クレジットカードの『異変』に気付いた女性 カード会社に確認をしてみると?
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現金がなくても商品の決済ができるクレジットカード。買い物はもちろん、公共料金の支払いやネットショッピングなどで、多くの人が利用しています。
※写真はイメージ
とある女性も、クレジットカードを活用している1人。「ポイントもたまるし、便利だし」と、さまざまな買い物に利用していたといいます。
しかし、ある日、異変に気付きます。
いつものように、限度額までの金額を確認する「利用可能額照会」を行おうとした、女性。ところが、なぜか照会ができません。
先月、買い物をしすぎて限度額を超えちゃったのかな?
それとも、入金確認ができなかったのかも…。
心配ではあったものの、数日様子を見ることにします。
それでもいろいろと考え、不安になってきた女性はカード会社に電話をして確認をすることに。
すると、カード会社の担当者からこういわれます。
※写真はイメージ
入金は確認できています。
「振り込み口座を間違えたかも?」と不安になっていた、女性はひと安心。
しかし、担当者はこう続けました。
セキュリティに関することで、本人確認が必要な内容があります。
後ほど、セキュリティ担当者から連絡をさせます。
女性は「先月、買い物をしすぎたから、その確認かな」と軽く考えていたといいます。
しかし、電話をかけてきたセキュリティ担当者の目的は「買い物のしすぎ」に関することではありませんでした。
セキュリティ担当者:
○月○日(平日朝)にインターネット上にカード情報を入力しましたか?
女性:
いいえ。
完全に寝ている時間です。
ほかにもカード利用について、いくつかの質問をされました。
そして、最終的にセキュリティ担当者から、こういわれたのです。
※写真はイメージ
第三者がカードを不正使用している可能性があるため、カードを停止します。
お手持ちのカードを破棄し、新しいカードを再発行してください。
なんと、女性のカードが第三者に不正使用されていたのです!
セキュリティ担当者によると、今回の手口は次のようなものだといいます。
クレジットマスターと呼ばれる手口で、ランダムにカード番号を入力し、実際に使われているクレジットカードなのかを割り出す手法のこと。
「個人情報の漏えい」や「スキミング」などによってカード情報が流出したのではなく、あくまでも偶然。
しかし、だからこそ防ぎようがない部分も多い。
一連の経緯をツイートした、女性。
クレジットカードを使っている多くの人に対し、こんな注意喚起を行っています。
今回はカード会社のセキュリティのおかげで未遂に終わりましたが、カードで買い物をすることも多いし、毎月請求書をきちんと確認しているかといわれると、そうでもない…。
ネットでポチポチすることも多いし、ポイントもたまったりするので便利だけど、改めて「怖いな」と考えさせられました。
同様の被害が何件か発生しているようなので、クレジットカードを使っている人は一度確認をしてみたほうがいいかもしれません。
まずは毎月の明細書をきちんと確認し、「身に覚えのない請求がないかどうか」をチェックすることが大切です。
そして、万が一、不審な請求を見付けた場合は、すぐにカード会社に連絡し、内容を確認するようにしてください。
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[文・構成/grape編集部]