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アボカドが赤いのはなぜ?赤くなる理由や傷んでいる時との違いをご紹介

By - grape編集部  公開:  更新:

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アボカドが赤いのはなぜ?赤くなる理由や傷んでいる時との違いをご紹介

※写真はイメージ

「購入したアボカドが赤っぽい」

「中に赤い筋が入ってるけど大丈夫?」

アボカドを購入した後や家で保管をしている際に、アボカドが赤い状態になっているケースがあります。色が変わると、食べても問題ないのかと疑問に思う人もいるかもしれません。

変色したアボカドが食べられるかを見極めるには、いくつかのチェックポイントを知っておくとよいでしょう。

本記事では、アボカドが赤い理由や傷んでいる時との見分け方、アボカドの食べ頃などについてご紹介します。赤いアボカドの対応で悩んでいる人は参考にしてみてください。

アボカドが赤い理由は?

アボカドが赤い理由は、主に次の3つにあるとされています。

  • ポリフェノールの影響
  • 栄養補給をする筋が赤くなっている
  • アボカドの追熟

これらの理由で赤い場合は傷んでいるわけではないため、赤いアボカドも食べられるかもしれません。それぞれの理由についてご紹介していきます。

果肉が赤いのはポリフェノールの酸化の影響

果肉が赤いのはポリフェノールの酸化の影響

※写真はイメージ

アボカドの果肉が赤いのは、皮や果肉に含まれるポリフェノールが酸化するためだそうです。

皮をむいた後や切った時などに、アボカドに含まれるポリフェノールが空気に触れることで酸化すると、赤や茶、黒っぽい色になるといわれています。この現象を褐変(かっぺん)といい、アボカド以外にもバナナやモモ、リンゴなどでも起こるのだとか。

ポリフェノールの酸化はアボカドが腐っているわけではないため、食べることはできるでしょう。

果肉内にある栄養補給をする筋が赤くなっている

アボカドを切った際に赤い筋や点々が見える場合は、アボカドの『維管束』が赤くなっている可能性があります。維管束はアボカドに必要な水分や栄養を運ぶ役割を持つ組織です。

赤い筋や点々は酸化している維管束が見えるようになっているだけのため、食べても問題ありません。どうしても気になる場合は、赤い部分を切り取ってから食べるのがよいでしょう。

皮が赤いのは追熟している

皮が赤いのは追熟している

※写真はイメージ

アボカドを追熟しすぎた場合も、皮が赤っぽくなる場合があるそうです。追熟とは、収穫後に熟成させることをいいます。後で詳しくご紹介しますが、アボカドは皮が黒っぽい状態が熟して食べ頃だそうです。

しかし、熟しすぎると黒ではなく、赤っぽくなるのだとか。傷んでいなければ、皮が赤っぽくなったアボカドも食べられるといわれています。傷んでいる時との見分け方は次でご紹介するため、参考にしてください。

傷んでいる時との見分け方

赤いアボカドは酸化もしくは追熟している状態であるため、食べても問題ないとされています。切った後に時間をおいて実が赤っぽくなる場合は酸化、収穫後に皮が赤っぽくなっている場合は追熟と考えられるでしょう。

しかし、ほかにも異常が見られる場合は、傷んでいる可能性があるため注意が必要です。傷んでいる時の見分け方とされているポイントを見ていきましょう。

果肉が全体的に黒い、ヘタ付近が白い時

果肉が全体的に黒い、ヘタ付近が白い時

※写真はイメージ

アボカドの果肉が赤色に変色している場合は、ポリフェノールの影響を受けている可能性が高く、食べても問題ありません。しかし、赤色以外にも全体的に変色している部分がある時は、腐り始めている可能性があります。

特に本来の実の色である緑色の部分が少なく、全体的に黒色が多くを占めている時は、食べるのを避けたほうがよいでしょう。

また、果肉にもカビが生える場合があるそうです。特に、ヘタ付近は白カビが発生しやすいといわれています。果肉が赤いだけでなく、ヘタ付近が白くなっている時も食べるのを避けましょう。

皮に綿毛のようなものが付着していたり、真っ黒に変色していたりする時

皮が追熟で赤くなっているだけは問題ないとされています。しかし、白い綿毛のようなものが付着している際は食べるのはやめたほうがよいでしょう。白い綿毛のような部分は白カビとされ、発がん性物質や毒を含んでいる可能性があります。

なお、皮が赤や黒っぽい色ではなく、真っ黒な状態の時は傷んでいる可能性があるそうです。明らかに真っ黒な時も、食べずに処分したほうがよいでしょう。

色以外に異常がある

色以外に異常がある

※写真はイメージ

アボカドが傷んでいる時は、色以外の異常も発生している可能性があります。アボカドが傷んでいる時の異常の例としては、以下の通りです。

  • ツンと鼻を突くような異臭がする。
  • 実がぶよぶよしたりドロドロしたりするほどやわらかい
  • 酸っぱい味がする。

特に食べた瞬間に酸味を感じた場合、腐敗が進んでいる可能性があるため食べるのをやめましょう。

もし腐ったものをうっかり食べてしまい、下痢や腹痛、嘔吐など食あたりのような症状が出ている時は、早めに医療機関を受診してください。

その際には、何を食べたのか、いつ食べたのかなどを伝えられるようにしておくと、適切な治療を受けやすくなるでしょう。

食べ頃のアボカドを選ぶポイント

アボカドの食べ頃の選び方

※写真はイメージ

アボカドは購入してすぐはまだ熟しきっていない可能性もあり、食べるためには追熟が必要とされています。

食べ頃かどうかの見極めは、以下のポイントをチェックするとよいでしょう。

  • 皮が全体的に黒っぽい。
  • 適度な弾力がある。
  • ヘタが少し浮いている。

実が黒っぽいと傷んでいる可能性がありますが、皮が黒っぽいことは完熟度合いの指標になるとされています。完熟してからも熟成は進むため、皮が黒っぽくなっている時はできるだけ早く食べたほうがよいでしょう。

ただし、皮が真っ黒になってしまうと、傷んでいる可能性が高いです。

購入してできるだけ早く食べたい場合は、これらのポイントを満たしているアボカドを探してみてください。

家で追熟させる場合は、指で皮を軽く押してみることでも完熟度合いを確認できます。適度に弾力がありやわらかくなっていれば、熟しているサインです。

ただし、アボカドを強く押すと痛んでしまう可能性があります。弾力の確認はお店で売られているようなアボカドでは試さず、家で追熟する場合に限り行いましょう。

ヘタについても、アボカドと実の間に若干の隙間があると食べ頃なのだとか。隙間ができる理由は果肉から水分が失われていくためとされています。

これらのサインを見逃さないようにすることで、アボカドの食べ頃を見極めやすくなるでしょう。

赤いアボカドは状況によっては食べられる可能性がある

赤いアボカドは、ポリフェノールが酸化、もしくは熟しすぎているだけであるため、食べても問題ないと考えられています。

切断面に赤い筋や点が見えるケースも、アボカドに栄養補給を行う維管束が酸化して赤く見えるようになっているだけのため、食べられるそうです。

一方、赤いだけではなく、ほかにも異常がある場合は傷んでいる可能性があるため注意しましょう。異臭がしたり、本来は緑色の実が黒っぽかったりする時は、食べずに処分してください。

また同じ黒色でも、皮の色が黒っぽくなるのは食べ頃の証拠です。ほかにも、ヘタが少し浮いている状態も食べ頃とされています。

赤いアボカドを見つけた時は、これら食べ頃のチェックポイントも参考に、食べられるかどうかを判断してみてください。


[文・構成/grape編集部]

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