「クリームチーズがない」を解決!驚きの代用アイディアとは?
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クリームチーズを使いたい時、買い忘れて冷蔵庫になくて困った経験をしたことがある人もいるかもしれません。
また、もっとクリームチーズを使った料理や菓子のレパートリーを広げたいと思っても、値段が気になるといった声も聞きます。そんな時、身近な食材でクリームチーズの代用ができれば、レシピの幅が広がることでしょう。
この記事では、クリームチーズの代用品にはどのようなものがあるのか、用途別の使い分け方などについて解説します。摂取カロリーをおさえたい人や、乳製品の摂取を避けたい人にもおすすめの代用品も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
クリームチーズの主な代用品と特徴
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クリームチーズの特徴は、なめらかな質感と程よい酸味、そしてコクのある味わいです。
これらに近い特徴を持つ食材を使い、特徴に近づける工夫をすれば、クリームチーズの代用として使えるでしょう。
ここでは、クリームチーズの代用品に使われることがある、身近な食材をご紹介します。
水切りヨーグルト
水切りヨーグルトは、プレーンヨーグルトから水分を取り除いたものです。クリームチーズ代用品の定番として、作り方も簡単で失敗が少ないのが魅力といえるでしょう。
水切りヨーグルトを作るには、まずプレーンヨーグルトとキッチンペーパーを敷いたざる、ボウルを用意してください。
ざるがボウルの底から浮くようにセットしてプレーンヨーグルトを入れ、半日からひと晩冷蔵庫に入れて水切りすると、水切りヨーグルトができあがります。重しや電子レンジを使って、水切り時間を短縮することも可能です。
チーズケーキ風の菓子ならひと晩程度、ディップにする場合は少し柔らかめに仕上げるために、水切り時間を数時間〜6時間程度に短縮するとよいでしょう。
水切りヨーグルトは水を切ったらすぐに使い、すぐに使わない時は密閉容器で冷蔵保存してください。水切りヨーグルトは2〜3日以内を目安に使い切りましょう。
水切りヨーグルトは低脂質、高タンパク、さらに低カロリーで、ダイエット中の人にもおすすめといわれています。
水切りヨーグルトはクリームチーズとまったく同じ風味ではなく、水切りに時間がかかる点がデメリットといえるでしょう。
なお、クリームチーズを水切りヨーグルトで代用する際、塩麹を混ぜる方法もあります。気になる人は以下の記事をご覧ください。
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豆腐
豆腐はヘルシーで和食にも合わせやすいのが特徴です。ただし、クリームチーズとは異なる風味となります。
使用する豆腐は絹ごしがおすすめです。しっかり水切りし、ブレンダーやフードプロセッサーなどで滑らかにするのがポイント。木綿豆腐は粒感が残りやすく滑らかさに欠ける可能性があります。
豆腐を使った代用品は低カロリー、低脂質、高タンパクであり、乳製品アレルギーの人も安心でしょう。また、一般的にクリームチーズよりも安価になる点もメリットです。
豆腐のにおいに馴染めない人や、クリームチーズのようなコクのない点が気になる人もいるかもしれません。
カッテージチーズ
カッテージチーズは、脱脂乳を原料にしたフレッシュチーズの一種です。
軽やかな味わいと食感が特徴で、乳製品でありながらクリームチーズよりもカロリーが低めであり、ダイエット中の食事にも適しているといわれています。
カッテージチーズはクリームチーズに比べて脂肪が少なく水分が多いため、代用として使うとさっぱりとした仕上がりになるでしょう。
リコッタチーズ
リコッタチーズはイタリア発祥のチーズで、牛乳や羊乳の乳清から作られます。
乳清は『ホエイ』とも呼ばれ、乳から脂肪やたんぱく質などを取り除いた液体のこと。ちなみに、水切りヨーグルトの水分も乳清です。
リコッタチーズの特徴は、脂肪分が少なくフワッとした軽い食感とほのかな甘み。リコッタチーズとカッテージチーズは見た目が似ていますが、製法、味、用途に違いがあります。
リコッタチーズは乳清を再加熱して作られ、なめらかでクリーミーな食感ですが、カッテージチーズは粒感が残り、あっさりとした味わいです。
リコッタチーズにはクリームチーズほどの濃厚さはなく、価格が高めな点がデメリットといえます。
サワークリーム
サワークリームはクリームに乳酸菌を加えて発酵させたもので、濃厚なだけでなく酸味がさわやかです。
