アボカドの黒い斑点と筋は食べられる? 腐敗の見分け方や保存方法も紹介
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「アボカドに黒い斑点が付いているけど大丈夫なのか」「黒い筋は食べても問題ないの?」と、お悩みの人はいるのではないでしょうか。
結論、果肉全体が変色していなければ、黒い斑点や筋は食べても問題ありません。ポリフェノールが酸素と反応して酸化しただけであるため、健康に害はないでしょう。
ただし、果肉や皮の状態を確認し、腐っているかどうかをしっかり把握しないと、腹痛や嘔吐のリスクがあるので、気を付けなければなりません。
そこで本記事では、アボカドの黒い斑点や筋の正体について解説します。変色を防ぐ方法や、腐ったアボカドの見分け方も解説しますので、ぜひ参考にしてください。
アボカドに黒い斑点と筋の正体
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アボカドに黒い点と筋があったとしても、果肉が腐っていなければ基本的には食べられます。アボカドの黒い点と筋の正体は、維管束(いかんそく)の酸化であるためです。
維管束は、多くの植物にある栄養や水分を運ぶための管で、人間の血管と同じような役割を持っています。
維管束が空気に触れて酸化することで、黒くなります。黒くなった維管束は、取り除かなくても健康面の問題はありません。
ただし、保存状態によっては腐っている場合もあるので、見た目や臭いに違和感がないかを確認してから食べましょう。
黒くなった維管束は硬いので、食感が気になる人は取り除くことをおすすめします。
アボカドに黒い斑点や筋ができる原因
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黒い斑点や筋ができる理由は、アボカドにポリフェノールが含まれているためです。ポリフェノールは、酸化酵素のポリフェノールオキシターゼにより空気中の酸素と結び付けられて変色します。
ポリフェノールは主に維管束に含まれており、黒くなりやすいのが特徴です。ポリフェノールの変色は、リンゴやバナナなどにも起きる現象で、アボカドだけの現象ではありません。
ポリフェノールは果物や野菜、コーヒーなどさまざまな食材に含まれており、酸化しても問題なく食べられるので安心してください。
アボカドの黒い斑点や筋の発生を防ぐ方法4選
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アボカドの黒い斑点や筋が気になる人は、発生しないように工夫する必要があります。黒い斑点や筋の発生を防ぐ方法として、以下の4つがあるので試してみましょう。
きれいな緑色をしたアボカドをお皿に盛り付けて食べたい人は、ぜひ参考にしてください。
レモン汁を振りかける
レモン汁には抗酸化作用があるため、アボカドにかけることで褐変(かっぺん)を抑えられます。褐変とは、アボカドがポリフェノールの酸化によって褐色に変化することです。
褐変はレモン汁に含まれているビタミンCによって抑えられます。
レモン汁をかけた後、さらにラップで密閉すると、褐変を抑えることができるでしょう。
食品用ラップフィルムでくるむ
カットした部分が空気に触れないように食品用ラップフィルム(以下、ラップ)でくるむと、黒い斑点や筋の発生を抑えられます。
しっかりと密着させることで、断面が空気に触れにくくなるためです。
タッパーのような容器に入れるだけだと変色しやすいので、ラップを使用しましょう。密閉しやすいよう、タネ付きのままラップでくるむのがポイントです。
電子レンジで加熱する
電子レンジで加熱するとアボカドに含まれる酵素が活性化しなくなるので、変色を防げます。ラップをかけずに電子レンジで10~20秒ほど温めるだけでOKです。
香りや風味も変わることなく、おいしく食べられます。食感がやわらかくなり、食べやすくなる効果もあるので、実が硬いアボカドをやわらかくしたい時にもおすすめです。
オリーブオイルを塗る
オリーブオイルをカットした面に塗ることで、酸化を防止できます。
味付けにもなるので、そのまま料理に使うのもおすすめです。オリーブオイルを塗るとアボカドの風味が変わるため、使う料理によって変色を防ぐ方法を変えるのがポイント!
