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「虐待だ!」 チュチュが大好きな3歳の息子 母親が投げつけられた言葉に賛否両論

By - grape編集部  公開:  更新:

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出典:Facebook

ジェン・アンダーソン・シャタックさんは3歳半になる息子のルーくんを育てる母親です。

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そう願い、愛情を持って息子さんを育てていると言います。

しかし、このジェンさんの願いが、見知らぬ男性から「児童虐待だ」という酷い言葉を投げつけられる原因になってしまうのです…

男の子だけどチュチュが大好き♡

ルーくんは男の子ですが、チュチュが大好きです。

チュチュ

古典バレエにおいて着用されるスカート状の舞台衣装。現在はファッションの一環として、女性が普段着として着用することも多い。

チュチュが大好きな理由をルーくんはこう説明するそうです。

「とてもキレイだし、履いていると何だか勇気が湧いてくるんだ」

「男の子がチュチュを履いちゃいけないなんて決まりはないでしょ」

Facebook ーより和訳

ジェンさんも不思議に思ってはいましたが、「本人が強く望むのであれば」と好きなようにさせていました。

見知らぬ男性の「児童虐待だ」という主張

教会に行く時も、ショッピングに行く時も、いつもチュチュを身に着けているルーくん。

しかし、ある日、チュチュを身に着けたルー君を見た、見ず知らずの男性が公園で突然、ジェンさんにこんな声をかけてきました。

「ちょっとした好奇心から伺いたいのですが…
なぜ男の子にチュチュをはかせているんですか?」

Facebook ーより和訳

口調は丁寧でしたが、明らかに「あなたおかしいよ。子どもにこんなモノを着させて」というニュアンスを感じたというジェンさん。

さらに、今度はルーくんに直接、こう語りかけ始めます。

「君のママは君にチュチュなんかはかせるべきじゃない。
なぜなら君は男の子だからね」

「君のママは悪い人だ。
これを『児童虐待』って言うんだよ」

Facebook ーより和訳

そして、突然、ルーくんの写真を撮ろうとします。

「世の中の人に写真を見て判断してもらえばいい。
世間が何て言うか…分かるだろう?」

Facebook ーより和訳

「やめて!」と言っても、写真を撮り続ける男性に恐怖を感じたジェンさんは、警察に通報。

駆け付けた警察官のおかげで男性も引き下がりましたが、ルーくんの恐怖は簡単には消えませんでした。

「僕がスカートをはいていたら、またあのおじさんが来るの?」

Facebook ーより和訳

ジェンさんはルーくんを安心させるため、そして自分自身を奮い立たせるためにこう説明したと言います。

「どこの誰があなた(ルーくん)を批判しようと、絶対に私が守るわ」

「あなたが何を着るかはあなたの自由なのよ」

Facebook ーより和訳

「世間が私たちを変えることはできない」

一連の出来事を自身のFacebookに投稿したジェンさんは最後に、こう締めくくります。

私たち家族には信念があるの。それは…

  • 私たちは互いにケアし合う
  • 私たちは互いに親切にし合う
  • 私たちは自分たちで決断して、根気を持ってそれを実現する
  • 私たちには勇気がある

ということ。

私たち家族は自分が誰なのか、よく知っている。
それを見知らぬ誰かが変えることなど絶対にできないわ。

世間は私たちを変えることはできない。
私たちが世間を変えるのよ。

Facebook ーより和訳

このジェンさんの投稿には、8万近くの「いいね!」と、「ジェンさんとルーくんを支持する」という多くのコメントが寄せられました。

もちろん、中には「3歳の子どもには正しい判断力が備わっていないのでは?」といった批判的な意見もあります。

確かに、ルーくんには大人と同じような判断力がなくて当然です。

しかし、少なくとも「チュチュをはきたい」という強い意志はあります。その意志を尊重することが「児童虐待」になってしまうのでしょうか?

自分の価値観とは異なる状況に直面した時に、「相手が間違っている」と思うのか、「自分は共感できないけれど、そういう考え方もありかもしれない」と思うのか

懐が広い人というのは、後者のような考え方をできる人のことを言うのかもしれませんね。

出典
Jen Anderson Shattuck

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