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カーエアコンの謎のスイッチ『A/Cボタン』ってなに? 意外と知らない使い道とは…

By - デジタル・コンテンツ・パブリッシング  公開:  更新:

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『A/C』ボタンを押している写真

※写真はイメージ

車のフロントパネルには、カーエアコンに関するボタンが複数ついています。

温度の調節や、吹き出し口の切り替えスイッチなどがある中、『A/C』と記載されたボタンの意味を知っているでしょうか。

なんとなく『冷房と暖房を切り替えるもの』だと認識している人は多いかもしれません。

『A/C』ボタンがオンになっている写真

※写真はイメージ

『A/C』ボタンの意味とは

それでは、そもそも『A/C』ボタンにはどのような役割があるのでしょうか。

中古車販売でおなじみの『ガリバー』を展開する株式会社IDOM(以下、IDOM)に聞いてみました。

車の『A/C』ボタンの具体的な役割は、エンジンルームにあるコンプレッサーという機械を稼働させることです。

コンプレッサーは空気の冷却や除湿に必要な機械です。空調をつけていても、『A/C』ボタンをONにしなければ冷風が出てこず、除湿もあまりできないので注意しましょう。

『A/C』は空気の冷却などを行うコンプレッサーを稼働させるためのボタンでした。冷房を使用したい時には必ずONにする必要がありそうです。

では、暖房使用時には『A/C』ボタンを押さなくていいのでしょうか。IDOMでは、このように解説しています。

車に暖房機能はないのかと言われると、そういう訳ではありません。むしろエンジンを搭載している車は、走行中に発生するエンジン熱から常時温風を作っています。

そのため車を少し走らせれば、『A/C』ボタンがOFFの状態でも自動的に温風が車内に流れ込んできます

なお車内温度が空調の設定温度より低い場合は、『A/C』ボタンをONにしていても車側で温風と冷風の量を調節し、温風を多く出します。

しかしコンプレッサーの稼働により車の燃費が悪くなるので、車内を暖めることだけが目的ならば、『A/C』ボタンはOFFにするのがおすすめです。

A/Cボタンのイメージ

※写真はイメージ

車の暖房はエンジンの熱を利用しているため、一般的なエンジン搭載車は『A/C』ボタンがOFFのままでも車内を暖めることが可能とのことでした。

また、コンプレッサーを動かすとそのぶんガソリンを消費するので、『A/C』ボタンをOFFにして暖房を使えばガソリンの節約にもつながるようです。

ただし、コンプレッサーには車内の除湿機能もあるため、以下のようなアドバイスもしています。

冬であっても『窓ガラスが曇っているので見やすくしたい』という場合は、『A/C』ボタンをONにしましょう

車内と車外の温度差が大きいと、車内に結露が発生します。コンプレッサーを稼働させて除湿すれば、結露を防止できます。

車内外の気温差が大きいと結露が発生し、徐々に窓ガラスが曇って見えづらくなってしまいます。

冬でも車内の湿気がたまってきたらONにするなど、上手に活用するとよいでしょう。

『A/C』ボタンは冷房を使いたい時だけでなく、燃費や車内環境に合わせて使い分けると、より快適なドライブができそうですね!

※本記事は出典元企業の許諾を得た上で掲載しております。


[文・取材/大西トタン@dcp・構成/grape編集部]

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協力
株式会社IDOM出典 中古車販売のガリバー『norico』「車のA/Cボタンとは?冷房・暖房・除湿の使い分けと燃費への影響」

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