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640万回再生!「歌と景色だけなのに泣ける」と話題の映像、歌っているのは

By - grape編集部  公開:  更新:

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  • 歌と景色だけなのに目が釘付けになる。最後まで見てしまう。
  • これ歌ってるの誰?何度もリピートしちゃう!
  • 「この歌すき!」という子どもにつられて一緒に見入ってしまった。
  • この映像と曲の世界観が好きすぎる!心が癒される…。

公開から数か月で640万回(※)以上再生され、いまも再生数が増え続けているこちらの映像。「歌っているのは誰?」とネットがざわつくほど、話題になっています。

優しく語りかけるような歌声と、どこか懐かしい田舎の景色。ただそれだけなのに、これほど心惹かれるのはなぜでしょう。

ある『わさび農家』の物語

手をつないで歩いた クチナシの花の香る道

宙に浮かぶは あなたに聞けずにいた 昔のこと

坂本美雨「かぞくのうた」より引用

美しい歌声と共に映し出される、豊かな緑と水。長い年月をかけて『わさび』を育てて収穫する、ある家族の物語が始まります。

厳しい冬が終わり、新しい息吹が顔をのぞかせる春がやってきました。わさびの種まきの季節です。

やがて土から小さな芽をだし、ゆっくりゆっくり大きくなっていくわさびの苗。こうして、自然の恵みと人の手によって、わさびは大切に育まれていくのです。

我が子の成長を見守るようにわさびを育てる家族の日常と、四季折々で表情を変える原風景が織りなす、情緒的で美しい映像。

『本わさび』の栽培には、気が遠くなるほどの歳月と人の愛情がかけられていることが伝わってきます。

聴くものを優しく包み込む、美声の正体は…

そして映像の中で特に印象的なのが、静かなピアノの旋律に乗せた、心が洗われるような透明感のある歌声。

歌っているのは、ラジオパーソナリティや本の執筆などマルチに活躍され、また大の猫好きとしても知られる、ミュージシャン・坂本美雨さんです。

実は、映像の中で歌われる「かぞくのうた」は、今回のためだけに坂本さんが詞を書き下ろした、オリジナル楽曲なのだとか。

作曲家・中島ノブユキさんから、素朴で美しいメロディーをいただき、これは大事な曲になる、本当の言葉しか歌いたくない、と。

動画の内容が家族のつながりを感じるものだったので、テーマを家族にしました。自分の家族だけではなく、友人と親との関係も思い浮かべながら…。

なるべく普通の言葉で、正直な気持ちを言いあらわせるように気をつけました。

映画音楽やクラシックなど世界的に活躍する、作曲家/ピアニスト・中島ノブユキさんが作曲を担当。どこか懐かしく、優しいメロディは、一度聴いたら忘れられません。

我が子の重みを腕に 汗ばむ髪を 指で梳き

時を超え 教えられる こんなにも 愛されたと

坂本美雨「かぞくのうた」より引用

プライベートでは、一児の母として家族を支える坂本さん。

代々受け継ぎながら、わさびを育てていく家族の姿に、自身の経験を重ねて詞を書きつづったそうです。どこまでも透き通るようなその歌声は、聴くものの心に深く染みわたります。

私たちの食卓に『わさび』が添えられるまで

こちらの映像は、日本古来の香辛料であるわさびを、30年にわたって追求してきたエスビー食品「本生シリーズ」が公開したもの。

「自然と人が育んだ、本わさびの真のおいしさを目指したい」そんな思いが込められています。

食卓のわき役である、わさび。

でもこんな風に、人のあたたかさと自然の恵みによって育まれてきた背景を知ると、なんだか大切に味わいたくなりますよね。

(※)2017年12月時点の再生数


[文・構成/grape編集部]

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