夏服→秋服に衣替え 意外とできてない『クローゼット』の有効活用を、プロに聞くと…
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持っている服の量が分かりやすい 見せる収納のススメ
収納というと、棚などにすべての服をしまいきった状態を想像しますが、金内さんは「あえて、服を外に出すのもあり」だと言います。
断捨離にもつながる話ですが、着ていない服、着ている服を見極めて、自分が使える収納スペースからあふれないように量を調整するのが大切です。
しかし、すべての服を棚に入れると、自分が持っている服が分からなくなる人もいます。
そういう人は、少し部屋が狭くなってしまいますが、よく着る服はハンガーラックにかけるなど、見える収納にするのがオススメですよ。
大学3年生である、金内さんの次男の部屋は、まさに見える収納になっているそうです。
このように、よく着る服はハンガーラックや見える棚にしまって、着る頻度の低いスーツなどは、クローゼットに入れていました。
撮影:grape編集部
服をクローゼットや棚にしまうと、手前にある服ばかり着て、奥にしまった服のことを忘れてしまう人もいますよね。
そんな人は、見える収納にしたほうが、自分がどんな服を持っているのか把握しやすいでしょう。
家族で住んでいて、家に大きなクローゼットがあるという人は、そこにシーズンオフの服を入れて、普段着る服だけを各自の部屋にしまう方法も使えますよ。
金内さん宅の大きなクローゼットを、参考に見せてもらいました!
撮影:grape編集部
ズラッと並ぶコートやダウン…冬物以外にも、キャリーケースや子供の水着もこのクローゼットにしまっているそうです。
撮影:grape編集部
一人暮らしの場合は、シーズンオフの服をクローゼットの奥、普段着る服をクローゼットの手前やハンガーラックにかけるなどすれば、同じような効果が狙えそうですよ。
『捨てる』を意識しすぎない! 断捨離の第三の選択肢とは
クローゼットなどにしまいきれる服の量をキープするためには、時に、あふれた分を捨てることも大切です。
社内でも悩む人が多い断捨離についての、金内さんのアドバイスが、こちら。
どうしても決められない時は、『迷いボックス』を作って、「着ていないけれど捨てられない服」を入れてみてはどうでしょうか。
1年ほど放置して、改めて『迷いボックス』を見た時、服への感じ方が変わっていて捨てられることがあります。
1年後でダメなら、3年後とか!期間は人によりますね。
撮影:grape編集部
残す服、捨てる服の2択で考えると難しいですが、いったん保留にするという選択肢があると、断捨離へのハードルが下がりそうです。
金内さんは、「残したい服は残してもいい」と言います。
子供が赤ちゃんだった時に着ていた服とか…思い出も相まって捨てられない人もいますからね。
ただ、『迷いボックス』に入れた服に関しては、箱からはみ出ない量に収めることを意識しましょう!
いつも断捨離で悩む…という人は、ぜひ、『迷いボックス』を取り入れてみてください。
衣替えは、まず自分の持っている収納スペースを確認して、どのくらいの量の服なら残せるかを、考えてみるところから始めるのがいいのかもしれませんね。
あなたも衣替えをする時は、金内さんのアドバイスを参考にして、いつもとは違う服の収納と断捨離に、挑戦してみてはいかがでしょうか!
取材協力 金内朋子
整理収納コンサルタント。
家事代行の専門人材を育成する『特定非営利活動法人 ハウスキーピング協会』にて、資格を取得。
10年間にわたり、個人宅や店舗事務所での出張整理収納サービス、著書の執筆、セミナー講師など、培った知識を生かし幅広く活動している。
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[文・構成/grape編集部]