部 公開:2018-11-11 更新:2018-11-11 LGBT痴漢電車 Share Post LINE はてな コメント 女性を痴漢から救ったエピソード 一年ほど前でしょうか。僕、電車に乗ってたんです。親戚のところにいってまして、知らない路線。夕方で、立ってる人がそこそこいる程度の混み具合ででね、スーツのOLさんがいたんです。それがおかしいんですよなんか、やたら距離が近いおっさんがいるんですよ— 絹谷 田貫@名誉テキストゴリラ (@arurukan_home) October 29, 2018 OLさん、距離とるんです。おっさん近づくんです。明らかに動きがおかしい。たぬきピンと来たんですよ。これ匂い痴漢とか言われるやつだ、って。恥ずかしいことに、気づいてしばらく固まっちゃって— 絹谷 田貫@名誉テキストゴリラ (@arurukan_home) October 29, 2018 そうこうしてるうちに、OLさん扉近くに追い詰められちゃって。おっさんがずっとフガフガしてんですよ。でも、真正面からいっていいものかどうか迷っちゃってね。触ってないから捕まえられるのかどうかもわからなくて。その時、「知り合いのふりをして痴漢を牽制する」ってテクのこと思い出したんです— 絹谷 田貫@名誉テキストゴリラ (@arurukan_home) October 29, 2018 ところがね、パニクってて、「ここで普通に声かけたらナンパとか思われないか」とかわけわからんこと考えてしまって。でもおっさんフガフガしてるし。OLさん凄く嫌そうでで、声かけたんですよ「やだぁ~久しぶりぃ~」オ ネ ェ タ ヌ キ 爆 誕— 絹谷 田貫@名誉テキストゴリラ (@arurukan_home) October 29, 2018 「あ~も~やだぁも~。知り合い乗ってると思わなかったからスッピンよぉ~。この辺なの~言ってよぉ~」とかいいながら近づくたぬきおっさんポカンOLさんもポカン— 絹谷 田貫@名誉テキストゴリラ (@arurukan_home) October 29, 2018 そのあとも必死でオネェタヌキを続けるたぬき。全力のウィンクを飛ばすたぬき。察するOLさん。だんだん離れていくおっさん。— 絹谷 田貫@名誉テキストゴリラ (@arurukan_home) October 29, 2018 「ね~ぇ~。次の駅ですっごいイイカフェあるのよ~。いかな~い?」「え、あ、うん。いくいく!」降りる二人知らない駅でおりてしまったたぬき— 絹谷 田貫@名誉テキストゴリラ (@arurukan_home) October 29, 2018 「あの、ありがとうございます……その……」お辞儀するOLさん。ここだ! ここでハードボイルドに決めるのだ! と色めくたぬき。— 絹谷 田貫@名誉テキストゴリラ (@arurukan_home) October 29, 2018 「あやまることないわよ! 困った時はお互い様! そうでしょ~!?」オ ネ ェ の 仮 面 が 剥 が れ な い た ぬ き— 絹谷 田貫@名誉テキストゴリラ (@arurukan_home) October 29, 2018 オネェタヌキはクールにさるぜ、とばかりに去っていくたぬき。知らない駅で困り果てるたぬき。そして恐らく見知らぬオネェとして僕を認識したままのOLさんを残して、町は暮れなずむのでした— 絹谷 田貫@名誉テキストゴリラ (@arurukan_home) October 29, 2018 エピソードの補足 えっと、なんか延びてますので幾つかかきたしておきます。・当初の趣旨が「カッコつけようとしてしくじったはなし」だった事をふまえて、下をお読みください— 絹谷 田貫@名誉テキストゴリラ (@arurukan_home) October 29, 2018 1なんか笑い話ほっこり話にしてしまいましたが、発端は「公然と嫌がらせをされた人」がいた話ですので、正直不謹慎な話題です。ごめんなさい。2しかもおっさんは結局野放しです。今にして思えば手抜かりです。なので誉められた話ではないです— 絹谷 田貫@名誉テキストゴリラ (@arurukan_home) October 29, 2018 なによりも3この話の中で、僕は「特定の変えがたい属性を持つ人を」「ステロタイプに真似する振る舞いをした」というのは疑いようのないことです。まず、LGBTの、いわゆる「オネェ」と言われる人たちには、僕は謝らなくてはなりません。そして決して手放しに「真似してね」とは言えません以上です— 絹谷 田貫@名誉テキストゴリラ (@arurukan_home) October 29, 2018 補足をした理由 バズる前、身内やそのフォロワーさんがリツしてるだけのときは書きませんでしたが、後から『LGBTの方を思慮なくステロタイプに真似した』という点について書きたしました。多くのひとが『きっとオネェの人も気にしないですよ!』と言ってくれてます。そのお気持ちはありがたいのですが— 絹谷 田貫@名誉テキストゴリラ (@arurukan_home) October 31, 2018 それを見るたび、なぜ書き足したか、をもっと詳しく書いておく必要性を感じています。重要なのは『許す権利は当事者にしかないこと』『僕の振る舞いはステロタイプだったこと』そして現在『25000以上リツイートされていること』です— 絹谷 田貫@名誉テキストゴリラ (@arurukan_home) October 31, 2018 あたりまえですが、オネェの人たち全員が『やぁだぁ~』というわけでもなく、『もぉお~』というわけでもない。以前目にした意見のなかに『カミングアウトしている知人に、オネェ芸能人のような振る舞いを求められるのが辛い』というものがありました— 絹谷 田貫@名誉テキストゴリラ (@arurukan_home) October 31, 2018 僕の今回のツイートが広まることは『オネェはこういう振る舞いをする』という偏見が広まることでもあります。それは巡り巡って誰かの苦しみになるかもしれない。発信した以上、僕はこれから苦しんだ人に責められてしかるべきであり、そしてこうなっては誠意をもって謝ることしかできません— 絹谷 田貫@名誉テキストゴリラ (@arurukan_home) October 31, 2018 そして、それを許すのは『苦しむかもしれない人々』だけにある権利だとも思います。『これを許さないのは心が狭い』や『きっと許してくれるはず』という声が大きければ、それだけそれらの苦しみは押し退けられてしまうから— 絹谷 田貫@名誉テキストゴリラ (@arurukan_home) October 31, 2018 だから、沢山の人が『気にしなくていいよ』といってくれても、僕はこの事を覚えて、心構えをしていこうと思います。このツイートを見た人も、少しだけその事を覚えていてくれると幸いです。— 絹谷 田貫@名誉テキストゴリラ (@arurukan_home) October 31, 2018 最後にリプライなどで『気にしなくていいよ』と優しくいってくださった、当事者たる『オネェさんたち』の心の広さと、ユーモアと暖かさが、なによりもありがたいことでした。ありがとうございました!— 絹谷 田貫@名誉テキストゴリラ (@arurukan_home) October 31, 2018 [文・構成/grape編集部] 1 2 3 出典 @arurukan_home Share Post LINE はてな コメント
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エピソードの補足
補足をした理由
[文・構成/grape編集部]