![殺虫剤の写真](https://grapee.jp/wp-content/uploads/2024/05/102405_main3.jpg)
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- 出典
- 日本家庭用殺虫剤工業会
暖かい時期になると、生き物は活発になります。
困ったことに害虫も活動的になるため、早い時期から対策を進めたいところ。
害虫が出た時に、すぐに対処できる噴射式の殺虫剤は人気ですが、扱いを誤ると、思わぬ事故が起こる危険があります。
ゴキブリ退治で火災に!?
2024年5月15日、東京都台東区のマンションで、ゴキブリ駆除の際に火災が発生し、3人がケガを負う事故が発生しました。
原因は、ゴキブリを入れた袋に殺虫剤を噴射した後、ライターの火を近付け引火したこと。
ネットでは「それはいかん…!」「火で消毒したかったのかな。代償が大きすぎる」などの声が上がりました。
殺虫剤の注意事項には『火気と高温に注意』との記載がよくあるため、事前によく読み、誤った使用を避ける必要があります。
殺虫剤が正しく安全に使われるよう、普及拡大を目指す日本家庭用殺虫剤工業会は、火気は厳禁の理由について、ウェブサイト上で次のように説明しています。
『エアゾール』製品は、容器のボタンを押すと液化ガスなどの噴射剤が膨張し、圧力で殺虫剤の原液を霧状に放出する仕組み。
この噴射剤が可燃性のため、注意が必要なのです。
「自分はミスをしないから大丈夫」と思うかもしれませんが、調理中にゴキブリが出るなど、あわてるシーンではとっさに行動してしまう可能性も。
実際に、うっかりガスコンロの近くで『エアゾール』の殺虫剤を使い、火の手が上がった事故もあり、消防庁など各自治体が注意をうながしています。
※写真はイメージ
ゴキブリ専用に限らず、噴射式の殺虫剤を使用したら換気を行い、万が一にも着火しない環境を作りましょう。
害虫だけでなく、火災にも気を付けて、暖かい時期を乗り越えたいですね。
[文・構成/grape編集部]