オリーブオイルには酸化を抑えるオレイン酸が含まれており、変色を防ぐ効果が期待できます。
腐ったアボカドの見分ける3つの方法
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黒い筋や斑点があるだけでは問題ありませんが、果肉が腐っていたら食べられないケースがあるので注意が必要です。
本章では、以下の3つの観点から腐っているかどうかを判断する方法を紹介します。
腐ったものを食べると腹痛や嘔吐のリスクもあるので、必ず確認してください。
見た目での見分け方
アボカドは、基本的にきれいな緑色をしていますが、果肉が褐色や黒色になっている場合は食べられません。
果肉を切らなくても、皮に白っぽいフワフワしたものが付いていたらカビなので、食べないようにしましょう。毒素が入り込んでいる可能性があるため危険です。
ただし、皮に白い点々がある場合は、病害虫予防で使用された消石灰の可能性があります。消石灰については問題ありませんので、調理の際に取り除くようにしましょう。
アボカドの果肉と種子の間に隙間がある場合も腐っている可能性が高いので、注意が必要です。隙間の部分に白カビが生えている場合があるので、必ず廃棄しましょう。
臭いでの見分け方
アボカドは以下のように異臭がした場合は、腐っているかもしれないので捨てましょう。
これらの臭いは、果肉に雑菌やカビが付いている証拠です。
冷蔵庫に長期間放置したアボカドは、切って臭いを確認してから使いましょう。
感触での見分け方
やわらかくなりすぎている場合や、タネが簡単に取れてしまう場合は、腐っている可能性があり危険です。
決して熟してやわらかくなっているわけではないので気を付けましょう。
腐っているアボカドは、へたを押すだけで果肉と隙間ができているのが分かるので、ブヨブヨでやわらかいと感じたら捨てることをおすすめします。
触っただけでは分からない場合は、切って簡単にタネが取れるかを確認しましょう。
アボカドの保存方法3選
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アボカドの保存方法を以下の3つのパターンで紹介します。
黒い斑点や筋の発生を防ぐ保存方法を把握できますので、ぜひ参考にしてください。
常温保存
常温保存したい場合は、直射日光を避けて、風通しのよい冷暗所で保存しましょう。適温で保存することでアボカドが熟し、おいしく食べられるようになります。
ただし、アボカドを常温で保存し続けると、熟しすぎて腐ってしまうことも。
15℃~27℃ぐらいが熟すのに適していますが、暖かければよいというわけではありません。夏は常温での保存が難しいので、冷蔵庫で保存しましょう。
なお、熟したアボカドは、常温保存で3~5日ほどもちます。
冷蔵保存
冷蔵保存の場合は、野菜室で保管するのがおすすめ。温度の低い場所に保存すると、アボカドが熟しすぎるのを防げます。
冷蔵室の温度が5℃以下の冷蔵庫に保存すると、低温障害によって、黒い筋や斑点ができやすくなってしまうので、注意が必要です。
なお、1個まるごと保存する際は、ポリ袋に入れて4~5日ほど持ちます。
カットした場合はレモン汁をかけ、ラップで密閉し、フリーザーバッグに入れて保存しましょう。しっかりと保存することで2~3日程度はもちます。
ただし、カットすると実が空気に触れて腐りやすくなるので、できるだけ早めに食べましょう。
冷凍保存
冷凍保存であれば、約1か月保存できるようになります。
カットしたアボカドを皮ごとラップで包み、フリーザーパックに入れて冷凍庫で保存しましょう。
冷凍したアボカドを使用する際は1~3時間程度解凍し、通常のアボカドと同じように使います。
変色を防ぐ場合は、レモン汁をかけてから冷凍保存するのがおすすめです。
解凍する際は、野菜室に入れてじっくり温度を戻したほうが、風味が損なわれずに食べられます。
アボカドの食べ頃を判断する方法5選
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スーパーで新鮮なものを買ったとしても硬いため、おいしく食べたい人は熟す必要があります。
熟しているかどうかを判断する際は、以下の5点を確認しましょう。
いつでもアボカドをおいしく食べられるよう、以下をぜひ参考にしてください。
