好きなアメフトチームの自作Tシャツをからかわれた少年 奇跡的な展開に
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スポーツのチームにはそれぞれイメージカラーがあります。試合を観戦する時に、自分が応援するチームカラーの洋服や帽子などを身に着けるファンは多いものです。
2019年8月、アメリカ・フロリダ州の小学校で、好きな大学スポーツチームの色を身に着けてサポートを表明する『カレッジ・カラーズ・デー』が行われることになりました。
この学校で教師をしているローラ・スナイダーさんは、『カレッジ・カラーズ・デー』を行う1週間前に生徒たちに伝えたところ、1人の少年が彼女のところへ相談に来たのです。
少年:
「テネシー大学のフットボールチームのシャツを着たいんですけど、持っていないんです」
少年はテネシー大学のアメリカンフットボールチーム『Tennessee Volunteers(通称VOLS)』のファン。しかし、公式グッズのTシャツを持っていないのだそうです。
そこで、ローラさんはこんな提案をします。
ローラさん:
「じゃあVOLSのチームカラーであるオレンジ色のTシャツを着て、サポート精神を示すのはどうかしら?」
大好きなチームのために自作のTシャツを着て登校すると
そして『カレッジ・カラーズ・デー』当日、意気揚々と登校した少年はローラさんにTシャツを見せに来ました。
彼が着ていたのはオレンジ色のTシャツにチームのロゴである『U.T.』を手書きした紙を安全ピンで留めたもの。
ローラさんは少年がオリジナリティあふれるTシャツを自作し、誇らしげに着ている姿を見てとても感動したといいます。
しかし昼休みになると、少年は再びローラさんの元を訪れ、泣き出したのです。
理由は、ランチタイムに少年の隣にいた少女たちが彼のTシャツを見てからかったのだそう。そのことで彼はひどく傷ついてしまったのです。
教師は少年のためにサポートを呼びかけ…
この出来事に心を痛めたローラさんは、少年にVOLSの公式Tシャツを買ってあげるつもりでした。さらに「彼のために何か特別なプレゼントがしたい」と思い、自身のFacebookで協力を呼びかけることに。
するとこの投稿がたちまち拡散。まずVOLSのサポーターへ伝わり、そこからテネシー大学の関係者にまで届きます。
そしてテネシー大学側から「VOLSスピリットを示してくれた少年へ感謝を込めて」、少年と同級生全員にVOLSの公式グッズがプレゼントされたのです。
それだけではありません。なんと少年が書いた手書きの『U.T.』のロゴが、VOLSの正式な公式Tシャツとして販売されることになったのです!
なおこのTシャツの売り上げの一部は、青少年のいじめ防止に取り組む非営利団体『STOMP Out Bullying』に寄付されるということです。
そしてさらにすごいことが発表されます。
テネシー大学はこの少年に、2032年度の名誉入学と4年間の奨学金を支援することを申し出たのです。
この素晴らしい展開にローラさんは大喜び。また少年の母親からは、ローラさんとVOLSのサポーターやテネシー大学関係者に向けての感謝の手紙が届いたということです。
ローラさんの投稿には、この出来事に感銘を受けた人たちから、少年をサポートしたすべての人に向けて称賛のコメントが続々と寄せられています。
「大好きなチームを応援したい」という1人の少年の純粋な思いが多くの人の心を動かした、まさに奇跡のようなストーリーですね。
[文・構成/grape編集部]