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砂糖の代用はみりんでOK?分量の目安やほかの代用品5つも解説

By - grape編集部  公開:  更新:

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砂糖の代用はみりんでOK?分量の目安やほかの代用品5つも解説

※写真はイメージ

砂糖をうっかり買い忘れてしまい、今すぐ使いたいのに家にないという状況に出くわすこともあるでしょう。砂糖は料理に欠かせない調味料のため、ないと困りますよね。

そんな時に役立つのが、砂糖の代わりに使える甘味料です。特にみりんは、砂糖の代用品として活用できるだけでなく、料理に上品な甘みや照りを与えてくれるといいます。

さらに、みりん以外にも砂糖の代わりになる甘味料がいくつかあるようです。

本記事では、砂糖の代わりにみりんを活用する際のポイントと、みりん以外で使える代用品についてご紹介します。

みりんは砂糖の代用になる?

みりんは砂糖の代用になる?

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砂糖の代わりにみりんは使えるのかと疑問に思う人もいるでしょう。結論から言うと、みりんは砂糖の代わりとして使えるようです。

砂糖は強くてはっきりとした甘みを持つのに対し、みりんはふんわりとまろやかな甘さで、甘み自体も砂糖より少ないといわれています。

そのため、砂糖の代わりに使う際は、砂糖大さじ1杯に対して、本みりんなら大さじ3杯程度を目安に使用しましょう。甘さの感じ方は人によって異なるため、味見もしながら調整するのがおすすめです。

また、みりんには『本みりん』『みりん風調味料』『発酵調味料(みりんタイプ)』といった種類があり、発酵調味料には塩分が含まれているといいます。

想定していた味と違ってしまわないように、代用する場合は、塩分を含まない本みりんやみりん風調味料を選ぶとよいでしょう。

本みりんはもち米や米こうじなどを糖化、熟成させて造られる伝統的な調味料です。みりん風調味料は糖類や酸味料をブレンドしたものであり、アルコール度数が1%未満と低いのだとか。

一方、発酵調味料(みりんタイプ)は米や米こうじを発酵させた後に塩分などを加えたものであり、本みりんと風味は似ていますが塩味があります。

このように、みりんは砂糖の代わりとして利用可能なようです。ただし、代用する際は、甘みの強さや風味の違いを理解したうえで、料理に合わせて上手に使い分けましょう。

砂糖の代わりにみりんを代用できるかは料理によって異なる

砂糖の代わりにみりんを代用できるかは料理によって異なる

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みりんは砂糖の代用品として活用できますが、すべての料理に向いているわけではありません。では、どんな料理ならみりんを使ってもよいのでしょうか。

具体的には、煮物や照り焼きなど加熱する料理であれば、みりんの糖分によって照りが生まれ、アルコールで煮崩れ防止や臭み消しの効果も期待できるといわれています。

さらに、みりんにはアミノ酸などの旨味成分が含まれているため、料理全体にコクを出せるようです。

照りや、コクが出せるのに加えて煮崩れ防止や臭み消しにもなるなんて、メリットが多いですよね。

一方で、和え物やマリネのように加熱を伴わない料理ではアルコールの風味が残りやすく、そのまま使用するのは避けたほうがよいとされています。

その場合は後述する『煮切り』をして、アルコールを飛ばしてから使うようにしてくださいね。

砂糖の代用にみりんを使う際の気になる疑問

砂糖の代用にみりんを使う際の気になる疑問

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砂糖の代わりにみりんを使う時、アルコールの飛ばし方や菓子作りに代用できるのかなど疑問が出てくる人もいるでしょう。

ここでは、アルコールの飛ばし方や菓子作りに代用できるのかなどをまとめました。

どうやってみりんのアルコールを飛ばすの?

前述した通り、本みりんや発酵調味料(みりんタイプ)にはアルコールが含まれており、そのままでは和え物やマリネのような加熱しない料理に使いにくい場合があります。

アルコールを飛ばして、加熱しない料理にも使えるようにするために役立つのが『煮切り』です。

煮切りには、鍋を使う方法と電子レンジを使う方法があります。

まずは、鍋を使う方法を見てみましょう。

1.鍋にみりんを入れ、中火で加熱する。

2.沸騰したら弱火にして1分〜1分30秒ほど煮立たせる。

3.火を止めてから香りを確かめ、アルコール臭が消えていれば完成。

次は、電子レンジを使う方法です。

1.耐熱容器にみりん大さじ1杯を入れる。

2.ラップをせず、600Wで30秒〜60秒加熱する。

3.少し冷ましてから匂いや味を確認し、アルコールが抜けていれば完成。

このように、みりんは煮切りをすることで用途が広がり、加熱しない料理や甘味料代わりにも安心して使えるようになるでしょう。

菓子作りにもみりんで代用できる?

