暑い日の換気、エアコンは消す?消さない? 節約になるのはどっち?【ダイキンに聞く】
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冬だけでなく、夏などの暑い季節も、換気をして部屋の空気を入れ替えることが重要です。
その際、エアコンは止めたほうがいいのでしょうか。それとも、そのままつけっぱなしで換気したほうがいいのでしょうか。
本記事では、換気時のエアコンの使い方について紹介します。
換気する際にエアコンは止めるべきなのか
ダイキン工業株式会社(以下、ダイキン)によると、「換気時のエアコンはつけたままがおすすめ」とのこと。
暑い季節に窓を開けて換気をする際、エアコンはつけっぱなしにするのがおすすめです。
エアコンは電源を入れた直後に電力を多く消費するため、窓開け換気をするたびに、こまめに電源のオン・オフを繰り返すと、そのぶん消費電力が上昇してしまいます。
※写真はイメージ
ダイキンが『真夏の日中(7~19時)に30分に1回、5分間の窓開け換気をする』という実験をおこなったところ、以下のような結果になったといいます。詳しい実験実施条件は、ダイキンのウェブサイトでご確認ください。
結果はあくまで上記の条件に基づくものであり、使用環境などによって変化しますが、換気時にエアコンの電源を小まめにオン・オフした時の消費電力量は7.51kWhでした。
一方、エアコンをつけっぱなしにした時の消費電力量は5.82kWh。窓開け換気時にエアコンをつけっぱなしにしたほうが、消費電力量は少なくなりました。
電気代に換算すると「1日で約45.7円(1か月換算で約1,371円)」(※)もの差が生じるなど、つけっぱなしのほうが電気代の節約につながることが分かりました。
※調査当時(2020年)の電気料金単価で計算した数字。
また、気になる『室内環境の変化』についても、「室内の温度の推移を見ると、つけっぱなしのほうが変動が小さく、窓開け換気をしても快適な温度に室内が保たれていた」とのこと。
快適な温度を維持しながら空気を入れ替したい場合は、エアコンはつけっぱなしがよいようです。
エアコンをつけっぱなしで換気をすることで、部屋の温度変化を抑えるだけでなく、電気料金も節約できるとのことでした。
「今までエアコンを消して換気していた!」という人は、今後エアコンはつけっぱなしで換気してみるといいでしょう。
[文・取材/大西トタン@dcp・構成/grape編集部]