しっかりした作りの割り箸、何度か使い回せる? 老舗箸店の回答に目からウロコ
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画像提供:箸勝本店

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使った後の割り箸は捨てることが多いでしょう。しかし、ひと口に割り箸といっても多種多様です。
コンビニエンスストアの割り箸などは捨てても惜しくないかもしれませんが、しっかりした作りの割り箸なら「もったいない」と思う人もいるでしょう。
しっかりした作りの割り箸なら、何度も使い回してもよいのでしょうか。
東京都千代田区にある、老舗箸店『箸勝本店』の宮本敏治専務取締役に取材しました。
多種多様な割り箸
一般的に割り箸というと、割って2本にして使う箸と認識されています。しかし、同店では以下の画像のように、最初から2本になっている箸も『割り箸』と呼ぶそうです。
漆などが塗られた『塗り箸』は木目が見えないですが、見た目の優しさ、触った時の木の柔らかさ、口に当った感触までが魅力です。
画像提供:箸勝本店
日本産の割り箸では杉やヒノキを用いたものがほとんどで、特に奈良県吉野産の杉を使った『赤柾(アカマサ)』の割り箸は、見た目もきれいで使い勝手がよく、おすすめとのこと。
宮本さんからは、以下のアドバイスをもらいました。
上記のようなしっかりした作りのよい割り箸は、洗って何度も使うのがおすすめです。
使った後は柔らかいスポンジで汚れを取り、よく洗って乾燥させてまた使うとよいでしょう。大事にすれば、結構長く使うことができます。
細菌が増殖しないようによく洗い、乾燥させることがポイントです。
『使い回す』というと少し表現がよくないかもしれませんが、よい割り箸を一度使っただけで捨てるのはもったいないでしょう。
割り箸は「木材を無駄にしない工夫」
時々「割り箸を使うのは資源の無駄」などといった声を耳にすることがあるかもしれません。
そもそも割り箸は、杉やヒノキなどの間伐材(かんばつざい)から建材を作った後、余った端材(はざい)を利用して作られています。
間伐材というのは、優良木の邪魔にならないように伐採された木のこと。
『間伐材→端材→割り箸』という流れは、割り箸が考案された江戸時代の製造法と変わりません。割り箸を作らないほうが、むしろ材木が無駄になってしまうのです。
日本の森林を大事にする文化から生まれた、割り箸。しっかりした割り箸は、何度も使ってみるといいかもしれません。
[文/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部]
取材協力 箸勝本店
宮内庁にも箸を納品している、創業1910年の老舗箸店。吉野杉で有名な奈良県吉野郡に起源を持つ。
後醍醐天皇について吉野に下った先祖が清和源氏の山本姓で、現在26代目の当主(代々「山本利右ェ門」を名乗る)という由緒正しい名店。