皮の色が黒っぽいかを確認する
アボカドは、黒色に近い深緑色になると食べ頃です。新鮮なものはやや緑っぽいですが、熟していると少し皮が黒っぽくなります。
スーパーで黒っぽいものを選ぶことで、熟したアボカドを早めに食べられるでしょう。
ただし、すでに熟しているので、できるだけ早めに食べないと、腐るおそれがあります。
アボカドの皮が真っ黒になると、腐っている可能性が高いので、注意が必要です。購入したら定期的に熟しているか、腐っていないかをチェックしましょう。
触って少しやわらかいかを確かめる
熟したアボカドは、さわると少しやわらかいのも特徴的。軽く押してやわらかいと感じたら熟している証拠です。
逆にやわらかすぎると、傷んでいる可能性があるので注意が必要。アボカドはやわらかすぎず、少し弾力があるうちに食べるのがベストです。
アボカドはデリケートな食材のため、硬さを確かめる際はやさしくさわるようにしてください。
ヘタと皮の間に少し隙間があることを確認する
アボカドは、ヘタから熟す食材です。ヘタの状態で熟しているかどうかを判断できるので、見たり触ったりして判断しましょう。
ヘタと皮の間に隙間があるかを確認し、あれば熟しています。切らなくてもヘタが沈んでいるのが分かれば食べ頃です。
ただし、あまりにも隙間が大きいと腐敗している可能性があるので、アボカドの色もしっかりと確認して判断しましょう。
皮にシワがないことを確認する
やわらかい状態でも、皮にハリやつやがあるのが大切です。少しでもシワがあり、皮が浮いていたら熟しすぎている可能性があります。
新鮮なアボカドは形がきれいでハリやつやがあるのが特徴。熟していながらも新鮮なアボカドの性質がしっかりと残っている状態であるのが望ましいでしょう。
果肉がクリーム色に近いかを切って確かめる
アボカドを切ってみて、果肉がクリーム色に近いと食べ頃です。新鮮なものは果肉が硬く色も薄いので、濃厚な味が出ません。
きれいなクリーム色になるまで熟させることで、脂肪分たっぷりのアボカドを味わえます。
ただし、カットした後は常温で熟すことができなくなるので、表面の皮の色ややわらかさで判断しましょう。
アボカドを熟させる方法3選
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購入の時点で硬いものを買ってしまった場合に、できるだけ早く熟させる方法を3つ紹介します。
常温保存よりも早く熟せるので、ぜひ試してみましょう。
リンゴやバナナと同じ袋に入れる
リンゴやバナナを同じ袋に入れて常温保存すると、追熟が進みやすくなります。リンゴやバナナからエチレンガスが発生することで、アボカドが熟しやすくなるためです。
ポリ袋に入れる際は、口を軽く閉じて、通気性をよくするのがポイント。
リンゴやバナナがない時は、新聞紙やアルミホイルなどでくるみ、アボカド自身が発するエチレンガスで熟成を早めましょう。
加熱する
カットしたアボカドを熟成させたい場合や、今すぐ硬いアボカドを追熟したい場合は、電子レンジで加熱しましょう。
半分に切ってタネを取り除いたアボカドを耐熱皿に乗せ、500Wの電子レンジで30~60秒加熱してください。
皮がむけるくらいやわらかくなれば、追熟の完了です。加熱後のアボカドはとても熱いので、一度冷ましてから皮をむきましょう。
冷蔵庫の上に置く
冷蔵庫の上は25℃程度といわれており、追熟にぴったりの温度。春や秋は使わなくても熟せますが、冬場は寒いので、常温だけだとなかなか熟せません。
ただし、背の高い冷蔵庫の上に置いた場合、アボカドが見えなくなってしまい、置いたかどうかを忘れてしまう可能性があるので注意しましょう。
アボカドの黒い斑点や筋は食べても問題ない
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アボカドの黒い斑点や筋の正体は、維管束に含まれるポリフェノールが酸化したもので、食べても問題ありません。
ただし食感がやや硬いため、気になる人は取り除きましょう。
黒くなるのを防ぐために、電子レンジやレモン汁などを使うこともおすすめです。保存条件やアボカドの状態によっては腐っている可能性があるので、注意してください。
おいしいアボカドが食べられるよう、熟しているタイミングを見極めて食べられるようにしましょう。
[文・構成/grape編集部]