医療従事者が抱く『国のイメージ』 看護師が描いた漫画に「闇が深い」「本当にそれ」の声
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2020年、世界中で猛威を振るった新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)。
寒くなるにつれて国内の感染者数は再び増えており、厚生労働省によると12月16日現在の重症者数は、600人を超える深刻な状況です。
コロナウイルスの影響が長期化する中で、医療現場のひっ迫が問題になっており、最前線で働き続ける医療従事者の疲弊が心配されています。
『医療従事者が抱く国に対するイメージ』
看護師のぱれちに(@paretinyneko)さんは、Twitterに医療従事者の心境を描いた漫画を投稿。その内容が大きな反響を呼びました。
この1年、感染のリスクと闘いながら、重労働を続けてきた医療従事者。
「困っている患者を助けたい」という一心で、増大する業務にも耐え続けてきたことでしょう。
その一方で、日本医療労働組合連合会がまとめた、政府への『緊急要請書』によると、感染症患者を受け入れている病院で、一般の入院患者や外来患者数が大幅減少した結果、収入が減り経営悪化に陥っている現状があるとのこと。
そのため、医療従事者たちへのボーナスが減額されるなど、深刻な待遇悪化につながっているようです。
国は医療従事者たちにさまざまな形で『感謝』の気持ちを示しているかもしれません。しかし、本当に現場の人たちが必要としている『賃金の確保』や『待遇改善』、『精神的なケア』などは行き届いていないのが現実でしょう。
投稿には、多くのコメントが寄せられています。
・「20万やったんだから」と無表情でささやいてくる。怖すぎでしょ。
・本当にその通り。「コロナ重症者の受け入れを増やす」とかいい出したけど、もう限界だ。
・闇が深い。経済も大事だけど、医療崩壊したら経済どころじゃない。医療現場を守ってほしい。
・ブルーインパルスは素敵だけど、現実的な支援もやった上で飛ばしてたら、もっと感動的だった。
患者のため、懸命に働き続けている医療従事者の善意や努力が報われるよう、必要な手立てを考えていかなければならないですね。
現場の声が『国』に届くことを願ってやみません。
[文・構成/grape編集部]