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「最愛の2人を奪った罪を償ってほしい」 『池袋事故』遺族が署名活動を開始

By - grape編集部  公開:  更新:

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2019年4月19日、東京の池袋で87歳(当時)の男性が運転する乗用車が交通事故を起こしました。

乗用車はおよそ150m暴走し、8人が負傷。そして、親子で歩いていた31歳の母親と3歳の娘が亡くなりました。

同月24日には、亡くなった母子の遺族である男性が記者会見を開き、「最愛の妻と娘を突然失い、涙することしかできず絶望しています」「たった一瞬で、私たちの未来は奪われてしまいました」と涙ながらに胸の内を明かしました。

池袋事故の遺族が署名活動を開始

同年7月19日、池袋の悲痛な事故から3か月が経ちました。

事故後に加害者の男性は入院し、同年5月18日に退院。マスクとサングラスをして杖を2本突きながら報道陣の前に現れ、「誠に申し訳ございません」とコメントしました。

警察は過失運転致死傷容疑での立件に向け、加害者は在宅のまま任意で事情聴取を進めています。

痛ましい交通死亡事故を減らすため、遺族の男性は加害者に厳罰を求める署名活動を開始。新たに立ち上げたブログで、このようにつづっています。

加害者は報道で見る限りでは、87歳で杖をついて歩くなどしており、そのような健康上の問題がありそうな人が、公共交通機関が発達した都内であえて車を運転する必要があったのでしょうか?

その危険性について少しでも考えてくれていたら、妻と娘は今も私の隣に居て、当たり前の日常があったのではないか。そう思うとやりきれない思いです。

私の最愛の2人を奪った罪を償ってほしい。それが切実な願いです。きっと、お怪我をされた方々も悔しい思いをされていると思います。

繰り返される交通死亡事故に警鐘を鳴らすため、加害者に対し、出来るだけ重い罪での起訴と厳罰を望んでいます。そのため、署名活動を実施することを決意いたしました。

東池袋自動車暴走死傷事故 遺族のブログ ーより引用

また、遺族の男性は生前の娘さんが映った動画を公開。娘さんが、遺族の男性に父の日のプレゼントを贈る姿が映っています。

署名に参加する方法は、郵送での署名と街頭での署名の2種類があります。有効な署名にするため、自筆での署名のみとのことです。

詳しくは、遺族の男性が立ち上げたブログをご覧ください。


[文・構成/grape編集部]

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出典
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