「女性が痴漢にあってる!」 男子高生は気付くが、二度見をして? By - grape編集部 公開:2018-07-07 更新:2018-10-04 性犯罪痴漢電車 Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ その日、男子高校生が乗った電車は空席のほうが多いくらい、すいていました。 ですが、数駅で降りる彼は「座るまでもない」と思い、ドアの脇に立って寄りかかることにします。 しばらくして、彼は電車内の違和感に気付きます。 彼のように、座らずにドア付近に立っている人はほかにもいます。しかし、彼が「おかしい」と感じたのは…。 痴漢を目撃した男子高生!しかし…? 彼の向かいのドアにも、立っている女性と男性の姿がありました。 外を見ている20代くらいの女性と、もっと年齢が上のスーツ姿の男性。2人は連れというわけではないようです。 しかし、すいている電車にもかかわらず、男性と女性の距離が妙に近いのです。 男子高生は、ハッとします。 (もしかして、痴漢!?) 彼は常日ごろ、母親から「痴漢は絶対にいけない。もし見かけたら、女性を助けなさい」といい聞かされていました。 (だとしたら、助けなきゃ…) 確かめようと一歩踏み出しかけた彼は、さらにあることに気付いて体が固まってしまったのです。 痴漢の様子に、男子高生は驚愕 男子高生が見たのは、ズボンから露出した男性の陰部。それが女性の体に触れていたのです。 男子高生はあまりに驚いて、まばたきし、視線をずらして、また戻します。やはり見間違いではありません。 すいている電車なので、自分のように目撃する人も多いはず。なのにあまりに大胆な痴漢行為です。 男子高生のほかにも男性の乗客はいます。捕まるという考えはないのでしょうか。 (そんなこと、する人がいるわけが…) 男子高生は何度見ても我が目が信じられずに、呆然としてしまいました。しかし、痴漢行為が行われているのはまぎれもない事実です。 「ちょっと!」 ようやく我に返った男子高生は、声を上げます。しかし、そのタイミングで電車は駅に到着。 ドアが開くと同時に、女性は電車を降りて右方向へ向かい、痴漢はその逆方向に向かって逃げ出してしまいました。 痴漢を取り逃した、男子高校生の後悔 帰宅した男子高生は、目撃したことの一部始終を母親に話しました。 母親は、女性を助けようとした息子をほめ、そしてこう語ります。 「犯罪者は、私たちの常識なんて関係ない、とんでもないことをするものなんだよ。今度見かけたら、絶対に助けなさい」 男子高生は成長して大人になり、この出来事を振り返ります。 「あの時は子どもだったから、自分が見たものが信じられなかった。でも、母のいう通り、痴漢は私たちの想像を超えた卑劣なことを平然としている。 痴漢冤罪も問題になっているけれど、それ以前に痴漢をするやつがいることが問題。 私は見かけたら絶対に女性を助ける。声を上げるのはつらいかもしれないけれど、女性も周りに助けを求めてほしい」 高校生だった彼は、驚きのあまり動けなかったことを後悔していました。 痴漢をされた女性も同じように、「こんなことがあるわけがない。何かの間違いかも」と思っていた可能性があります。 いざ、自分が痴漢にあったら恐怖で声を上げることができないかもしれません。ですが、その心理につけ込んで来る痴漢は許されないことです。 困ったら、周囲に助けを求めれば、力を貸してくれる人はいるはずです。 [文・構成/grape編集部] Share Post LINE はてな コメント
その日、男子高校生が乗った電車は空席のほうが多いくらい、すいていました。
ですが、数駅で降りる彼は「座るまでもない」と思い、ドアの脇に立って寄りかかることにします。
しばらくして、彼は電車内の違和感に気付きます。
彼のように、座らずにドア付近に立っている人はほかにもいます。しかし、彼が「おかしい」と感じたのは…。
痴漢を目撃した男子高生!しかし…?
彼の向かいのドアにも、立っている女性と男性の姿がありました。
外を見ている20代くらいの女性と、もっと年齢が上のスーツ姿の男性。2人は連れというわけではないようです。
しかし、すいている電車にもかかわらず、男性と女性の距離が妙に近いのです。
男子高生は、ハッとします。
(もしかして、痴漢!?)
彼は常日ごろ、母親から「痴漢は絶対にいけない。もし見かけたら、女性を助けなさい」といい聞かされていました。
(だとしたら、助けなきゃ…)
確かめようと一歩踏み出しかけた彼は、さらにあることに気付いて体が固まってしまったのです。
痴漢の様子に、男子高生は驚愕
男子高生が見たのは、ズボンから露出した男性の陰部。それが女性の体に触れていたのです。
男子高生はあまりに驚いて、まばたきし、視線をずらして、また戻します。やはり見間違いではありません。
すいている電車なので、自分のように目撃する人も多いはず。なのにあまりに大胆な痴漢行為です。
男子高生のほかにも男性の乗客はいます。捕まるという考えはないのでしょうか。
(そんなこと、する人がいるわけが…)
男子高生は何度見ても我が目が信じられずに、呆然としてしまいました。しかし、痴漢行為が行われているのはまぎれもない事実です。
「ちょっと!」
ようやく我に返った男子高生は、声を上げます。しかし、そのタイミングで電車は駅に到着。
ドアが開くと同時に、女性は電車を降りて右方向へ向かい、痴漢はその逆方向に向かって逃げ出してしまいました。
痴漢を取り逃した、男子高校生の後悔
帰宅した男子高生は、目撃したことの一部始終を母親に話しました。
母親は、女性を助けようとした息子をほめ、そしてこう語ります。
「犯罪者は、私たちの常識なんて関係ない、とんでもないことをするものなんだよ。今度見かけたら、絶対に助けなさい」
男子高生は成長して大人になり、この出来事を振り返ります。
「あの時は子どもだったから、自分が見たものが信じられなかった。でも、母のいう通り、痴漢は私たちの想像を超えた卑劣なことを平然としている。
痴漢冤罪も問題になっているけれど、それ以前に痴漢をするやつがいることが問題。
私は見かけたら絶対に女性を助ける。声を上げるのはつらいかもしれないけれど、女性も周りに助けを求めてほしい」
高校生だった彼は、驚きのあまり動けなかったことを後悔していました。
痴漢をされた女性も同じように、「こんなことがあるわけがない。何かの間違いかも」と思っていた可能性があります。
いざ、自分が痴漢にあったら恐怖で声を上げることができないかもしれません。ですが、その心理につけ込んで来る痴漢は許されないことです。
困ったら、周囲に助けを求めれば、力を貸してくれる人はいるはずです。
[文・構成/grape編集部]