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人の不幸は蜜の味!? 絶望のどん底で絞り出されたコトバが心に響くワケとは?

By - grape編集部  公開:  更新:

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新聞や雑誌、TVなどを観ていると「世の中は希望で溢れているな~」と思うこと、ありませんか?

  • 夢を持つことが大切
  • 幸せを掴むための何箇条
  • きっと未来は明るいはず

そんな耳当たりの良いコトバは、それこそ、そこかしこに現れます。

絶望がつぶやかせる名言

しかし、現実は、そんなに甘くありませんよね。良いコトが起こるように、世の中では悪いコトも起こります。

そんな悪いコトが自分の身に降りかかった時、人は意外にも深いコトバを吐露することがあります。

Jealous woman stalking couple of Lovers

男と女、会って三回め以内に何も起こらなければ、ずうっと友だち。

よく言われているコトバですが、改めて文字にすると妙に心に響きます。作家の林真理子先生のコトバだと言ったら、説得力が2割増な気もしますね。

絶望感に苛まれた人が語る、恋愛に関する名言はほかにもあります。

もうエロいことすら面倒くさい。

かなり絶望的な状況です。しかし、昨今の草食系男子問題やセックスレス問題の核心を突いたコトバかもしれません。

ピアニストの福島剛さんのひと言ですが、「それでもピアノに対する情熱は衰えない」という強い意志すら感じてしまいます。

ドキッとさせるコトバ

仕事は時に生きがいにもなりますが、人を絶望させることがあるのも仕事です。

「外部評価が非常に低く、自己評価が異常に高い人間」のことを私たちの社会では一般に「バカ」と呼ぶ。

思想家の内田樹さんがブログの中で語ったコトバです。かなりドキッとさせられますね。

20071_02

働けば社畜、働かなければ家畜

核心を突き過ぎていて、ちょっと笑えてしまいます。「自分のコト」だと思った人も多いのではないでしょうか。

会社員がTwitterで吐露した名言ですが、「家畜よりは社畜の方がよい」とポジティブに受け取ったのは僕だけではないでしょう。

偉人のコトバは深過ぎる

どれほど愛しているかを語ることができるのは、まったく愛していないから。

イタリアの詩人ペトラルカは14世紀に、こう語ったといいます。

しかし、現代のイタリア人男性は全員「どれほど愛しているか」を語っていそうなイメージ。何の因果か、ペトラルカのコトバは後世にうまく伝わらなかったようです。

Dismissed woman crying, last time sitting at your desk

有用なものが多く作られすぎると、結果として無用な人間があふれかえる。

19世紀に活躍した思想家マルクスのコトバです。IT化が進んだ現代を知るはずもないマルクスのコトバに、ゾッとします。

こういった仕事にまつわる名言というものは、時代を問わず、語られてきた普遍的なものなのかもしれません。

絶望の淵に咲く希望

実は、ここで紹介してきた名言は、4月1日に発売された『絶望手帖』からの抜粋でした。「ニーチェからニートまで…」という帯の文言がなかなか秀逸な書籍です。

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  • ネガティブな状況にある人たちの本音
  • 絶望した人がつい口にしてしまった嘆き
  • どうにもならない現状に悶絶する叫び

そんなリアルで、だからこそ人の心を揺り動かすような名言が数多く掲載されています。そして、そんな弱っている人たちのコトバは、時に人を勇気付け、前向きな気持ちにしてくれることがあります。

建前で塗り固められた、耳当たりの良いコトバには決してない、『本心』が人に希望を抱かせるのかもしれません。

絶望の中に希望を見出す

では、最後に絶望を逆手にとって、希望へと変換したステキなコトバを紹介します。

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ネガティブな感情は、その人の可能性だ。ただ、本人が気づいていないだけなのだ。

これはライターの小野美由紀さんのコトバですが、イタリアのACミランで活躍するサッカー日本代表の本田圭佑選手も同じような主旨の発言をしています。

「後ろ向きな感情も自分の可能性だ」と言ってもらえると、ずいぶん気持ちが楽になりますね。

とは言え、あまりネガティブなオーラばかりを発していると、周囲から「ネクラなヤツ」というレッテルを貼られてしまうかも。程々にしておきましょう。

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