土嚢の積み方って知ってる? 自衛隊が教える土嚢の使い方に「すげぇ!」
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近年、耳にすることが多くなったように感じる水害。いつ、自分の身に降りかかるか分かりません。
浸水被害が懸念される時、土などを詰めた袋、土嚢(どのう)を積んで対策する人も多いでしょう。
そんな土嚢の積み方や使い方、効果的な代用品の情報を紹介します。
土嚢の袋と中身を準備しよう
まず、土嚢の袋と中身を用意しましょう。
土嚢の袋や中身は、ホームセンターやネットでも買えますので、気軽に用意することができます。
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袋の素材は、ほとんどポリエチレンと麻の2択。
以前は麻がよく使われましたが、今ではポリエチレンが丈夫で紫外線などにも強く、かつ安価だという理由から一般的になっているようです。
中身は土や砂ですが、砂のほうが雨などでも袋から流れ出にくく、効果的だという声も。
また、家のスペースの問題で土嚢に入れる土や砂を用意できない人のために、水で膨らむタイプの土嚢もあります。
水で膨らむ土のう袋
土嚢の積み方・使い方は? 自衛隊の方法が参考になる
土嚢の使い方や積み方も、正しいやり方をするだけでかなり耐久性が変わってくるといいます。
自衛隊が運営するYouTubeチャンネルでは、土嚢の使い方を説明した動画が投稿されており、とても参考になるのでチェックしてみてください。
正しい土のうの作り方 ~作り方編~
・袋に入れる土は、土嚢の6~7分目にする。
・まず、土嚢を台形に整える。その際は、土羽打ち(どはうち)や、角材などで叩いて固める。
土嚢の積み方についても、動画が公開されています。
正しい土のうの作り方 ~積み方編~
・台形に整えた土嚢の横に、平行四辺形にした土嚢を密着させるように置く。
・上に土嚢を乗せる際は、下の土嚢の接地面が、上の土嚢の接地面と重ならないように置く。
きれいに積まれた土嚢は、美しさだけでなく耐久性もアップするようなので、ぜひ参考にしたいですね。
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土嚢の代わりになるものはないの?
すぐに土嚢が用意できない時、代わりになるものはないのでしょうか。
災害時に役立つ情報をネット上で発信している、警視庁警備部災害対策課(@MPD_bousai)が、ツイッターで身近なものを使って浸水を防止する方法を紹介しています。
動画では、土嚢の代わりにポリ袋、ガムテープ、段ボールを使って浸水対策をしています。
一定の効果はあるようですが、あくまで一時的な処置とのことなので、できるだけ土嚢は用意しておいたほうが賢明です。
「まさか自分が」と思わず、十分な対策を考えておくことが大切なのでしょうね。
[文・構成/grape編集部]