生まれてくるこの子のために 口に35針も縫うケガをしてもご飯を食べ続けたお母さん猫
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飼い主「狙われていることに気付かず、ニッコニコ」 愛犬の後ろに写っていたのは…「背後を狙われていることに気付かず、ニッコニコの犬」このようなコメントを添えて、Xに写真を投稿したのは、ペキニーズのハオくんと暮らす、飼い主(@hao_kochi)さんです。

撮影者「…お前今どんな心境なんよ」 湖で野鳥が?「夜勤で乾き切った心に効く」「…お前、今どんな心境なんよ」というひと言とともに、1枚の写真をXで公開したのは、土井一心太(@aganoya)さん。なんでも、新潟県阿賀野市に位置する瓢湖(ひょうこ)で、ある野鳥が独特なポーズで静止していたといいます。
2016年3月、一匹の猫がアメリカ、オハイオ州の動物福祉団体(SCOOP, Inc.)に保護されました。
黒い毛並みとまんまるな黒い目が特徴的な猫、彼女はスウィーティーと名付けられました。
スウィーティーは保護されたとき、虐待を受けていたのか、口の骨が折れアゴがぶら下がっているようなひどい状態だったそうです。
どうやら10日間ほどご飯を食べることもできなかったようで、やせ細っていました。
出典:@SweetieandJaax
そこですぐに口の再形成の手術が行われました。小さなアゴに35針も縫う手術、スウィーティーにとっても苦しい手術だったことでしょう。
手術が無事成功すると、スウィーティーは痛む口を動かし、すぐにご飯を食べ始めました。
普通であればこんな状態であれば、まだご飯を食べることは嫌がるはずなのに、ご飯を拒むことはなかったスウィーティー。いったい何が彼女にご飯を食べる力を与えたのか。その答えは一ヶ月後にわかります。
なんと、スウィーティーはかわいい赤ちゃんを出産したのです。
出典:@SweetieandJaax
赤ちゃんはスウィーティーがご飯を食べられず弱っている間も、スウィーティーの体のなかで生き続けていたのでした。
しかし、赤ちゃんは油断を許さない状況に。スウィーティーは母乳が出ず、赤ちゃんの生命は危険にさらされてしまいます。
また、お腹の中で充分に栄養を取ることができなかったことも影響し、生後10日たっても体長は4センチほどと明らかに小さな体でした。
出典:@SweetieandJaax
しかし、スウィーティーと獣医さんの必死の努力により、危険な状態は乗り越え徐々に体も大きくなっていく赤ちゃん猫。
名前は獣医さんの名前をとってジャックスと名付けられました。
出典:@SweetieandJaax
その後スウィーティーは二回目の手術をうけ、体重も保護されたときに2倍まで回復。ジャックスも同時期に生まれた他の猫と比較すると小さいですが元気に育っています。
出典:@SweetieandJaax
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危険な状態だったスウィーティー。彼女を救ったのはお腹の中にいたジャックスの存在だったのかもしれません。