初のリニューアルをしたスーパードライ 消費者の『ある勘違い』が理由で…? 提供:アサヒビール株式会社 By - grape編集部 公開:2022-05-23 更新:2022-05-24 インタビュービール Share Post LINE はてな コンビニやスーパーマーケットなどでよく目にする、メーカーごとの看板商品は、人気の高さから定番化していますよね。 日本の大手ビールメーカー、アサヒビールの看板商品といえば『アサヒスーパードライ(以下、スーパードライ)』。 発売から36年目となる2022年、初のフルリニューアルをしたことで話題です。 「発売して1か月程度で…2億本突破?※1」 『新スーパードライ』のテレビCMで目にした数字に興味を持ちつつも、実はまだフルリニューアルした『新スーパードライ』を飲んだことがなかった筆者。 大いに売れているワケを知るため、ついに飲んでみることにしました。 『新スーパードライ』のうまさの秘密に触れる! こちらが用意した『新スーパードライ』。 たくさん購入したので、ビールが好きな同僚と一緒に飲んでみると…。 「口に入った瞬間にうまさが跳ね上がる!」 「キレがいいから、何口目でもおいしい!!」 飲むごとに、強烈な『飲みごたえ』と『キレのよさ』が何度も押し寄せてきます。 スーパードライの特長である『辛口』はそのままに、どうしてこんなにも躍動感のある味になったのか…背景のひとつには、時代とともに大きくなった消費者との認識のズレがありました。 『辛口』を勘違い?フルリニューアルしたワケ 『新スーパードライ』の詳細について教えてくれたのは、アサヒビールのビールマーケティング部で、ブランドマネージャーを務める中島健(なかじま・たつる)さん。 1987年に誕生したスーパードライは、たちまち評判となり、ビール業界において不動の人気を築いてきたといいます。 そんなスーパードライをフルリニューアルすることに、不安はなかったのでしょうか。 ――フルリニューアルへの反響は? ずっと変えてこなかったブランドですので、スーパードライを飲んでいた方々が離れるリスクがあり、やはり不安でした。 しかし、フルリニューアルをきっかけとして、多くの方たちが期待と不安交じりで『新スーパードライ』を試しに飲んでくださっています。 感想では「不安が払しょくされた」という声が多く、「間違いなくリニューアル後のほうが好きです」「飲みごたえ抜群でした」と好評です。 『ハードで飲みづらい』という印象からスーパードライを選ばなかった人たちも、「あれ、こんなに飲みやすいの?」「辛口って、こういうことだったのか」と驚いているとのこと。 従来のファン以外にも好評のようですね! 続けて、フルリニューアルに踏み切った背景について尋ねると、環境や時代の変化のほか、消費者側の勘違いも関係していることが分かりました。 ――味を変更したワケは? 時代の変化から辛口を『苦い味』のことだと思い込んでいるお客様が、意外と多いと分かってきました。 お客様が商品に抱く印象が、私たちが提供したいものとズレているんですね。 そういった背景も踏まえて、特長であるキレのよさは変えずに、飲んだ瞬間の飲みごたえを向上させるという方針を立てました。 辛口とは、苦味ではなく、飲んだ瞬間にグッと飲みごたえを感じた後、そこから瞬時に感じるキレのよさで、後味がスッキリすることを表しています。 そんな辛口の意味を勘違いしている人が一定数いることも、フルリニューアルの背景のひとつなのですね! ――そもそも、『飲みごたえ』とは? 私たちが考える『飲みごたえ』は、味、香り、炭酸の刺激の総量だと思っています。 『飲みごたえ』を上げようとすると、まずは苦みなどの味を単純に濃くすることが思い浮かびますよね。 しかし、そのやり方では、口の中に風味が残ってキレがなくなってしまいます。 辛口というスーパードライの骨格を変えずに、今回は香りで『飲みごたえ』をアップさせました。 『新スーパードライ』では、ビールらしい香りと、ホップの香りをバランスよく、ほのかに増やしているのがポイント。 飲みごたえがアップした分、キレのよさとのギャップが大きく感じられるので、飲み続けても飽きない味わいとなっているようです。 従来通りのキレのよさで、余計な後味や雑味が残りません。あらゆる料理とマッチして、食事がよりいっそうおいしくなりそうですね! ※写真はイメージ ――パッケージもブラッシュアップしたワケは? スーパードライの発売当時、パッケージには風格が必要でした。 ですが現在は、お客様の価値観も変わってシンプルさが求められる時代。 缶のデザインを「王道感がある」とほめてくださるお客様がいる一方で、「古い」「おじさんっぽいイメージ」といった声も上がっていました。 なので、ビールらしさを表現していた麦の絵など、時代とともに役割を終えたパーツを取り除くことで、シンプルにしていますね。 ビールといえば『苦くて重い味』が主流で、選択肢がなかった時代に『爽快なビール』として誕生したスーパードライ。 原点回帰して消費者に寄り添い、改めて環境や時代の変化をとらえたからこそ、『新スーパードライ』は人々の心をとらえたといえます。 どんな料理とも合う味わいかつ、洗練されたシンプルなパッケージのため、日常の中のあらゆるシーンに『新スーパードライ』はピッタリ。 久しぶりに会えた仲間と語る際はもちろん、筆者としては、自分らしく全力で取り組む時など、気持ちが高まる瞬間にこそ飲みたくなる、爽快な1杯です。 あなたも『新スーパードライ』を飲んで、躍動感のあるうまさを味わってみてはいかがでしょうか。 新スーパードライの詳細をもっと見る ※1 2022年3月アサヒビール出荷実績、350㎖缶換算 [文・構成/grape編集部] Share Post LINE はてな
コンビニやスーパーマーケットなどでよく目にする、メーカーごとの看板商品は、人気の高さから定番化していますよね。
日本の大手ビールメーカー、アサヒビールの看板商品といえば『アサヒスーパードライ(以下、スーパードライ)』。
発売から36年目となる2022年、初のフルリニューアルをしたことで話題です。
「発売して1か月程度で…2億本突破?※1」
『新スーパードライ』のテレビCMで目にした数字に興味を持ちつつも、実はまだフルリニューアルした『新スーパードライ』を飲んだことがなかった筆者。
大いに売れているワケを知るため、ついに飲んでみることにしました。
『新スーパードライ』のうまさの秘密に触れる!
