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最低限そろえたい防災グッズは? おすすめの防災バッグも紹介!

By - grape編集部  公開:  更新:

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※写真はイメージ

自然災害の規模は計り知れないため、被害を最小限にとどめるためにも日頃から防災意識を持って備えておくことが大切です。

家庭での防災対策として、防災グッズを準備しましょう。

しかし、防災グッズとしてさまざまな商品が販売されているため、選ぶ基準が分からない人も多いのではないでしょうか。

当記事では、最低限そろえるべき防災グッズの選び方や、家族構成によって必要となるグッズのほか、おすすめの防災バッグを紹介します。

自分や家族の命を守るためにも、本当に必要な防災グッズをそろえておきましょう。

最低限そろえるべき防災グッズ

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日本は地震や台風、大雪、火山噴火といった自然災害が非常に起こりやすい国です。

諸外国と比較して面積が小さいものの、全世界の活火山のうち約7%が日本にあり、マグニチュード6.0を超える大規模な地震も複数回発生しています。

自然災害の発生は予測できない上、避難所に救援物資が届くまでには数日間かかることも少なくありません。

緊急時に余裕をもって行動できるように、最低限の防災グッズを用意しておくことが大切です。

水と食料

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人間の身体の約50~75%は水分から構成されており、約10%の水分を失うと意識不明になるといわれています。

水と食料は最低3日分、可能であれば10日分ほど用意しておくと安心です。下記は、水と食料を備蓄する際のポイントです。

・1人あたり1日3リットル×3日分以上

・飲料水とは別に、風呂の湯を溜めるなどして、トイレや洗面に必要な生活用水を確保する

食料

・主食とおかずを3日分以上

・常温で保存でき、開封と調理が簡単なものを選ぶ(アルファ米、レトルト食品、チョコレート、ビスケットなど)

家族の人数に応じた水や食料をどれくらい確保すべきかは、東京海上日動が公開している『非常食簡易計算ツール』を使うのもよいでしょう。

情報源となるツール

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災害時は、テレビやインターネットが使えないことを想定し、防災ラジオを用意しましょう。

防災ラジオは、安否情報や避難所の状況などのローカルな情報を入手しやすいといった強みもあり、緊急時の情報収集ツールとして優秀です。

手回し充電やソーラー充電機能があり、持ち運びやすい400g以下の重さの防災ラジオを選びましょう。

通信回線の復旧後はスマホも使用できるため、災害情報が入手できる防災アプリをダウンロードしておくと便利。

スマホ用のモバイルバッテリーや充電器も用意しましょう。

ライト

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災害時は停電が発生するケースが多いため、非常用ライトがあると安心です。

ライトの主な種類は、ヘッドライト、懐中電灯、ランタンの3つ。それぞれ次のような特徴があります。

ヘッドライト両手を自由に使える
懐中電灯操作性が高い
ランタン全方向を照らし出せる

避難時にはヘッドライトが役立つものの、家族の誘導や避難所への生活など用途に応じてふさわしいライトを選んでくださいね!

下記は、ライトを選ぶ際のポイントです。

災害用ライトを選ぶポイント

・LEDライトを選ぶ

・10時間以上点灯できるものを選ぶ

・用途に応じた明るさ、照射角度、照射距離を選ぶ

・明るさ重視なら電池式、電池不要で動くものなら手回し式やソーラー充電式を選ぶ

LEDライトの明るさは、ルーメン(lm)という単位で示されます。

手元を照らす際は約100ルーメン、数十メートル先を照らす際は約200ルーメンを目安にするとよいでしょう。

ランタンなど周囲を照らすライトは、400ルーメン以上はないと、明るいと感じられない可能性があります。

日頃から、手持ちのライトがどれくらい明るいのかを、暗い場所や夜に確認しておくと安心です。

衛生用品

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災害時や避難所生活では、水不足や物資不足などが原因で衛生管理が難しくなります。

食中毒や体調不良を予防するために、衛生用品を準備しましょう。

下記は、災害に備えて備蓄しておきたい衛生用品の例です。

衛生用品の例

・消毒用アルコール

・ビニール袋、ゴミ袋

・食品用ラップ、アルミホイル

・ティッシュペーパー、トイレットペーパー

・ウェットティッシュ

・綿棒

・歯ブラシ、液体歯磨き

・紙コップ、紙皿

・マスク

・簡易トイレ

食品は素手で触らず、手袋やラップを利用して盛り付けましょう。

日用品は、日頃から多めにストックしておくと災害時の備えとなります。

救急用品

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避難所では重症度が高い人の治療が優先されるため、軽度の負傷者への対応が遅くなることも。

救援物資の不足も想定し、次のような医療品を用意しておくと安心です。

救急用品・医療品の例

・包帯

・ガーゼ

・消毒液

・絆創膏

・ピンセット

・止血パッド

・応急ギプス

・常備薬

・持病の薬(最低1週間分)

