「よくいった」「その通り」 日本の食文化に関する議論に、北欧出身の庭師がズバリ
公開: 更新:
ダルビッシュ有が日本に帰国 向かった先は…?2024年11月12日、メジャーリーグの『サンディエゴ・パドレス』に所属するダルビッシュ有選手が、自身のブログを更新。日本に一時帰国していたことを明かしました。
俳優・火野正平さんが逝去 腰痛の治療に励むも腰部骨折に火野正平さんが亡くなったことが分かりました。ご冥福をお祈りいたします。
grape [グレイプ] society
公開: 更新:
ダルビッシュ有が日本に帰国 向かった先は…?2024年11月12日、メジャーリーグの『サンディエゴ・パドレス』に所属するダルビッシュ有選手が、自身のブログを更新。日本に一時帰国していたことを明かしました。
俳優・火野正平さんが逝去 腰痛の治療に励むも腰部骨折に火野正平さんが亡くなったことが分かりました。ご冥福をお祈りいたします。
日本を訪れる海外の観光客は年々増え続け、2018年は過去最高の訪日観光客を記録しました。
日本という国に興味を持ち、実際に訪れてくれることは喜ばしいこと。その一方で、ある議論が沸き起こっています。
麺をすする音に不快感?
訪日観光客の増加に伴い、目立つようになった『ヌードルハラスメント』という言葉。
そばやラーメン、うどんなど、日本には多くの麺料理があります。そして、多くの日本人が『ずるずる』と音を立てて麺料理を食べていることでしょう。
しかし、麺をすするという行動や音を、一部の訪日観光客は不快に感じているというのです。
確かに、海外では麺は音を立てずに食べるのがマナー。日本でも、若い世代を中心に、あえて音を立てずに食べる人も増えている印象です。
このヌードルハラスメントに対し、日本国内では意見が真っ二つ。ネット上では、音を立てて麺をすすることに賛成派と否定派に分かれ、さまざまな意見が飛び交っています。
■賛成派
・パスタはともかく、麺料理は音をたてて食べるのが日本の食文化では?
・海外からの目を気にして、なぜ昔からの日本の文化を直す必要があるのか。
・「郷に入れば郷に従え」という言葉を知らないのかもしれない。
■否定派
・日本人だけど、麺をすすって食べるのははしたなく思えて苦手。
・『クチャクチャ』と音を立てて食べる人を見かけた時ぐらいの不快感。
・食文化も変わっていけばいい。
庭師の村雨辰剛さんが、ぶった切る
2020年の東京オリンピックを目前に控え、ヌードルハラスメントに関する議論はさらに白熱しています。
飲食店の中には、訪日観光客に配慮した対策を設ける店もあるほど。
しかし、ヌードルハラスメント否定派の意見を、庭師・タレント・モデルなど幅広く活躍している、村雨辰剛(むらさめ・たつまさ)さんは、たったひと言で切り捨てました。
村雨さんは、北欧のスウェーデン出身。2018年には『みんなで筋肉体操』(NHK)に出演したことでも有名になりました。
現在、村雨さんは日本の国籍を取得しており、日本名である『村雨辰剛』で活動しています。
スウェーデンと日本、2つの国の文化を知る村雨さんの意見は、以下のものでした。
「食文化も変わっていけばいい」という意見を引用した上で、「変容しなくていい」と村雨さん。
これに対し、「文化の違いを楽しめないのであれば、旅行客とはいえない」「変に合わせる必要はない」と多くの共感意見が寄せられました。
文化とはすぐに変えられるものではなく、これまでの歴史や成り立ちを無視して、簡単に否定していいものでもありません。
だからこそ、もしも異なった文化を目の当たりにした時には、「なぜこの文化が生まれたのか」「現在でも根付いている理由は」と、その背景を知る姿勢が必要なのではないでしょうか。
そして、私たち日本人もまた、自国の文化を説明できるだけの知識をつけておきたいものです。
[文・構成/grape編集部]