夏の『虫アタック』、水で落とせる? フロントガラスについた時の対処法
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暑い日のドライブ中、フロントガラスに虫の死骸がついてしまうことがあるでしょう。とりあえず水拭きしてしまう人もいるかもしれません。
しかし、拭き方によっては、ガラスに傷がつくことがあります。
本記事では、洗車用のクリーナーなどを手掛ける株式会社イチネンケミカルズに、虫の死骸の拭き跡と油膜の違い、正しい落とし方について聞きました。
虫汚れは水拭きしていい?
まず、虫汚れを拭く際に、水を使うこと自体は問題ありません。付着して間もない虫汚れなら、水をたっぷりかけるだけで洗い流せます。
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一方、乾いて硬くなった虫汚れを水分が少ない状態で無理にこすると傷の原因になるため、まずは水でふやかしましょう。
夏場は固着スピードが早い
タンパク質などの有機物を含む虫汚れは、乾燥や太陽光の熱によって固着しやすくなるため、放置することは避けてください。
夏は気温が高く水分が急速に蒸発するうえ日射も強いため、死骸も短時間で固まってしまいます。そのため、付着に気づいたら、できるだけ早めに対処するのがポイントです。
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傷つけずに落とす手順
水拭きで対応する場合は、マイクロファイバークロスに水をたっぷり含ませ、虫汚れの上に数分間置いてふやかします。こすらず、そっと拭き取るだけで十分です。
汚れが広範囲に付着している場合は、洗車時にまとめて落とすとよいでしょう。長時間放置すると塗装面にシミが残るため、早めの対処が肝心です。
水拭きでは落ちにくい虫汚れには、アルカリ性の専用クリーナーの使用をおすすめします。ただし洗い流しが不十分だと、シミやコーティング劣化の原因になるため、使用前に注意書きを必ず確認しましょう。
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外出先など水が少ない環境でこすらずに落としたい場合は、泡タイプの虫取りクリーナーも便利です。
イチネンケミカルズの『クリンビュー鳥フン&虫汚れ除去クリーナー』は、泡が虫汚れを包みこんでふやかし、マイクロファイバーで拭き取るだけで落としやすくなるそうです。
コーティング施工車にも使えるので、十分な水を用意できない場所での応急処置として車に積んでおくと安心でしょう。
拭き跡と油膜、実は性質が違う
虫汚れを拭いた後の白っぽい跡やギラつきは、油膜とよく似ていますが、同じものではありません。
ワックス剤由来の油分などが原因ですが、虫汚れには油分だけでなくタンパク質が含まれています。
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見分け方のポイントは汚れの残り方です。油膜は広範囲で均一にギラつくのに対し、虫汚れの跡は点状、筋状に残りやすい傾向があります。
落とし方も異なり、油膜には油膜除去剤やコンパウンドが、虫汚れの跡には専用クリーナーが向いているため、汚れの種類に応じて使い分けましょう。
バンパーやコーティング車は要注意
ガラスとバンパーで基本の手順に大きな違いはありませんが、樹脂パーツは熱に弱い点に注意が必要です。
専用クリーナーがない場合、50℃前後のお湯で汚れをやわらかくする方法もありますが、熱湯は樹脂パーツを傷めるおそれがあるため気をつけてください。
また、撥水加工やコーティング施工車は、アルカリ性の強いクリーナーで表面を傷めてしまうケースも少なくありません。
使う前に『コーティング車対応』の記載があるかを確認し、製品の注意書きにも目を通しておくと安心です。
さらに、撥水加工やコーティングを施しておくと、虫汚れが固着しにくく、比較的落としやすくなるというメリットもあります。
手順を守って愛車をきれいに
虫汚れを落とす際、『水を使うこと』自体に問題はありません。乾いた状態で無理にこすらず、ふやかしてから拭き取るようにしてください。
この順番を守るだけで、ガラスもボディも長くきれいな状態を保てるでしょう。
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また、専門店では、塗装面の状態を見ながら適切な処置をしてもらえるため、余計な傷やシミを防げます。
虫汚れを長期間放置してシミになっている場合や、こすっても落ちないほどこびりついている場合は、無理に対処せず専門店に相談しましょう。
[文・取材/ブリジア 構成/grape編集部]