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グループLINEの悪口は罪になる? 弁護士「スクショ流出させた人に責任の可能性も」

By - LUIS FIELD  公開:  更新:

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LINEのトーク画面

※写真はイメージ

取材・監修協力弁護士

北村真一

まこと法律事務所 代表弁護士。 「きたべん」の愛称で大阪府茨木市で知らない人がいないという声もあがる大人気ローカル弁護士。 猫探しからM&Aまで幅広く取り扱う。 …続きを読む

LUIS FIELD

株式会社LUIS FIELDは、元警察官の代表が、皆様の人生が今よりも少し豊かになる情報をお届けしたいという想いから立ち上げた会社です。 日本各地にさまざまな人生経験を持つライターが所属し、多様なメディア様で活動でさせていただいております。 『grape』では、主にライフハック記事を中心に制作し、読みやすく分かりやすい記事をお届けします。 …続きを読む

連絡ツールとして欠かせない存在となったメッセージアプリ『LINE』

複数人と同時にやり取りができる『グループ機能(以下、グループライン)』は便利ですが、時に他者を傷つけるような発言や仲間外れのような、嫌がらせに発展することがあります。

「身内だけのクローズドな空間だから大丈夫」と、軽い気持ちで書き込んでいる人もいるかもしれません。

しかし、その何気ない書き込みや、やり取りの取り扱いが、法的に厳しい責任を追及される引き金になる可能性があるのです。

グループLINEの悪口、法的責任を問われることはある? 弁護士が解説

『グループライン』での悪口は、果たして名誉毀損になるのでしょうか。

大阪府大阪市で、まこと法律事務所を運営する北村真一弁護士にうかがいました。

弁護士『身内だけの空間でも名誉毀損は成立することがある』

スマホを見る人の写真

※写真はイメージ

――『グループライン』での悪口や誹謗中傷は、名誉毀損に当たりますか。

名誉毀損罪が成立するためには、不特定または多数の人が知り得る状態である『公然性』が必要となります。

そのため、招待された特定のメンバーしか閲覧できない通常の『グループライン』では、原則として名誉毀損は成立しにくいと考えられます。

――では、少人数のグループであれば何を書いても安全ということでしょうか。

そこには『伝播可能性(でんぱかのうせい)』という法律上の考え方があります。

たとえ少人数のグループであっても、メンバーの誰かが「その内容を外部に漏らす(伝播させる)可能性」がある場合、公然性の要件を満たしていると判断され、名誉毀損が成立することがあるのです。

特にグループの人数が数十人、数百人と大規模になるほど、このリスクは高くなります。

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――本人がグループに参加している場合と、参加していない場合で扱いは変わりますか。

本人が参加していない場での悪口は、前述したように伝播可能性を伴う『名誉毀損罪』に該当する可能性があります。

一方、本人が参加しているグループ内で直接罵倒するような行為は、具体的な事実を挙げていなければ『侮辱罪』に、また本人の社会的評価を不当に傷つけたとして、民事上の『名誉感情侵害』による損害賠償を請求されるケースがあります。

本人がその場にいるからといって、罪を免れるわけではありません。

LINEのスクショ流出、責任が重いのはどっち?

――悪口を書き込んだ人と、そのスクリーンショット(以下、スクショ)を外部に流出させた人では、どちらが大きな法的責任を問われるのでしょうか。

実は、スクショを流出させた『さらした人』のほうが、重い法的責任を問われる可能性が高いです。

書き込んだ人は『クローズドな空間』で発言したにすぎず、公然性を満たしていない可能性があります。

しかし、それをスクショして公開のSNSなどに投稿した人は、自らの手で情報を『公然と拡散させた本人』になるからです。

流出させた人は、被害者に対する名誉毀損罪や侮辱罪だけでなく、プライベートな会話を勝手に公開したことによる『プライバシー権侵害』としての損害賠償義務を負う可能性もあります。

――『LINE』でのトラブルを防ぐために、私たちが意識すべきことはなんでしょうか。

『LINE』は手軽なツールですが、一度送信したテキストや画像は『デジタルな証拠』として形に残ります。

軽い気持ちでの悪口や、腹が立ったからといってスクショをさらす行為は、どちらも自分自身の首を絞める結果になりかねません。

お互いのプライバシーを守るためのモラル

スマホを見る人の写真

※写真はイメージ

この問題は、法律の解釈以上に、ネット社会における『モラル』が大切なのだと感じます。

閉じた空間だからと、安易に他人の尊厳を傷つける言葉を放たない。

他人のやり取りを、勝手な正義感や復讐心で外部にさらさない。

一瞬の感情に任せた送信ボタンやスクショの投稿。

そこに少しだけ「これが公になったらどうなるか」という想像力を働かせることが、不要なトラブルに巻き込まれないためのマナーといえそうですね。


[文・取材/LUIS FIELD 構成/grape編集部]

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