殺処分寸前に保護された猫、感謝のキス「救ってくれて、ありがとニャン!」
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保健所では、里親を待つ動物たちが多数存在しています。しかし、収容されている動物の多さゆえ、なかなか新しい家族が決まらない子もいるのが現状です。
猫のヘンリーも、その中の1匹。長い間、狭い檻の中で新しい家族との出会いを待っていました。
しかし、次第に収容する動物が増え、保健所はつらい判断を下します。
「ヘンリーを、殺処分しよう…」
このままでは檻がいっぱいになってしまい、他の動物が保護できなくなってしまう…。そんな状況下での、苦渋の決断でした。
殺処分寸前に、命を救われた猫・ヘンリー
なんとかヘンリーに生き延びてほしいと思った保健所は、藁にもすがる思いで動物保護団体に『猫を1匹、代わりに保護してほしい』と呼びかけます。
しかし、なかなか返事はきません。刻々と、ヘンリーを殺処分する時間が迫ってきていました。
そんな中、保健所に車が到着
いよいよ、殺処分まであと数時間…というところで、保健所に1台の車が到着しました。車から降りてきた女性・アデルさんは、保健所の職員にこう告げます。
「猫を、保護しに来ました!」
保護を申し出たのは、オーストラリアのニューサウスウェールズ州で活動している保護団体『Cat Rescue Newcastl』。保健所の呼びかけを知り、駆け付けたそうです。
アデルさんはヘンリーを車に乗せると、ケージから出してあげました。今まで狭い檻で生活していたヘンリーに、足を伸ばしてもらいたかったからです。
すると、ケージから出てきたヘンリーは、女性にこんな行動をとったのです!
嬉しそうな顔で女性に近寄ったヘンリーは、頬ずりをしたり、キスをしたり…!まるで「ありがとう」と言うかのように感謝の気持ちを表しました。
言葉は通じなくても、ヘンリーは命の危機を察していたのかもしれません。そして、アデルさんが助けてくれたことも…。
保護団体の元に行ったヘンリーは、新しい家族と出会うことができました。それも、里親が見つかるまでそう時間はかからなかったそうです。
あと数時間で、殺処分されていたかもしれなかったヘンリー。しかし、今は新しい家族に「シンバ」という名前をもらい、毎日幸せに暮らしています。
尊い命が助かって、本当によかったです。これからは、太陽の下を駆け回って生きていってね!