クリームチーズよりも酸味が強く食感も異なりますが、サワークリームを加えることで、料理や菓子にコクや酸味を加えられるでしょう。
ディップやチーズケーキ風の菓子などを作る際、適宜サワークリームを加えることで、より深みのある味わいを楽しめます。
スライスチーズと牛乳で作る代用品
牛乳とスライスチーズを電子レンジで溶かしたものも、クリームチーズの代用として使えるでしょう。
この代用品は菓子作りなどにも使用できるといえますが、パスタやディップなどに使うのもおすすめです。
生クリームと牛乳で作る代用品
牛乳と生クリームに酢またはレモン汁、塩を少量加えて水分を切ることで、クリームチーズのような酸味とコクを擬似的に再現できるでしょう。
この方法では始めに牛乳を温める必要がありますが、その際は沸騰しないよう、60℃程度で温めることが滑らかに仕上げるためのコツです。牛乳は成分無調整のものを使用しましょう。
植物性の原料で作る代用品
豆乳、水切りした豆乳ヨーグルト、酒粕などの植物性の材料を使って、クリームチーズの代用とすることも可能です。
これらは豆腐の場合と同様、動物性の食品を避けたい人でも安心して食べられるでしょう。
目的や用途に合わせたクリームチーズの代用
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クリームチーズをほかの食品で代用する場合、用途によって最適な食材が異なります。それぞれの用途に合った代用品選びが、料理や菓子作りの成功につながるでしょう。
チーズケーキ風
チーズケーキ風の菓子を作る場合は、水切りヨーグルトを使うことをおすすめします。酸味と質感がクリームチーズに近く、失敗が少ないことがその理由です。レア、ベイクドどちらでも問題なく使用できるでしょう。
水分が多いと固まらない原因になるため、しっかり水切りすることが大切です。サワークリームを加えると風味がアップするでしょう。
ディップソース
パンや野菜スティックに添えるディップソースには、裏ごしタイプのカッテージチーズやリコッタチーズがおすすめです。
そのほか、豆腐とアボカドを交ぜたものや、水切りヨーグルトに刻んだハーブやオリーブオイルなどを交ぜたものは、ヘルシーでディップに適しているといえます。
クリームチーズの代用で失敗しないために必要な3つの調整
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クリームチーズの代用を失敗しないためには『酸味、塩味とコク』『水分量』『滑らかさ』の調整が必要となるでしょう。
酸味、塩味とコクの調整
クリームチーズは独特の酸味とコクが特徴です。これらを代用食材で再現するには、レモン汁やプレーンヨーグルト、生クリームなどを加えるとよいでしょう。
レモン汁やプレーンヨーグルトは、特に豆腐やカッテージチーズなどの淡白な食材に効果的です。
また、生クリームは水切りヨーグルトを使う際に入れるとコクが出るでしょう。
加えて、クリームチーズには適度な塩味もあります。代用品にほんの少し塩を加えることで、全体の味が引き締まり、味に深みが出やすくなるでしょう。
水分量の調整
代用食材によっては、クリームチーズよりも水分の多い仕上がりになることがあります。適切な水分量に調整することで、料理や菓子の仕上がりがよくなるでしょう。
特に、ヨーグルトや豆腐などを使う場合は、しっかり水切りすることをおすすめします。
なめらかさの調整
クリームチーズの特徴の1つが滑らかな口当たりです。代用食材をクリームチーズのように滑らかにするには、ブレンダーやフードプロセッサーを活用しましょう。
特に豆腐やカッテージチーズを使う時は、これらを利用することで粒感が減り、よりクリーミーな仕上がりになることが期待できます。
クリームチーズはさまざまな食品で代用可能!
クリームチーズは、本来の味や風味が異なるものの、さまざまな食品で代用が可能な食材といえるでしょう。
代用することで、クリームチーズを購入するのに比べて価格面でメリットがあったり、よりヘルシーになったりする可能性があります。また、新しい味わいの発見があるかもしれません。
代用する際に大切なのは、目的や用途に合わせて最適な食材を選ぶことです。
チーズケーキ風にするには水切りヨーグルト、乳製品を避けたいなら豆腐や豆乳を使うなど、使い分けが重要なポイントとなります。
失敗を避けるためには、どの代用品を選ぶ場合でも水分量や味、滑らかさを大切にしましょう。
本記事でご紹介した例を参考に、料理や菓子作りの幅を広げてみてください。
[文・構成/grape編集部]