菓子作りに使う時は、みりんシロップにするのがおすすめです。

みりんシロップの作り方は、以下の手順を参考にしてください。

1.鍋に本みりんを入れて、中火で加熱する。

2.沸騰したら弱火にし、半量になるまで煮詰める。

3.とろみが出たら完成。

完成したみりんシロップは、さまざまなスイーツに活用できます。

バニラアイスやパンケーキ、ヨーグルトとも相性抜群です。さらに、クッキーやスコーンなどの焼き菓子にも使えるため、ぜひ試してみてください。

みりん以外の砂糖の代用品5選

砂糖が手元にない時には、みりん以外にも代用できそうな食品があります。

ここでは、みりん以外で砂糖の代用品になるものを5つまとめました。

1.甘酒

1.甘酒

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甘酒は『飲む点滴』と呼ばれるほど栄養価が高い発酵飲料で、砂糖の代わりにも使えるといわれています。

甘酒には、『酒粕甘酒』と『米麴甘酒』の2種類があるようです。

酒粕甘酒は、酒粕を水で溶かして砂糖を加えて作られています。日本酒を造った時にでる酒粕を使用しているため、アルコールを含んでいるのです。

一方で『米麹甘酒』は米麹から造られており、砂糖を加えられておらず米本来の甘さがあります。また、アルコールも含まれていないため、子供から大人まで安心して利用できるでしょう。

ビタミンB群やアミノ酸、オリゴ糖などを含み、腸内の健康を維持するのに役立つといわれています。

ただし、酒粕から造られる甘酒は、砂糖やアルコールを含むため、代用品としては適していません。砂糖の代わりに使う場合は、米麴から造られている甘酒を選びましょう。

2.ハチミツ

2.ハチミツ

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ハチミツは、ハチが花の蜜を集めて作る天然甘味料です。

砂糖より甘味が強いため、代用する時は砂糖よりも少なめの量にするとよいでしょう。

花の種類によって香りや味わいが異なり、料理や飲み物に独特の風味を与えてくれます。

また、白砂糖にはほぼ含まれないミネラルやビタミン、アミノ酸が豊富で、抗菌作用があるといわれている点も大きなメリットです。

ただし、1歳未満の乳児には、ボツリヌス菌のリスクがあるため、砂糖の代わりに使用するのは避けましょう。

3.ココナッツシュガー

3.ココナッツシュガー

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ココナッツシュガーは、ココナッツの実ではなく、花のつぼみから採れる樹液を煮詰めて作られる甘味料です。

見た目は茶色でキャラメルのような香ばしさがあり、砂糖よりもまろやかでコクのある甘さを持っています。クセが少なく幅広い料理に使えるため、砂糖の代用品として取り入れやすいのが特徴です。

また、ココナッツシュガーは低GI食品として知られ、血糖値の上昇が緩やかになるといわれています。さらに、ミネラルや食物繊維も含まれているため、身体にやさしい甘味料といえるでしょう。

4.メープルシロップ

4.メープルシロップ

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メープルシロップは、カエデの樹液を濃縮して作られる天然甘味料で、カナダを代表する特産品です。

芳醇な香りと深い甘さが特徴で、パンケーキやヨーグルトだけでなく、和食の煮物など幅広い料理に使いやすいでしょう。

砂糖よりもカロリーが低く、カルシウムやカリウムなどのミネラルやポリフェノールが豊富に含まれている点が魅力です。

5.オリゴ糖

5.オリゴ糖

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オリゴ糖は、糖質の一種で『フラクトオリゴ糖』『大豆オリゴ糖』『ガラクトオリゴ糖』など、原料や製法によって種類が分かれています。

甘さとカロリーが、砂糖より控えめなのが特徴です。

飲み物やヨーグルトに加えたり、菓子作りに利用したりするのに適しています。しかし、人によっては摂りすぎると腹がゆるくなることがあるため、まずは少量から試してみましょう。

みりんは料理によって砂糖の代用になる

みりんは砂糖の代わりに使えますが、甘さの出方や風味は砂糖と異なります。

そのため、分量をそのまま置き換えると甘さが足りなかったり、料理によってはアルコール分や水分量が影響したりすることもあるため、調整しながら使うのがポイントです。

また、砂糖の代用品はみりんだけではありません。『甘酒』や『ハチミツ』『ココナッツシュガー』『メープルシロップ』『オリゴ糖』といった選択肢もあり、それぞれに栄養面や風味の特徴があります。

砂糖を切らしてしまった時でも、料理の目的や健康面を考慮して適切な甘味料を選べば、満足感のある味わいをしっかり楽しめるでしょう。


[文・構成/grape編集部]

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