『もしもの火災』に備えて! 防災士が勧める対策グッズとは?
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grape [グレイプ] lifestyle
2025年9月現在、全国各地でモバイルバッテリーやハンディファンといった小型家電による火災が相次いでいます。
私たちの生活は、小型家電の普及で便利になった一方で、火災のリスクが高い環境になっているといえるでしょう。
では『もしもの火災』に備えて、日常でどのような対策が必要なのでしょうか。
grapeは、同年8月26日に東京都内で開かれた、株式会社マカンによる『「fire limit 120」プロジェクトローンチ発表会』の模様を取材。
お笑いコンビ『メイプル超合金』のカズレーザーさんらが登壇した同発表会では、出火から一気に炎が拡大するといわれる『120秒の間』にとるべき対応などが紹介されました。
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撮影:grape編集部
出火後の120秒間にすべき初期消火の重要性とは?
出火から120秒で消火する『初期消火』の重要性について、東京消防庁で38年間勤務したキャリアを持つ防災士の幾田雅明さんは、次のように語ります。
統計上、出火後に120秒が経過すると、火が天井に到達してしまうといわれます。
出火当初は、誰にでも消せる小さな火の状態。
天井に火が到達するまでの時間が、火災を食い止められる最後のチャンスなんです。
家庭で初期消火ができる設備として知られるのが、消火器。
ですが、消火器は重く、使い方を知らない人が多いため、家庭での設置が進んでいないのが現状といいます。
そこで、同社や幾田さんが対策グッズの1つとして勧めるのが、小型消火スプレー『FIRE OUT』です!
『FIRE OUT』の一番の特徴は、手軽さ。ペットボトル程度の軽さのため、女性や子供でも片手で持ち運べるでしょう。
噴射方法も極めて簡単。一般的な殺虫スプレーと同様に、ノズルを押すだけです。
実際に筆者も会場で、小さな火に向かって噴射を試しましたが、「これほど簡単に消火できるのか…」と驚きました。
また、消防庁が定める5項目の消火性能試験にも合格しており、天ぷら油やコンセントからの出火など、さまざまな場面の火災に対応可能です。
設置する際のスペースも取らないため、家庭だけでなく、オフィスなどにも常備しておけば安心でしょう。
防災士が勧める!出火時に備えておきたいグッズって?
『FIRE OUT』のほかにも、幾田さんは出火時に備える『攻めの防災チェックリスト』として、次のようなグッズの常備を勧めます。
・大判ハンカチやタオル(避難する際、口から煙を吸わないようにするため)
・透明なビニール袋(頭にかぶることで煙を防ぎ、視界がいい状態で避難できる)
・非常用呼子笛(火災現場で助けを呼ぶ際に役立つ)
・ヘッドライト(煙が充満し、視界が悪い際でも避難しやすい)
幾田さんは「火災は地震などと違って、体験している人が少ないため、どこか『他人事』としてとらえられがち。ですが、漏電やモバイルバッテリーなどが原因となり、人の意に反して起こる火災は増え続けています」といい、火災への備えの重要性を訴えます。
いつ、どこで火災が起きてもおかしくない中、幾田さんが勧める火災への備えを、自宅などで始めてみてはいかがでしょうか。
自分だけでなく、大切な家族の命を守ることにもつながるはずです!
[文・構成・取材/grape編集部]