アボカドの変色防止に使わないで! 企業の解説に「逆効果だったとは…」
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※写真はイメージ
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- 出典
- ミツカン
クリーミーな口当たりと豊富な栄養で人気のアボカド。
サラダやマリネなど、さまざまな料理に活用している人も多いでしょう。
そんなアボカドで困るのが、カットした後の変色です。
アボカドの変色を防ぐためのポイントを、お酢メーカーとしておなじみのミツカンの公式サイトより紹介します。
アボカドの変色予防に『酢』は逆効果
アボカドの変色を防ぐための方法はさまざまありますが『切り口にレモン汁をかけておく』というのもその1つです。
レモンが手元にない場合、別のもので代用できたらと思う人も多いのではないでしょうか。
レモンと同じく酸味のある調味料といえば『酢』ですが、アボカドの変色予防に使えるのかどうか、気になります。
早速、ミツカン公式サイトの回答を確認してみましょう。
ミツカンによると、アボカドの変色予防に効果があるのはクエン酸やビタミンCで、酢は該当しません。
同じ酸味のある調味料でも、レモンと酢ではまったく異なる効果をもたらしてしまうため、使用は避けてください。
レモンが手元にない場合は、酢ではなくタマネギを使うのがおすすめです。
タマネギ中に含まれるフラボノイドや硫黄成分に、変色予防効果があるそうです。
アボカドが変色する原因と注意点
アボカドが変色する理由とは
アボカドを切ると変色してしまうのは、酸素に触れることで酸化反応が進むためです。
アボカドに含まれるポリフェノールオキシダーゼという酵素は、酸素と結び付きやすいという特徴があります。
この酵素の働きを弱めることが、変色を防ぐコツです。
アボカドの断面にレモン汁をかける方法は確かに効果的ですが、あまり長期間は持ちません。
だからこそ、アボカドを使う際には調理の順番に工夫してください。
サラダに入れる時は、食卓に並べる直前にカットし、レモン汁と合わせて提供するのが効果的です。
変色していても食べられる?
アボカドが変色してしまった時に気になるのが「このまま食べても大丈夫なのか」という点です。
変色したアボカドも傷んでいるわけではないため、普通に食べられます。味にも変化はないので、安心してください。
ただし、カットした断面だけではなく、アボカド全体が黒く変色しているものは腐敗が進んでいます。
色以外に、臭いや汁といった異常も現れるので、あわせて注目してみてください。
アボカドが黒く変色するのを防ぎたいなら、お酢の使用は逆効果だと分かりました。
変色を防ぐにはレモンやタマネギで行うとよいでしょう。
どのような料理に使いたいのかを踏まえて、予防策を決めるのもおすすめです。
[文・構成/grape編集部]