サンダルで運転はダメでも『裸足』ならOK? 弁護士に聞いた意外な答えとは
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取材・監修協力弁護士
北村真一
まこと法律事務所 代表弁護士。
「きたべん」の愛称で大阪府茨木市で知らない人がいないという声もあがる大人気ローカル弁護士。
猫探しからM&Aまで幅広く取り扱う。
LUIS FIELD
株式会社LUIS FIELDは、元警察官の代表が、皆様の人生が今よりも少し豊かになる情報をお届けしたいという想いから立ち上げた会社です。
日本各地にさまざまな人生経験を持つライターが所属し、多様なメディア様で活動でさせていただいております。
『grape』では、主にライフハック記事を中心に制作し、読みやすく分かりやすい記事をお届けします。

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夏場のアウトドアや海水浴の帰り道、お気に入りのサンダルやヒールを履いている時、「サンダルで運転するのは危ないし、違反になるって聞いたな」と困ったことはありませんか。
確かに、サンダルやスリッパなど、運転に適さない履物での運転は、安全運転義務違反に問われる可能性があります。
では、靴を脱いで『裸足』でペダルを踏む場合は、問題ないのでしょうか。
裸足での運転は『違反』ではないが…
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靴を脱いで運転することへの規制や、万が一事故を起こした際の影響について、大阪府大阪市でまこと法律事務所を運営する北村真一弁護士にお話をうかがいました。
――裸足で車を運転することは法律違反になるのでしょうか。
まず、国が定める道路交通法には、裸足での運転を禁止する規定はありません。
また、各都道府県が定めている『道路交通法施行細則(公安委員会遵守事項)』では、運転操作に支障をきたす履物(下駄やハイヒール、滑りやすいサンダルなど)での運転を禁止しています。
ただし、裸足はそもそも『履物』ではないため、このルールの対象外とされるのが一般的です。
――では、完全にセーフということでしょうか。
そうとも言い切れません。
道路交通法第70条には『安全運転の義務』が定められています。
ドライバーは、車両の装置を確実に操作し、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければなりません。
もし、裸足で運転していたことが原因でペダルを的確に操作できなかったり、足の裏を痛めたりして、安全な運転ができないと判断された場合、この『安全運転義務違反』に問われる可能性があります。
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――裸足で運転中に事故を起こしてしまった場合、過失割合に影響はあるのでしょうか。
裸足だったこと自体が、直ちに過失割合を不利にするわけではありません。
しかし、事故の直接的な原因が、裸足による操作ミスにあると判断された場合は、過失割合で不利に働く(過失が加算される)可能性があります。
裁判などで「裸足で運転していたために回避行動が遅れた」と認定されれば、本来よりも重い過失を問われることになるため、決して軽視できません。
――裸足での運転は避けたほうがよいのですね。
裸足だと、緊急時に急ブレーキを力強く踏み込むのが難しくなります。
また、ペダルが金属製の場合、夏の暑さでペダル自体が高温になっていて足の裏を痛めてしまうリスクや、思わぬ滑りによる誤操作のリスクもつきまといます。
安全に車をコントロールするためにも、運転に適した履き物を履いて運転するのが一番です。
運転用の靴を用意しておこう
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「サンダルがだめなら裸足で…」と思う人もいるかもしれませんが、そこには安全運転義務違反や、万が一の事故の際に過失を問われるといったリスクが潜んでいました。
あなた自身や同乗者、そして周囲の安全を守るために、車の中に『運転用の靴』を常に置いておいてはいかがでしょうか。
ちょっとした準備が、あなたと大切な人を守る安心なドライブにつながるかもしれませんね。
[文・取材/LUIS FIELD 構成/grapeライフハック編集部]