飼育員への質問コーナー 貼り紙に「この子供もすごい」「知らなかった」
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子供は好奇心おうせいで、どんなものにも興味を示します。
たくさんの疑問をぶつける時期は『なぜなに期』と呼ばれており、対応する大人側が、たじたじになってしまうことも。
そんな時、『なぜなに』を真剣に受け止め、正確に答えてくれる大人がいると、子供は知識欲を満たすことに喜びを感じるものです。
子供「どうしてカメは頭の大きさが違うの?」
園内に掲示している『質問用紙』をXアカウント(@umigame_kouen)で公開したのは、三重県南牟婁郡にある道の駅『紀宝町ウミガメ公園』。
ウミガメを保護する同施設は、利用者のさまざまな質問に対し、貼り紙を通してプロの目線で回答しています。
ある日、同施設が掲示板とXで公開したのは、子供と思しき利用者から寄せられた、カメに関する質問でした。
なぜアカウミガメが頭が大きくて、アオウミガメは小さいのですか?
どちらのカメも『赤』と『青』といった色の名前が付いています。名前が似ているからこそ、この質問をした子供は、外見の差が気になったのでしょう。
カメという生き物への強い関心が伝わってくる、子供の質問。そんな『なぜなに』に、同施設のスタッフは、このように回答しています。
和名こそ似ているものの、アカウミガメとアオウミガメは主食が異なります。
どの生き物も、固いものをしっかりと嚙んで食べるには、強靭なアゴが必要です。
だからこそ、固いものを口にすることの多いアカウミガメは、やわらかい植物を食べるアオウミガメと比べると、顔が大きいのだそうです。
アカウミガメ
アオウミガメ
大人でも知らない人が多いであろう、アカウミガメとアオウミガメの違い。
Xでは「そうだったのか、大人だけど知らなかった!」や「そんなこと、考えたこともなかった…」といったコメントが寄せられています。
また、質問者に対する「この着眼点を持つ子供も素晴らしい!」という声も多く上がっていました。
しっかりと観察し、疑問を抱き、人に質問する子供と、その気持ちに向き合う大人。やり取りを通して、多くの人がカメの知識に加えて、さまざまなことを学んだようです。
[文・構成/grape編集部]