食べかけの缶詰、ラップする?容器に移す? 缶詰の協会に聞いた『おすすめ』は…
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撮影:grape編集部

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あなたは、開封後の缶詰が食べきれなかった場合、どのようにして保存していますか。
「そのままラップをかけて冷蔵庫に入れている」という人がいるかもしれませんが、実は「開缶後はほかの容器に移して保存したほうがいい」と言われています。
なぜ別の容器に移し替える必要があるのでしょうか。
余った缶詰の正しい保存方法
公益社団法人日本缶詰びん詰レトルト食品協会(以下、日本缶詰びん詰レトルト食品協会)は、『開缶後はほかの容器に移して保存したほうがいい理由』を以下のように解説しています。
蓋を開けてしまうと、外から微生物などが入るために、中身の種類によって腐りやすくなります。
また、果実が入っているような内面を塗装していないブリキ缶に詰めたものは、開けてから缶のまま置くと、空気に触れてスズが溶けやすくなります。
そのため、必ずガラスや陶器、またはプラスチックなどの容器に入れ替えて冷蔵庫に入れてください。
※写真はイメージ
一方、そのまま入れておいてもよい缶もあるようです。
魚類や野菜の缶詰も同様にできるだけ別の容器に移したほうがよいですが、内面を塗装した缶の場合は、そのまま冷蔵庫へ入れておいてもさしつかえありません。
しかし、冷蔵庫に入れても保存は2~3日程度であり、もう少し長く保存しようとする時は、軽く火を通しておく必要があります。
缶の内面が塗装されていれば缶のまま保存可能ですが、それでも腐敗を避けるために長く保存はできないようです。
ほかにも、日本缶詰びん詰レトルト食品協会では、以下のようなアドバイスもしています。
開缶後はできるだけ早目に食べることが望ましいです。最近は、ニーズに応じて容量の少ない小型缶が多く出回っていますので、なるべく全部使いきれる缶を選びましょう。
※写真はイメージ
腐敗や缶の成分が溶け出すのを防ぐためにも、ガラスや陶器、プラスチックなどの容器に移してから保存することが重要です。
「缶のまま冷蔵庫に入れている」という人は、安全のためにも別容器に移しましょう。
※本記事は出典元企業の許諾を得た上で掲載しております。
[文・取材/大西トタン@dcp・構成/grape編集部]