日大の内田前監督への強烈なバッシング スマイリーキクチの『鋭い指摘』にハッとする
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日本大学(以下、日大)と関西学院大学(以下、関学大)がアメリカンフットボール(以下、アメフト)の試合で対戦。
プレーが途切れた時に、日大の選手が関学大の選手に対し、悪質ともいえる反則タックルを行い、大きな問題となっています。
日大の加害選手が公の場に現れ、潔く謝罪をしたのに対し、日大の内田前監督や井上コーチは記者会見で煮え切らない発言に終始。司会を務めた日大の広報担当者と合わせ、多くの批判を受けています。
・20歳の学生があれだけ潔く謝罪したのに、大人がみっともない姿を見せて…悲しくなる。
・謝罪会見としては最低。怒りを通り越して笑えてきた。
・「悪いと思っていないということ」がよく伝わってくる会見。内田前監督、井上コーチ共にアメフト界から追放すべき。
ネットにはバッシングともいうべき批判の声が殺到しています。
そんな中、ヒートアップするバッシングに対し、お笑い芸人のスマイリーキクチさんがTwitterに持論を投稿。その言葉に、多くの人がハッとさせられました。
正義と暴力の差は…
過去に「殺人事件の関係者である」というデマがネット上で広がり、誹謗中傷を受けていたスマイリーキクチさん。
自らの経験を踏まえての発言なのでしょう。
加熱する内田前監督や井上コーチへのバッシングに対し、こうツイートしました。
前提としてスマイリーキクチさんは「あの2人を擁護する気持ちはない」と語ります。
それでも、住所や家族を見つけ出し、ネット上にさらす行為に対し、「そこまでする必要はないと思う」と指摘。
そして、ツイートをこう締めくくりました。
情報ではなく、憎悪の共有、言葉の集団リンチは情報化社会の病巣かもしれない。
批判と中傷は別だし、正義と暴力は微々たる差だと意識しよう。
この投稿に対し、「内田前監督や井上コーチを守る気にはなれない」といった意見がある一方、「確かに、その通りだと思う」というコメントも寄せられました。
内田前監督や井上コーチが、日大の加害選手に対し、「相手選手を潰してこい」と指示したこと。そして、責任から逃れようとする姿勢は、褒められたものではありません。
だからといって、2人に対して「何をしてもいい」ということにはありません。
ネット上の情報でつらい経験をしたスマイリーキクチさんだからこそ感じた「正義と暴力は微々たる差」という考えかたに、多くの人がハッとさせられたのではないでしょうか。
[文・構成/grape編集部]