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これで安心!押さえておきたいイタリアンのマナーを解説

By - grape編集部  公開:  更新:

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これで安心!押さえておきたいイタリアンのマナーを解説

※写真はイメージ

洗練された雰囲気の中、本格的なイタリアンを堪能する時間は格別です。しかし、その一方でイタリアンのマナーは難しそうだと感じる人もいるかもしれません。

本記事では、そんな不安を解消するために、基本的なテーブルマナーから服装選びのポイントまで、初心者でもイタリアンレストランでの食事を楽しむためのルールを分かりやすく解説します。

これを読めば、イタリアンレストランでの時間をより優雅に過ごせるでしょう。

イタリアンの基本的なマナーとは?

イタリアンの基本的なマナーとは?

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イタリアでは、食事は家族や友人と時間をかけて楽しむ社交の場として大切にされています。正しいマナーを身につけることで、料理の味だけではなく、周囲の人々との交流も楽しめるでしょう。

イタリアンはカジュアルな印象がある人も多いかもしれませんが、格式が高い店ではコースで提供されることもあります。

ナイフとフォークの使い方など、テーブルマナーの基本を押さえて食事を心から楽しみましょう。

イタリアンレストランでのマナー

まずは、イタリアンレストランでの立ち振る舞いについて解説します。

大きい荷物やコートなどがある場合には、スタッフに預けるのがマナーです。高級な店ではスタッフが椅子を引いてくれるため、左側から椅子の前に立ち、スタッフが椅子を前に押したタイミングで座りましょう。

ナプキンは着席してすぐに取るのではなく、飲み物を注いでもらった後、あるいは最初の料理が運ばれてくる前に広げます。この際、少しずらして2つ折りにし、折り目を自分のほうに向けてヒザの上に置きましょう。

ナイフやフォークなどのカトラリーの使い方は、外側から内側へと使っていくのが基本です。

右手でナイフ、左手でフォークを持ち、途中で飲み物を飲んだりパンを食べたりする場合は、ハの字になるよう皿の上に置きましょう。この時、ナイフの刃は自分側に向け、フォークは背面が上になるようにします。

食事が終わったら、ナイフとフォークをそろえて縦に置くのがマナー。ナイフの刃を左側に、フォークは表が上になるように置いてください。

また、ナプキンはきれいに畳んで置くと、料理に不満があると受け取られる可能性があるのだとか。そのため、ある程度くしゃっとさせて置くことが推奨されています。

イタリアンでは食事中も和やかに会話を楽しむ姿勢が好まれますが、口に食べ物を入れたまま話すのはマナー違反のため、口の中を空にしてから喋りましょう。

イタリアンのテーブルマナー

イタリアンのテーブルマナーには、以下のような特徴があります。

  • フォークは常に左手で持つ。持ち替えるのはマナー違反。
  • フォークの背の裏側に料理をのせて食べる。
  • パスタはフォークだけを使って食べる。
  • スープはスプーンを手前から奥にすくい、少なくなったら皿の手前側を浮かせる。
  • カジュアルな店で提供されるピザのような料理は、手づかみで食べてもよい。

基本的なテーブルマナーを押さえ、イタリアンレストランでの食事を楽しめるようにしましょう。

イタリアンレストランでの服装マナー

イタリアンレストランでの服装マナー

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イタリアンの醍醐味は、料理の味だけでなく店の雰囲気も楽しむことにあるといえます。雰囲気に合った服装を選ぶことは、食事の質を高めるうえでも大切なポイントです。

イタリアンレストランには、格式の高い『リストランテ』、もう少しカジュアルな『トラットリア』や『オステリア』、カジュアルな『ピッツェリア』『バル(バール)』といった種類があります。

それぞれの場にふさわしい装いをすることは、自分自身の印象を上げるだけでなく、店側への敬意を示すことにつながるともいえるのです。

イタリアンレストランの種類別にドレスコードを見ていきましょう。

リストランテのドレスコード

リストランテでは、ドレスコードを意識した装いが求められます。男性であればジャケット着用が基本で、ネクタイも着けておくほうが無難です。

女性はワンピースやブラウスとスカートなど、上品なコーディネートを選びましょう。露出が多い服装のほかにも、スニーカーやダメージデニムのようなカジュアルすぎるアイテムは避けてください。

また、靴やバッグ、小物にも気を配ることで、より洗練された印象になります。

さらに、リストランテでは清潔感が大切です。香水類は食事の香りを邪魔しないよう、控えめにしましょう。

トラットリアやオステリアのドレスコード

リストランテに比べて、トラットリアやオステリアはもう少しカジュアルで親しみやすい雰囲気があります。しかし、ラフすぎる服装は避け、清潔感のあるカジュアルな服装を心がけましょう。

