夏の暑い日に「エアコンが壊れた!」 業者に依頼する時の『注意点』がこちら
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撮影:grapeライフハック編集部
りょうせい
元警察官。警察歴10年。交番勤務を経て、生活安全課にて従事。第三級陸上特殊無線技士。
行方不明事案、DV・ストーカー、子供や高齢者の安全確保など、年間300件規模の人身関連事件に対応。
聴取・初動捜査・被害者支援だけでなく、地域の防犯広報・企画にも携わる。
現在は警察で得た実務経験を生かし、XやYouTube、StandFMで「日常で使える防犯知識」を中心とした情報発信を行う。
「自分で身を守るために必要な知識」を分かりやすく届けることをミッションとしている。
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夏の暑い日にエアコンが壊れたり、突然、水道が使えなくなったりすると、一刻も早く修理したいと思うでしょう。
しかし、緊急性が高い時だからこそ、業者との契約をめぐるトラブルには注意が必要です。
今回は、エアコンや水道などの修理・点検をめぐって起こるトラブルと、業者を利用する際の注意点について解説します。
エアコンや水道の契約をめぐるトラブル
エアコンや水道などの修理をめぐるトラブルは、決して珍しいものではありません。
国民生活センターにも、エアコンの修理や水回りのトラブルに関する相談が寄せられており、筆者も警察官時代、業者との契約をめぐる相談を受けた経験がありました。
こうしたトラブルは、大きく2つのパターンに分けられます。
自分で探して依頼
1つ目は、消費者が自分で業者を探して依頼するパターンです。
『地域最安値』『即日対応』など、安さや対応の早さをうたった広告を見て修理を依頼したところ、追加の作業や部品交換などを提案され、当初想定していた金額を大幅に上回る費用を請求されるケースがあります。
もちろん、実際に必要な作業を行った結果、広告に記載された最低料金より高くなることもあるでしょう。
一方で、緊急性につけ込み、高額な料金を請求する悪質なケースもあります。
業者が突然訪問
2つ目は、業者側から突然訪問してくるパターンです。
「設備に異常がある」「無料で点検する」などと持ちかけて住宅を訪問し、点検後に修理や交換が必要だと説明して、高額な契約を結ばせるケース。
なかには、料金を支払ったにもかかわらず不具合が改善されず、その後、業者と連絡が取れなくなるといったトラブルも報告されています。
※写真はイメージ
『自分で呼んだから安心』『点検に来てくれたから信用できる』とは限らないため、どちらのパターンでも注意が必要です。
2つのパターンに共通する原因は…
自分で業者を呼ぶ場合と、突然業者が訪問してくる場合。
入口は異なりますが、トラブルにつながる原因の1つとして、緊急性の高さから十分な見積もりを取らずに契約してしまうことが挙げられます。
そもそも業者へ修理を依頼するのは、自分では原因の特定や修理が難しいからでしょう。
そのため、専門知識がなければ「本当にこの作業が必要なのか」「提示された料金は適切なのか」をその場で判断するのは簡単ではありません。
たとえ依頼した業者が安さや対応の早さを売りにしていても、作業を始める前に、作業内容と料金の見積もりを明確にしてもらうことが大切です。
また、業者の口コミや評判なども確認し、可能であれば複数の業者から相見積もりを取りましょう。
急いで修理したい時こそ、提示された内容や料金が適切なのか、一度確認してから契約することがトラブル防止につながります。
特に『飛び込み業者』には注意
業者とのトラブルのなかでも、特に注意してほしいのが突然訪問してくる『飛び込み業者』です。
「たまたま通りかかったら設備の異常が気になった」「現在キャンペーン中なので、今日契約すれば安くできる」などと声をかけ、その場で点検や契約を持ちかけるケースがあります。
少し話は逸れますが、筆者が警察官時代によく耳にしたのが、屋根の修理をめぐるトラブルです。
「屋根の瓦がずれている」などと突然訪問し、修理を持ちかけます。
※写真はイメージ
屋根の上は住人から作業の様子が見えにくく、専門知識がなければ、本当に修理が必要だったのか、適切な作業が行われたのかを判断することも簡単ではありません。
エアコンや水道でも同様です。
筆者が警察官だった頃にも、専門知識がないことにつけ込まれ、修理内容が適切だったのか分からないまま料金を支払ったという相談がありました。
突然業者が訪問してきた場合は、名刺や会社名などを確認し、インターネットで実在する業者なのか、どのような会社なのかを調べましょう。
ただし、それ以上に大切なのは、そもそも依頼していない業者を安易に自宅へ入れないことです。
突然の訪問にはインターホン越しで対応し、必要のない点検や修理であれば、はっきりと断りましょう。
一度玄関を開けて自宅へ入れてしまうと、相手の説明を長時間聞くことになり、その場の雰囲気に流されて断りにくくなる可能性があります。
『無料だから』『見るだけだから』と安易に応じず、自分から依頼していない点検や修理には慎重に対応してください。
業者との契約で大切なこと
エアコンや水道などのトラブルは、生活への影響が大きいため、どうしても「早く直してほしい」と焦ってしまいます。
だからこそ、業者へ修理を依頼する時は、次の5つのポイントを意識してください。
・作業前に見積もりを取り、作業内容と料金を確認する。
・可能であれば相見積もりを取り、料金や作業内容を比較する。
・業者の会社名や口コミ、評判などを確認する。
・突然訪問してきた業者を安易に自宅へ入れない。
・「今だけ安い」などと契約を急かされても、その場で即決しない。
万が一、契約後にトラブルになった場合は、契約内容によってクーリング・オフができる可能性もあります。1人で抱え込まず、消費生活センターなどの専門機関へ相談しましょう。
生活に欠かせない設備が突然使えなくなれば、焦るのは当然です。
しかし、急いでいる時ほど一度立ち止まり、修理内容や料金に納得したうえで契約することが、トラブルを防ぐためには大切です。
[文・構成/りょうせい]