ペットを飼う人なら覚えておくべき! ペットの【防災対策】とは?
公開: 更新:

※写真はイメージ

通常時は点灯しない? 災害時のみ活躍する『信号機』とは…人口の多い首都圏で大災害が発生したら、2011年の東日本大震災以上の大規模な渋滞や混乱が発生する可能性がありますよね。 実は、災害時に都心方向への交通量を制限し、渋滞を緩和するための装置があることはご存じですか。

「たかが30cm」「津波しょぼい」に憤りの声 「絶対に侮っちゃいけない」日本各地で津波警報が発表された2025年7月30日。実際に到達した津波に対し「30cmの津波なんてしょぼい」などという声が上がって…?
秋は大雨・台風などによって水害が多発するシーズンです。大規模な被害が発生すると、住んでいる家から避難することになるかもしれません。
ペットと暮らす人なら一緒に避難したいと思うでしょう。
同行避難とは?
ペットと一緒に避難することを同行避難といいます。同行避難について『東京都保健医療局』では、以下のように説明しています。
同行避難とは、災害発生時に飼い主が飼育しているペットを同行し、避難所まで安全に避難することです。
ただし、避難所において、人とペットが同一の空間で居住できることを意味するものではないため、それぞれの避難所のルールに従ってください。
最近では、各地方自治体が『地域の避難所』の利用方法をウェブサイトで案内しています。中には「ペットは避難所で受け入れできません」というケースも。
東京都の『災害時における動物愛護管理対応マニュアル』では「避難所内における飼養場所を設定する」としていますが、実際には場所が満杯、あるいは人的リソースの面から難しいこともあるようです。
※写真はイメージ
避難所のペット受け入れが難しい場合、『東京都保健医療局』は以下のようにアドバイスしています。
どのような状況下においても、必ず同行して避難しなければいけないというものではありません。
自宅が安全であり、定期的にペットの世話をするために戻れる状況にあるのであれば、避難所に連れて行かないということも選択肢の1つです。ただし、その場合も、毎日の食事と健康状態の確認が大切。
犬、猫、小鳥、小型のげっ歯類などの一般的なペット以外の動物は、避難所での受入れが難しい場合もあります。
状況によっては、同行避難が難しい事態も考えられるので、万一の時の預かり先を確保しておくことも大切です。
一緒に避難できなくても、定期的に様子を確認できて飼育が可能なら、一時的に離れ離れで暮らすことも視野に入れておきましょう。
避難所に行って初めて『収容不可』と知り、慌てるよりは「災害時にはここに避難させよう」という場所をあらかじめ確保・想定しておくことが大事です。
ペットを避難させるための準備
『東京都保健医療局』によると、災害時にペットを避難させるための準備として、『動物の管理としつけ』が重要だといいます。
・身元表示
突然の災害に驚いてペットが逃げ出してしまい、飼い主と離れ離れになってしまう可能性も…。はぐれたペットが飼い主の元に戻れるよう、身元表示しておく。
※犬は狂犬病予防法において鑑札および注射済票の装着が義務付けられている。
・健康管理
同行避難した先では多くの動物が集まり、自分のペットがほかの動物と一緒に過ごすことになる可能性も。慣れない環境で過ごすストレスから体調を崩すことも考えられる。
感染症の蔓延を防ぎ、ペットの健康を守るためにも、日頃からの健康管理が重要。体を清潔に保ち、犬の場合は狂犬病予防注射や混合ワクチンのほか、ノミなどの外部寄生虫の駆除をしておく。
・しつけ
安全かつ速やかに避難できるように、また、避難所において周囲に迷惑をかけないように、普段からしつけを行い飼い主がコントロールできるようにしておく。いざという時に動物のストレスを少なくすることにもつながる。
・防災用品の備蓄
ペットのために備えを準備することは飼い主の責任。最低でも5日分、できれば7日分を目安にペットの防災用品を備蓄しておく。
天災はいつ来るか分かりません。家族であるペットを安全に避難できるように準備をしておきましょう。
[文/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部]