『間違った参拝方法』に全国の神社が迷惑 悲惨な光景に言葉を失う
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新年を迎え、多くの人が全国各地の神社を参拝します。「今年もいい年でありますように」と願いを込め、賽銭箱に小銭を投げ入れるのが定番です。
諸説ありますが、一般的にお賽銭は神様へのお供えや祈願成就のお礼として、感謝の気持ちを込めて奉納するもの。
しかし、いくら気持ちがこもっていてもルールにのっとって奉納しなければなりません。
全国で広がっている『間違った参拝方法』に注意喚起
「鳥居の柱に小銭を刺すと、願いが叶う」
そんなウワサによって、全国各地の神社が被害を受けているといいます。
こちらは世界遺産である、広島県の厳島神社にある大鳥居の写真。柱には無数の小銭が突き刺さっています。
これらはウワサを信じた人たちが行ったことであり、歴史ある神聖な鳥居は見るも無残な姿になってしまいました。
小銭をフジツボの間に挟んでいる場合は鳥居を直接傷つけているわけではありません。
しかし、鳥居に刺されたこれらの小銭はどうなるのでしょうか。神社の人が手作業で小銭を回収する必要があります。
「注連縄に小銭が刺さると縁起がいい」はウソ
年間およそ200万人の参拝客が訪れる島根県の出雲大社も、長年根も葉もないウワサによって迷惑を受けている神社の1つ。
出雲大社の神楽殿にある長さ13mもの大注連縄を下から見上げてみると、縄に無数の小銭が刺さっているのが見えます。
いつからか「注連縄にお賽銭が刺さると縁起がいい」というウワサが流れてしまい、縄に向かって小銭を投げる人が続出しているのです。
出雲大社側はウェブサイトで、注連縄は神域を結界している神聖なものであると説明。
ゆえに、この縄に小銭を投げ入れる行為は神様に失礼であり「縁起がいいことではありません」と断言しています。
注連縄が取り換えられるのは、およそ5年に一度です。また、落下した小銭がほかの参拝客に当たる可能性もあるため危険でしょう。
願いを込めて小銭を奉納しても、間違った参拝方法をしては効果がないはずです。きっと、神様も願いを叶えようとは思わないでしょう。
[文・構成/grape編集部]