夏の車内で、放置される生肉 4時間半後の結果に「ゾッとした」「拡散されてほしい」
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2023年8月現在、最高気温が35度を超えるなど、日本各地でうだるような暑さが続いています。
日差しを直接浴びる屋外だけでなく、密閉された車の中にも、危険が潜んでいるもの。夏には毎年、車内に置き去りにされた子供やペットが、熱中症などで亡くなってしまう事故が起きています。
YouTubeチャンネル『ホルモンしま田』は、焼肉店ならではの方法で、猛暑による車内の危険性を訴えました。
猛暑日に、車内で肉を放置し続けた結果…
動画は、同年7月31日に「最高気温が38度になる」といわれていた、群馬県前橋市で撮影されました。
動画の内容は、車内に食用肉を放置することで、低温調理を行っていくというもの。
肉は牛もも・豚バラ・鶏ももの3種類を使用。検証前の中心温度は、それぞれ12.9度・8.2度・10.8度でした。
下味をつけた後、1つずつ真空パックに入れて、車内のフロントガラスの下に置きます。
密閉された車内で、午前10時から、夏の日差しにさらされ続けた肉は一体どうなるのでしょうか…。
開始から4時間が経つと、もともと40度だった車内の温度は57度に。30.3度だった肉の表面温度は、なんと73.7度に上がっていたのです!
そこから30分後の、午後2時半に検証終了。肉の中心温度を測ると、牛もも68.7度・豚バラ68.0度・鶏もも66.6度となり、全体的に検証前よりも50度ほど高くなっていました。
断面を見ても、生焼けではなく、十分に火が通っているのが分かりますね。
この結果に、投稿者さんも「これが人の身に起きると考えたらゾッとします」と語りました。
焼けた3種類の肉を食べたところ、どれも問題なく食べられたといいます。特に、カオマンガイにして食べた鶏ももを「車の中で調理したとは思えない」と高く評価しました。
今回の検証は、厚生労働省の定める肉の加熱条件を満たし、安全な調理として成立していたため、すべての肉を検証後に再加熱することなく食べられたそうです。
適切な管理の上、猛暑日の車内の温度を調べたものであり、肉の調理を推奨する動画ではないので、決して真似しないでください。
【ネットの声】
・肉を安全に焼けるほどの高温になるとは…日本の夏、怖すぎる…。
・注意喚起のためにも、SNSで拡散されてほしい。
・まさかこんなに火が通って、普通に食べられるなんて驚いた。
・間違っても、人やペットなど、生き物がいていい温度ではないということがよく分かる。
車の中に置いておくだけで、肉が焼けてしまうほどの異常な猛暑。
子供やペットを車内に放置することが、どれだけ危険な行為なのかを再認識できるでしょう。
厳しい夏の暑さから、家族の命を守るためにも、車内の置き去りには十分注意したいですね。
[文・構成/grape編集部]