大泣きする2歳の息子 通りすがりのオジサンが、言ってはならない『ひと言』
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フリーアナウンサーの魚住咲恵さんは、2人の男の子の育児に奮闘中。
2018年の冬の初め、息子2人が風邪を引いてしまったといいます。
2人をかかりつけ医に診せ、処方薬をもらいに薬局へ向かおうとしていた時のこと。
2歳の長男は、クリニックを出てからずっと大泣きしていました。魚住さんは、「いつものこと」と長男に優しく声をかけてあやします。
そこで、予期せぬ出来事が起こりました。
通りすがりの男性の、心無いひと言
『大泣きスイッチ』が入ってしまった子どもは、簡単に泣き止んではくれません。
魚住さんがあやしても、やはり長男は泣き止みませんでした。そこへ、1人の男性が声をかけてきます。
「どうして泣いているのか」が分かれば、母親は苦労をしません。
「いろいろあるのよ」といいたい思いを抑え、「なんででしょうね~気に入らないことがあるんだと思いますー」と魚住さんは男性に答えたのですが…その後、男性が口にした言葉に、魚住さんはショックを受けます。
この言葉に、魚住さんは激怒。「ちょっと!変なこというのやめてください!」と果敢にもいい返したのです。
場合によっては魚住さんの言葉に男性が激昂する可能性もありましたが、幸いなことに、トラブルなどには発展しなかったようです。
魚住さんは、この時に感じた胸の内の怒りを、次のようにブログにつづりました。
魚住さんは、「本当に虐待の場合もあるかもしれないから、地域の目は必要」と続けています。しかし、愛情を持って子どもに接している母親にとって、こんなにも残酷な言葉があるでしょうか。
子どもが泣く理由はさまざま。場合によっては、母親に何か足りないところがあって泣いているのかもしれません。
しかし、意図的に泣かせるような行いをしているのではない限り『虐待』という言葉を使っていいはずもありません。
魚住さんは、「自分は2人目で、2年長男に付き合ってるから涙ぐらいじゃうろたえない」としながらも、母親になったばかりの女性を気遣っています。
魚住さんのブログには、「私もいわれたことがある」というコメントが寄せられています。中には、ひどいショックを受けた人も…。
・分かります。私も通報されて、警察官がやって来た時には泣き止んでいたことがあります。
・私もいわれたことがあります。ショックで食事がノドを通らなくなりました…。
・腹が立ちますがそういう人はどこにでもいます!
・絶対に許せない言葉です。
TVのニュースで、虐待の末、子どもが亡くなってしまうという痛々しい事件を目にすることがあります。
だからといって、日々奮闘している母親に対して「虐待では?」と安易に言葉をかけるべきではありません。
もし本当に虐待が疑われるのであれば、児童相談所全国共通ダイヤル『189(イチハヤク)』に通報することを、魚住さんは勧めています。
虐待から子どもを守るのは必要なこと。それと同じように、子育てに一生懸命な母親を社会が守るのも大事なことです。
[文・構成/grape編集部]