救急用品は防水ポーチなどに入れて、清潔に保管できるように工夫しましょう。

避難時に必要となる書類

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災害後は、預金の引き出しや保険請求など、生活再建にまつわる手続きが必要となります。

重要書類のコピーや、記録を保存したUSBを用意しておきましょう。

下記は、避難時に必要となる書類の例です。

重要書類の例

・身分証明書(運転免許証、社会保険証、パスポート、マイナンバーカードなど)

・各種保険証書

・住宅関連の権利書、賃貸契約書など

・車関連の名義証明書、登録証明書など

・銀行、株式、投資信託の口座情報

特に、写真付きの身分証明書は預金の引き出しなどに必要となるため、避難時には忘れないようにしましょう。

人によっては追加で用意すべき防災グッズ【子供・女性・高齢者】

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家族構成によっては、追加で必要となる防災グッズもあります。

下記を参考に、自分の家庭に応じた防災グッズを用意してくださいね!

乳幼児がいる場合

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・哺乳瓶、粉ミルク

・レトルトの離乳食

・おむつ、おしりふき(身体にも使用できるもの)

・子供が好きなおもちゃ、絵本

・子供の靴

・緊急連絡先を記載したメモや名札

・防災頭巾、防災ヘルメット

・母子健康手帳

おしりふきは、ウェットシートとしても利用できます。

子供が好きなおもちゃや絵本があると、避難所でも安心して過ごせるでしょう。

また、避難所ではアレルギー対応食品が入手しにくいため、アレルギーに対応したミルクや離乳食の用意も必要です。

女性がいる場合

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・生理用品、タンポン、月経カップ

・パンティーライナー

・ヘアゴム

・化粧品、鏡

・防犯ブザー

生理用品やヘアゴムは、止血の応急処置としても利用できます。

女性は災害時に暴行に遭うリスクが男性とくらべて高いため、防犯ブザーも忘れずに。

高齢者がいる場合

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・老眼鏡

・入れ歯、入れ歯洗浄シート

・補聴器

・お薬手帳、かかりつけ医の情報など

・大人用おむつ

・折りたたみの杖

・食べやすい保存食や介護食

被災後は体力が低下する可能性もあるため、普段は杖を使用しない人でも、折りたたみの杖を用意しておくと安心です。

防災グッズを一括でそろえるなら『防災バッグ』がおすすめ

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防災バッグは、必要最低限の防災グッズが網羅されており、持ち出しやすい形となっていることが特徴です。

家族の人数分の防災グッズを、短期間でそろえることもできます。

防災バッグは玄関やリビングなど、取り出しやすい場所に置きましょう。

防災バッグの中身は定期的に見直し、必要に応じて補充や入れ替えを行うことも大切です。

防災バッグを購入する際は、長く安心して使用するためにも、公式サイトを構えるような信頼できる製品を選ぶとよいでしょう。

また、口コミやレビューなども確認し、本当に役立つ製品を選んでくださいね。

下記に、おすすめの防災バッグを紹介します。

アイリスオーヤマ 防災グッズ33点セット

こちらは、アイリスオーヤマが販売している、防災士が監修した33点セットの防災バッグ。

カラーはブラックとグレーの2色展開で、リビングでも目立たず収納できるシンプルなデザインが人気です。

使い捨て下着やルーペなども入っており、コンパクトながら充実したセット内容となっています。

山善 防災バッグ 30点 セット

次に紹介するのは、山善が販売している避難時に必要最低限の30点がセットになった防災バッグです。

女性や高齢者でも背負いやすいコンパクトなサイズ感が魅力。

前面にポケットがあるため、避難直前に貴重品を入れることができます。

無印良品 いつものもしも持ち出しセット

無印良品 いつものもしも持ち出しセット MJ-IM12H2 44909461

無印良品 いつものもしも持ち出しセット MJ-IM12H2 44909461

3,990円(04/25 03:25時点)
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最後が、無印良品のヘッドライトやマスク、ボディーシートなどが持ち手付きの袋に入った11点セットです。

簡易ながらも緊急時に役立つツールがセットになっており、職場での防災対策としてもおすすめ。

まとめ

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日本は災害が起こりやすいため、万が一の事態に備えて、最低限の防災グッズをそろえておきましょう。

3日分以上の水と食料、情報収集用のラジオ、停電に備えた非常用ライトなどが必要です。

避難後は、衛生用品や救急用品が役立ちます。

身分証明書など重要書類もコピーしておきましょう。

乳幼児、女性、高齢者がいる家庭では追加で必要となるアイテムもあるため、家族構成に応じた防災グッズを準備することが大切です。

防災バッグは、人数分の防災グッズを一括でそろえることができます。

防災バッグを購入する際は、信頼できるメーカーの製品を選ぶとよいでしょう。


[文・構成/grape編集部]

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