【許せない!】虐待された赤ちゃんチンパンジー ようやく見せる安堵の表情に胸が締め付けられる… By - grape編集部 公開:2016-09-05 更新:2018-06-07 チンパンジー動物愛護虐待 Share Post LINE はてな コメント 出典:Facebook 中央アフリカに位置するカメルーン。ここに「Ape Action Africa」という野生の猿の保護管理局があります。 簡単に言うと、ゴリラやチンパンジーなど絶滅の危機に瀕している動物たちを保護し、自然に返すことを目的に設立された団体です。 Charlotte helps volunteer vet Stephanie with a chimpanzee health check. Photo courtesy of Ian Bickerstaff © 2016Ape Action Africaさんの投稿 2016年7月13日 そこには、さまざまな理由で保護せざるを得ない多くの猿が、毎日のように連れて来られています。 赤ちゃんチンパンジーのジェニー ある日、生後10ヶ月にも満たない赤ちゃんチンパンジーが保護されました。 Little 10-month old Jenny was kept as a pet in a village house, tethered with rope. She received so little love that…Ape Action Africaさんの投稿 2016年8月30日 後に「ジェニー」と名付けられた、このチンパンジーは発見された時、腰にケガを負っていました。 理由は分かりませんが、ロープにつながれて、庭に横たわっていたのです。 発見した男性スタッフの手によって、保護管理局に連れて来られたジェニー。最初は人間に怯え、全く心を開いてくれませんでした。 「きっとロープに縛り付けられていただけではなく、虐待を受けていたのでしょう」 「愛情を知らないジェニーが人間に懐かないのも当然です」 スタッフはこう語ります。 ジェニーが唯一、心を許せるのはスタッフが用意した毛布だけ。いつもギュッと毛布を抱き締めて、周りを警戒している様子だったと言います。 At the beginning of her second car trip from Yaounde to Mefou Sanctuary, little Jenny moved up from the foot well to sit…Ape Action Africaさんの投稿 2016年8月30日 少しずつ人間の愛情を知り始めたジェニー 頑なに人間に怯えていたジェニーも、スタッフの愛情あふれるアプローチに少しずつ心を開いていきます。 「どうやらこの人間は意地悪をしないらしい」 そう思ったからどうかは分かりませんが、少しずつスタッフと触れ合えるようになって行きます。 Jenny allowed our Director Rachel to greet her but did not want to be picked up.Ape Action Africaさんの投稿 2016年8月30日 そして、ジェニーは安心した表情を見せるようになります。 最終的には、職員の腕の中で眠ることができるようになりました。 Half way on her journey to Mefou Sanctuary, little Jenny took her first step in trusting humans and crawled into Rachel's lap, falling asleep with exhaustion. Photo courtesy of Rachel Hogan © 2016Ape Action Africaさんの投稿 2016年8月30日 安堵の表情 安心し切ったように眠っています。 ジェニーはようやく安心して生活できる環境を手に入れたのです。 保護管理局の中でチンパンジーの群れへ 腰の傷も癒えたジェニーは、保護管理局の中に住むチンパンジーとも共に生活できるまでに回復しました。 Ape Action Africaさんの投稿 2016年8月16日 保護される前のジェニーがなぜロープで縛られていたのかは分かりません。 虐待の意図があったのか、躾の一環なのかも不明のままです。 「それでも…」とスタッフは語ります。 「ジェニーが失ったものを、私たちが取り戻すことはできません」 「どれだけ多くのものを失ったかは、ジェニーを見ていれば痛いくらいに伝わってきます」 「しかし、今は保護管理局でほかの猿たちと一緒に仲良くしているのです。それで十分なのではないでしょうか」 もし、人間のエゴや身勝手で、ジェニーが虐待を受けていたのだとしたら言語道断です。 人間であれ、動物であれ、命には変わりがありません。 ジェニーのような目に遭うチンパンジーを少しでも減らすために。 そして、虐待を受けた動物たちを少しでも救うために 保護管理局のスタッフは、今日も多くの動物の命を守っているのです。 出典 Ape Action Africa/Ape Action Africa Share Post LINE はてな コメント
中央アフリカに位置するカメルーン。ここに「Ape Action Africa」という野生の猿の保護管理局があります。
簡単に言うと、ゴリラやチンパンジーなど絶滅の危機に瀕している動物たちを保護し、自然に返すことを目的に設立された団体です。
そこには、さまざまな理由で保護せざるを得ない多くの猿が、毎日のように連れて来られています。
赤ちゃんチンパンジーのジェニー
ある日、生後10ヶ月にも満たない赤ちゃんチンパンジーが保護されました。
後に「ジェニー」と名付けられた、このチンパンジーは発見された時、腰にケガを負っていました。
理由は分かりませんが、ロープにつながれて、庭に横たわっていたのです。
発見した男性スタッフの手によって、保護管理局に連れて来られたジェニー。最初は人間に怯え、全く心を開いてくれませんでした。
「きっとロープに縛り付けられていただけではなく、虐待を受けていたのでしょう」
「愛情を知らないジェニーが人間に懐かないのも当然です」
スタッフはこう語ります。
ジェニーが唯一、心を許せるのはスタッフが用意した毛布だけ。いつもギュッと毛布を抱き締めて、周りを警戒している様子だったと言います。
少しずつ人間の愛情を知り始めたジェニー
頑なに人間に怯えていたジェニーも、スタッフの愛情あふれるアプローチに少しずつ心を開いていきます。
「どうやらこの人間は意地悪をしないらしい」
そう思ったからどうかは分かりませんが、少しずつスタッフと触れ合えるようになって行きます。
そして、ジェニーは安心した表情を見せるようになります。
最終的には、職員の腕の中で眠ることができるようになりました。
安堵の表情
安心し切ったように眠っています。
ジェニーはようやく安心して生活できる環境を手に入れたのです。
保護管理局の中でチンパンジーの群れへ
腰の傷も癒えたジェニーは、保護管理局の中に住むチンパンジーとも共に生活できるまでに回復しました。
保護される前のジェニーがなぜロープで縛られていたのかは分かりません。
虐待の意図があったのか、躾の一環なのかも不明のままです。
「それでも…」とスタッフは語ります。
「ジェニーが失ったものを、私たちが取り戻すことはできません」
「どれだけ多くのものを失ったかは、ジェニーを見ていれば痛いくらいに伝わってきます」
「しかし、今は保護管理局でほかの猿たちと一緒に仲良くしているのです。それで十分なのではないでしょうか」
もし、人間のエゴや身勝手で、ジェニーが虐待を受けていたのだとしたら言語道断です。
人間であれ、動物であれ、命には変わりがありません。
ジェニーのような目に遭うチンパンジーを少しでも減らすために。
そして、虐待を受けた動物たちを少しでも救うために
保護管理局のスタッフは、今日も多くの動物の命を守っているのです。