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文部科学大臣「命を落としかねない」 体育の授業や登下校時にはマスクを外すよう、全国の学校へ通知

By - grape編集部  公開:  更新:

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新型コロナウイルス感染症の影響で、集団で行動する場合や、人が密集する場所では、マスクの着用が推奨されています。

一方、2022年6月8日、兵庫県神戸市にある小学校では、生徒12人が熱中症の症状を訴え、6人が病院へ搬送。

当時、30人の生徒が屋外で運動会の練習をしており、そのうちの半数がマスクを着用していました。

また、同月3日には、兵庫県尼崎市の中学校で生徒22人が体育大会の練習中に熱中症の症状を訴え、病院に搬送。

同月2日にも、大阪府大阪市の中学校・高校の体育大会中に生徒29人と保護者1人が熱中症とみられる症状で病院に搬送されています。

FNNプライムプライムオンラインによると、学校側は「マスクを外してもいい」と指導していたものの、日頃の習慣や、抵抗感から外さない生徒が半数ほどいたとのことです。

文部科学大臣「命落としかねない」

同月10日、末松信介文部科学大臣が、体育の授業や登下校中にはマスクを外すよう、全国の教育委員会に通知する考えを明らかにしました。

通知は、きょう発出される予定で●熱中症の危険性を周知、●体育、登下校ではマスクを外す、●生徒・児童間などの距離をあけるなどの工夫をすることが盛り込まれているという。

FNNプライムオンライン ーより引用

また、末松大臣は「即、命を落としかねないので、体育では外してほしい。登下校でも外してほしい。熱中症の事故はどこでも起きる。熱中症の危険性を理解した上でメリハリのあるはマスク着用を」と強調。

さらに、「マスク着用不要でも、子供がマスクを着けているのは知っている。他人の目を気にしていることもある。引き続き丁寧に説明していく必要がある」とも述べています。

このニュースに、ネットからはさまざまな声が上がりました。

・親として、学校からの「不要の際は外していい」という周知が足りないと感じていました。親がいっても、学校で周囲の子が着用していると外しにくいだろうし。この通知はありがたい。

・生徒だけじゃなく、先生も、熱中症のリスクがある時は外してほしい。それがお手本にもなるしね。

・我が子は「マスクを外すと目立つからイヤ」と…。こういう意識も、改善されていくといいな。不要の時は外していいと思える環境作りは大事。

・命に関わるからね。部活動においても「外していい」と指導してほしい。クラスターが心配だけど…難しいところだ。

もちろん、マスクを外せば熱中症にならないというわけではありません。

こまめな水分や塩分補給、帽子の着用などを徹底し、その日の気温などによっては屋外での体育を中止するなど、柔軟な動きをしてほしいですね。


[文・構成/grape編集部]

出典
FNNプライムオンラインFNNプライムオンラインFNNプライムオンラインFNNプライムオンライン

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