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ケンカを止め、暴行を受けた元レスラー長与千種 反撃しなかった理由に「素晴らしい!」

By - grape編集部  公開:  更新:

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2018年11月19日、元・女子プロレスラーの長与千種さんが20代の男性から暴行被害を受けました。

興行の打ち上げ後、北海道札幌市の街を歩いていた長与さん。すると、立体駐車場の3階から「助けて」という女性の声を耳にします。

長与さんが現場に駆け付けると、そこには女性の足と首をつかみ、馬乗りになった男性の姿が。周囲には、女性の物と思われるバッグの中身が散らばっていたといいます。

ケンカを止めるため、2人の間に割り入った長与さん。その結果、男性から髪を引っ張るなどの暴行を受けてしまったのです。

警察の調べによると、男性と女性は夫婦とのこと。また、男性は酒に酔っていたといいます。

暴行されても反撃をしなかった長与千種に、称賛の声

同日に放送された情報番組『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ系)では、この事件について放送。新千歳空港で、長与さんは報道陣に対してその時の状況を説明しました。

その日、ケンカを目撃した長与さんはただならぬ雰囲気を察し、男性に「何やってるの!女の子に暴力なんてやめなさいよ!」と声をかけたといいます。

男性は「いやいや、大丈夫だから」といい、女性の上から動こうとしません。長与さんが何度もケンカを止めるように説得していると、ようやく男性は「分かったから」といいました。

しかし次の瞬間、男性は長与さんの頭を手で押さえ、髪の毛が大量に抜けるほど強い力で引っ張り、地面に引きずり倒そうとしたのです。

男性に強い力で両手をつかまれ、手の骨に違和感を覚えながらも抵抗し続けた長与さん。そうしているうちに、警察が現場に駆け付けたといいます。

長与さんの対応に「格闘家の鑑!」

長与さんといえば、1984年にライオネス飛鳥さんと結成したタッグチーム『クラッシュギャルズ』で人気を博した女子レスラー。

子どものころから格闘技を学んできた長与さんは、プロレスラーとしてリング上で数々の技を披露してきました。

そんな長与さんが、一般人の男性から暴行を受け続けたのは理由がありました。報道陣に対し、長与さんはこういいます。

悪いやつは許したくない。本当に見て分かるくらいの、悪い人は絶対に許さない。

だからといって、絶対に手は上げないです。ただ防御する。防御することだけは上手だと思います。

直撃LIVE グッディ! ーより引用

格闘家として、いろいろな技術を持つ長与さん。しかし、男性から暴行を受けても『攻撃』することなく、ひたすら『防御』に徹しました。

自分の力の強さを十分に分かっている上に、格闘家としてのプライドを守るため、攻勢に出なかったのでしょう。

自らが盾となって弱きを守った長与さんに、ネット上では多くの人から称賛する声が上がっています。

・やり返さなかったのがすげえな!やろうと思えば一撃だろうに。

・男よりも『漢(おとこ)』だと思った。

・よく手を出さなかった!勝つだけが勝利じゃない。

・受け身もとれない素人に手を上げなかったのは正解!長与さんに拍手!

・男性は20代だから、長与千種の伝説を知らなかったのかな?

力は、使いかたによって人を傷付けることもあれば、人を守ることもできます。

優しい心を持ち、格闘家として自分の力の使いかたを学んできた長与さんだからこそ、正しい使いかたをすることができたのでしょう。


[文・構成/grape編集部]

出典
直撃LIVE グッディ!

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