こちらが用意した『新スーパードライ』。
たくさん購入したので、ビールが好きな同僚と一緒に飲んでみると…。
「口に入った瞬間にうまさが跳ね上がる!」
「キレがいいから、何口目でもおいしい!!」
飲むごとに、強烈な『飲みごたえ』と『キレのよさ』が何度も押し寄せてきます。
スーパードライの特長である『辛口』はそのままに、どうしてこんなにも躍動感のある味になったのか…背景のひとつには、時代とともに大きくなった消費者との認識のズレがありました。
『辛口』を勘違い?フルリニューアルしたワケ
『新スーパードライ』の詳細について教えてくれたのは、アサヒビールのビールマーケティング部で、ブランドマネージャーを務める中島健(なかじま・たつる)さん。
1987年に誕生したスーパードライは、たちまち評判となり、ビール業界において不動の人気を築いてきたといいます。
そんなスーパードライをフルリニューアルすることに、不安はなかったのでしょうか。
――フルリニューアルへの反響は?
ずっと変えてこなかったブランドですので、スーパードライを飲んでいた方々が離れるリスクがあり、やはり不安でした。
しかし、フルリニューアルをきっかけとして、多くの方たちが期待と不安交じりで『新スーパードライ』を試しに飲んでくださっています。
感想では「不安が払しょくされた」という声が多く、「間違いなくリニューアル後のほうが好きです」「飲みごたえ抜群でした」と好評です。
『ハードで飲みづらい』という印象からスーパードライを選ばなかった人たちも、「あれ、こんなに飲みやすいの?」「辛口って、こういうことだったのか」と驚いているとのこと。
従来のファン以外にも好評のようですね!
続けて、フルリニューアルに踏み切った背景について尋ねると、環境や時代の変化のほか、消費者側の勘違いも関係していることが分かりました。
――味を変更したワケは?
時代の変化から辛口を『苦い味』のことだと思い込んでいるお客様が、意外と多いと分かってきました。
お客様が商品に抱く印象が、私たちが提供したいものとズレているんですね。
そういった背景も踏まえて、特長であるキレのよさは変えずに、飲んだ瞬間の飲みごたえを向上させるという方針を立てました。
辛口とは、苦味ではなく、飲んだ瞬間にグッと飲みごたえを感じた後、そこから瞬時に感じるキレのよさで、後味がスッキリすることを表しています。
そんな辛口の意味を勘違いしている人が一定数いることも、フルリニューアルの背景のひとつなのですね!
――そもそも、『飲みごたえ』とは?
私たちが考える『飲みごたえ』は、味、香り、炭酸の刺激の総量だと思っています。
『飲みごたえ』を上げようとすると、まずは苦みなどの味を単純に濃くすることが思い浮かびますよね。
しかし、そのやり方では、口の中に風味が残ってキレがなくなってしまいます。
辛口というスーパードライの骨格を変えずに、今回は香りで『飲みごたえ』をアップさせました。
『新スーパードライ』では、ビールらしい香りと、ホップの香りをバランスよく、ほのかに増やしているのがポイント。
飲みごたえがアップした分、キレのよさとのギャップが大きく感じられるので、飲み続けても飽きない味わいとなっているようです。
従来通りのキレのよさで、余計な後味や雑味が残りません。あらゆる料理とマッチして、食事がよりいっそうおいしくなりそうですね!
※写真はイメージ
――パッケージもブラッシュアップしたワケは?
スーパードライの発売当時、パッケージには風格が必要でした。
ですが現在は、お客様の価値観も変わってシンプルさが求められる時代。
缶のデザインを「王道感がある」とほめてくださるお客様がいる一方で、「古い」「おじさんっぽいイメージ」といった声も上がっていました。
なので、ビールらしさを表現していた麦の絵など、時代とともに役割を終えたパーツを取り除くことで、シンプルにしていますね。
ビールといえば『苦くて重い味』が主流で、選択肢がなかった時代に『爽快なビール』として誕生したスーパードライ。
原点回帰して消費者に寄り添い、改めて環境や時代の変化をとらえたからこそ、『新スーパードライ』は人々の心をとらえたといえます。
どんな料理とも合う味わいかつ、洗練されたシンプルなパッケージのため、日常の中のあらゆるシーンに『新スーパードライ』はピッタリ。
久しぶりに会えた仲間と語る際はもちろん、筆者としては、自分らしく全力で取り組む時など、気持ちが高まる瞬間にこそ飲みたくなる、爽快な1杯です。
あなたも『新スーパードライ』を飲んで、躍動感のあるうまさを味わってみてはいかがでしょうか。
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※1 2022年3月アサヒビール出荷実績、350㎖缶換算
[文・構成/grape編集部]