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女性専用車両で相次ぐトラブル 宇賀アナの『意見』にハッとさせられる

By - grape編集部  作成:  更新:

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主に、通勤や通学など、利用者が多い時間帯に導入されている『女性専用車両』。しかし、導入が始まった当初から「性差別だ」「なぜ女性だけ」といった声が寄せられていました。

2018年2月16日には、男性3人が女性専用車両に乗り込みトラブルへと発展。朝の通勤ラッシュ時にもかかわらず、一部の列車が遅延する自体になりました。

2月27日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)では、女性専用車両をめぐる相次ぐトラブルを特集しています。

論点はどこにあるのか

番組では、女性専用車両であると分かった上で乗り込んだ男性を取材。

男性は、「女性専用車両は性差別的」「男性が女性専用車両に乗るのは違法ではない」という考えのもと「自ら乗り込むことで、男性も利用できることをアピール」する狙いがあると答えていました。

なお、鉄道会社側の意見としては「女性専用車両に男性が乗ってはいけないルールはない」「マナーの1つとして、協力をお願いしている」とし、あくまでも任意であると回答。

こうした意見を受け、スタジオからは「名前を、女性優先車両に変更したらいい」といった意見や「男性専用車両があってもいい」といった意見が出ていました。

そんな中、番組アシスタントである宇賀なつみアナウンサーは利用者の1人として、「大前提として痴漢対策である」という点を強調。

「私は学生時代は、毎日乗っていましたね。車両の1番後ろなんで、改札まで遠くはなるんですけど、10分早く出て(女性専用車両に)乗っていました」

「私の周りでも、首都圏でこの時間帯(通勤・通学ラッシュ時)に乗っていて、一度も痴漢にあったことがない人って、10人に1人ぐらい。もう、ほとんどの人は一度は(痴漢の被害に)あっていますから」

モーニングショー ーより引用

そういって、痴漢被害にあっている女性の多さを説明。その上で、女性専用車両の必要性を訴えています。

「そういう人たちが安心して電車に乗れるっていうだけで、私はすごくありがたい」

モーニングショー ーより引用

こうした論争は以前から見られ、なぜか『男 vs 女』という対立構造が生まれてしまうこともあります。

しかし、男性が乗ってもいいか否かの問題ではなく、そもそも女性専用車両は、痴漢の被害への対策から生まれたものであるということを、忘れてはいけません。

事実、過去に起きた裁判では、「痴漢犯罪の被害を受ける可能性がある女性に、安心・快適な環境を提供するため」さらに「時間も車両も限られているため、男性が目的地まで乗車するのを困難にするものではない」という理由から「女性専用車両の設置は妥当」という判決が出たこともあります。

宇賀アナウンサーの意見をはじめ、番組内で出た意見について、ネット上では大きな反響を呼びました。

・安心して電車に乗りたいと思っているのは、女性だけではない。

・この手の問題って、絶対に男女間の対立になってしまうよね。

・宇賀アナのいう通り、大前提は痴漢対策なんだよ。そこを忘れがちだから、ハッとさせられた。

・やっぱり、女性は男性に勝てないもの。万が一の時を考えると、女性専用車両があると助かる。

コメントにもあるように、安心して電車に乗れる環境を求めているのは女性だけではないはずです。男性も痴漢の被害にあう可能性はあり、痴漢免罪への恐怖心を抱く人も多くいます。

電車を利用するすべての人が納得できる答えを見つけるのは容易ではありません。しかし、より現実的な改善案を出すためにも、活発な議論が交わされることが望まれます。


[文・構成/grape編集部]

出典
モーニングショー

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