調理中、避けたほうがいい服装は? 意外と多い『事故』に「ゾッとする」
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- 埼玉西部消防局予防課






キッチンのガスコンロや暖房器具、仏壇のロウソク、レジャーでの焚火、バーベキューなど、日常生活で火を使う場面は多くあります。
こうした生活の中で使われる火が衣服に燃え移る『着衣着火』は、場合によっては命にかかわる事故につながるおそれがあるため、注意が必要です。
実際の事例としては、キッチンで調理中にコンロの火がパジャマの袖や裾に燃え移ってしまうケースなどが報告されています。
着衣着火を防止するには
では、着衣着火を防ぐためには、どのような点に気をつければよいのでしょうか。
着衣着火についての正しい知識を知るため、埼玉西部消防局予防課の担当者に話を聞いてみました。
――着衣着火が発生しやすい服や素材はありますか。
調理の際は、袖口や裾にガスコンロの火が燃え移ってしまうケースが多いため、袖が垂れ下がる服や、裾が広いデザインの服はできるだけ避けるようにしましょう。
また、綿やレーヨンなど生地の表面に毛羽立ちがある素材は火がつきやすく、注意が必要です。
毛羽のある衣類が危険とされるのは、生地の表面が起毛して空気を多く含み、非常に燃えやすい状態になっているためです。
そのため、ひとたび火がつくと、短時間で衣類の表面に一気に火が広がる『表面フラッシュ現象』が起きるおそれがあります。
――着衣着火を起こさないように注意すべきことはありますか。
調理の際は先に述べたような衣服を避けること、また、防炎性のあるエプロンやアームカバーを着用するなどの対策が有効です。
ガスコンロの奥にある調味料を取る時など、コンロ越しの作業は大変危険です。
作業を行う時は必ず火を消して行ってください。
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――着衣着火した場合はどうすればよいでしょうか。
衣服に火がついてしまった場合、手で叩いて消すのは難しいとされています。まずは落ち着いて、水をかぶって火を消しましょう。
水道水のほか、花瓶の水や風呂の残り湯など、身近にある水を使い、火にかけて消火することが大切です。
近くに適当な水がない場合でも、慌てて走り回るのは避けましょう。走ることで空気が送り込まれ、火が広がってしまうおそれがあります。
そうした場合は、その場で転がり、燃えている部分を床に押しつけるようにして消火します。
この方法は『ストップ、ドロップ&ロール』と呼ばれ、『立ち止まる』『倒れる』『転がる』という動作で火を消す、アメリカで考案された着衣着火への対処方法です。
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着衣着火を防ぐためには、防炎加工が施された燃えにくいエプロンを使ったり、袖口が広くない服装を選んだりすることが大切です。
火との距離を意識するなど、日頃のちょっとした心がけが、事故を防ぐことにつながります。
また、正しい対処方法を知っておくことは、万が一の場面で命を守る大切な備えです。
家族みんなで一度確認し、安全に過ごせる毎日を心がけていきたいですね。
[文・取材/LUIS FIELD 構成/grape編集部]