日本で痴漢に遭った韓国女優に心ない声 「嫌なら日本に来るな」に反論上がる
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動画を投稿したのは、韓国人女優のカン・ユンビさん。
以前から自身のYouTubeチャンネルに動画を投稿し続けているカンさんは、この日、『日本で体験した被害』を訴えました。
韓国人女優の痴漢被害に、心ない声が殺到
2018年10月18日、カンさんは車内で撮影した動画を投稿。
大阪の街を歩いていたところ、中年男性から痴漢被害を受けたことを明かしました。
カンさんが宿に向かっていたところ、初対面の中年男性が突然カンさんの腰を触ってきたうえ、抱きつこうとしてきたというのです。
いくらカンさんが拒否してもくっついてくる、モデルを自称する中年男性。
カンさんが周囲にいた客引きの人に助けを求めたところ、なんとか逃げることができたといいます。
また、カンさんは露出度の高いスカートを履いていたわけではなく、運動する際に着用するようなスウェットを着用していたといいました。
「ウソじゃない、本当に怖かった」
その日の出来事に、恐怖感をあらわにしたカンさん。外国で知らない異性に身体を触れられた恐怖は、想像を絶するものでしょう。
しかし日本でこの動画が拡散されると、多くの人からこういった声が多数上がるようになりました。
「嫌なら日本に来なきゃいいのに」
「証拠もないのに、よくそんなこといえるね。どうせウソでしょ」
「あなたの格好のせいで、そういう商売の女性だと勘違いされたんじゃないですか?」
「自分で誘っておいて何をいい出すんだ」
「日本には、韓国人にならそういうことをしてもいいと思ってる人がいるから来るな!」
「性被害に遭いたくなかったら日本に来るな」…まるで日本では性犯罪が容認されているかのような、あまりにもひどい言葉です。
また、ほかの言葉も性犯罪に遭った人の服装を問題視したり、被害を訴える声を疑ったりと、被害者の落ち度ばかりを責めています。
もちろん、そういった心ない言葉だけでなく、中には「怖い思いをさせてしまって、心が痛いです」「大丈夫でしたか?警察に行ったほうがいいですよ」とカンさんを気遣う声もありました。
ですが、かばう声とは比べ物にならないほど多くの心ない発言が見られたのは事実です。
性被害への『心ない声』に反論上がる
性犯罪に遭った被害者に心ない言葉を投げかけることを『セカンドレイプ』といいます。
ネット上で続々と上がる心ない発言が拡散されると、セカンドレイプを批判する声も上がり始めました。
・そんなことをいった人がいるなんて、同じ日本人として恥ずかしい。
・日本では性犯罪が少ないのではなく、告発が無効化されてしまっているのだと改めて実感した。
・「恥ずかしいから、みんなで痴漢を撲滅しよう!」という考えにはならないのか?
・人種差別で目がくらんで、犯罪を擁護する人がいるなんて頭が痛い。
・こういう発言をする人がいるから、いつまでたっても性犯罪がなくならないのだと思う。
心ない声が続出した背景には、さまざまな理由があるでしょう。人種差別的な発言をわざと行っている可能性も否定できません。
しかし、いうまでもなく性犯罪に人種は関係ありません。そして、無責任で心ない声が、さらに被害者を苦しめてしまうのです。
そのことを1人でも多くの人が認識することによって、性犯罪のない社会へ近付くことができるのではないでしょうか。
[文・構成/grape編集部]