男性は襟付きのシャツにジャケットを羽織る程度、女性ならシンプルなワンピースやブラウスにパンツスタイルでもOKです。

デニムも許容されることがありますが、色落ちや破れがあるものは避けましょう。

ピッツェリアやバル(バール)のドレスコード

ピッツェリアやバル(バール)といったさらにカジュアルな雰囲気の店では、基本的に厳しいドレスコードはなく、普段着でも清潔感があれば問題ありません。

ただし、汚れた靴やくたびれた服装は避け、きちんとした印象を与えるよう心掛けてください。

男性はカジュアルなシャツやポロシャツにデニムやチノパンツ、女性はパンツやスカートにシンプルなトップス、ワンピースなどがおすすめです。

料理別の食べ方のマナー

料理別の食べ方のマナー

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イタリアンでは、料理によって異なるマナーが求められます。

パスタやピザ、スープやパンといった定番のメニューでは、それぞれ食べ方の作法があるため、初めて訪れるレストランでも戸惑わず、自然に振る舞うために確認しておきましょう。

パスタの食べ方

スプーンを添えてパスタをフォークに巻き付けて食べる方法は、実は正解ではありません。

イタリアンでは、フォーク1本でパスタを巻くのが基本です。スプーンを使うのは子供や不器用な人という印象があるため、大人が使うと不慣れな印象を与えてしまうことがあります。

スパゲッティやリングイネといった長いパスタは、皿の丸みを利用して3〜5本程度を時計回りに巻きとるとよいでしょう。

イタリアでは音を立てて食べるのは特にマナー違反とされているため、すするのは絶対にNGです。

ピザの食べ方

ピザの食べ方は、店の格によってマナーが変わります。

カジュアルなピッツェリアでは、手で食べても問題はありません。ピザを持つ際には、チーズやソースが垂れないよう気を付けることも大切なマナーです。

一方、リストランテなどのフォーマルな場では、ナイフとフォークを使って食べるのがマナー。

ピザが運ばれてきたら放射線状にカットし、取り皿に取ってひと口大に切るか、短冊状に細長く切り、ナイフとフォークを使ってくるくると巻いて食べましょう。

スープとパンの食べ方

スープは手前から奥へスプーンですくい、音を立てずに静かに飲むようにするのがルールです。スープの量が少なくなったら皿の手前を少し傾けてすくいましょう。

カップに入っているスープは手に持って飲んでもOKですが、スプーンがある場合は使って飲みます。

パンは、ひと口ずつちぎって食べましょう。パンをスープに浸すのはNGです。

また、ソースが残った皿にパンを付けて拭い取る『スカルペッタ』は、リストランテのような格式が高い店では品がないとみなされることがあるため注意しましょう。

イタリアンレストランで避けたいNG行動

イタリアンレストランで避けたいNG行動

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服装や雰囲気が完璧でも、ふとした振る舞いで印象が悪くなってしまうおそれがあります。

ここでは、イタリアンレストランで避けるべき行動、マナー違反と取られる行為について見てみましょう。

食事中

ナプキンは首にかけるのではなく、ヒザの上に置くのがルールです。首にかけるのは子供の使い方とされ、大人がすると違和感があります。

また、食事中にカトラリーをバラバラに置いたり、ナイフを皿に立てかけたりすることはマナー違反です。見た目にも美しくなく、サービスの妨げになることもあります。

また、パンを丸かじりする行為もマナー違反です。イタリアでは、パンは手でちぎって食べるのが基本であり、特にリストランテでは細かな所作が見られるため配慮しましょう。

料理をシェアする場合

イタリアンでは、料理のシェア自体はマナー違反ではありませんが『一人ひと皿』が基本とされています。

特に、リストランテでは各自が自分の料理を注文するのが一般的で、シェアはほとんど行われません。カジュアルな店では柔軟に対応してくれる場合が多いため、店の雰囲気や格に応じて判断することが大切です。

シェアする場合は、他人の皿から直接料理を取る行為はマナー違反とされるため、取り皿を使うか、あらかじめ分けてもらうようにしましょう。

マナーを身につけてイタリアンをもっと楽しもう

イタリアンに限らず、食事や服装のマナーを守ることは料理を提供する店への敬意を表す行動であり、料理の背景にある文化や歴史への理解にもつながります。

例えばスープを音をたててすすったり、フォークとナイフの扱いを間違えたり、場違いな服装で来店したりといったNG行動は場の雰囲気を壊してしまい、一緒にいる人の印象も悪くなりかねません。

レストランの格式や料理について事前にリサーチし、食べ方も服装もスマートな自分を意識することで、楽しい時間を過ごせるでしょう。


[文・構成/grape編集部]

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