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ド派手ファッションで試合に挑む 68歳現役車いす卓球・別所キミヱ選手とは?

By - grape編集部  公開:  更新:

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石川佳純、伊藤美誠など若手選手の活躍で注目を集める女子卓球。

でも、頑張っているのは若手だけではありません!

車いす卓球女子日本代表チーム代表の別所キミヱさんは、なんと68歳。今も元気に国際大会等で活躍、注目を浴びています。彼女のトレードマークはなんといっても、そのド派手なファッション。

金髪の編み込みヘアには色とりどりのアクセサリー、爪には鮮やかなネイルアート、そして愛用の車いすには蝶のデコレーションを欠かしません。もちろんメイクもバッチリです。競技会場でも異彩を放つ彼女は外国人選手の間でも有名で、その名も「マダム・バタフライ」と呼ばれているそうです。

しかし別所選手のすごさは、ファッションだけではありません。車いす卓球選手としての実力も世界ランキング第7位と、文字通り世界トップクラス。

45歳で初めてラケットを握ったという別所選手の強さの秘密はどこにあるのでしょうか?

別所選手は40歳で最愛の夫と死別。42歳でがんを患い、手術の影響で両足が不自由になってしまいます。あまりに過酷な運命…。手術後しばらくは歩けなくなったショックに耐え、再発・転移におびえる日々を送っていたそうです。

しかし、そんなある日、友人の一言で別所選手はハッと目を覚ましました。

「できないことを嘆くより、できたことを喜べばいいよ」

この日を境に気持ちが切り替わったという別所選手。「私にとって車いすになったことは、この上ないマイナスでした。つまりこれ以上悪くなりようがないってこと。だから、これからやることは、すべてプラスなんだ」と思えるようになったといいます。

そして45歳で車いすテニスに挑戦。もともとスポーツ好きだったこともあって、すぐにのめり込み、夢中で練習を続けました。

「私には年齢というハンディもあるし、がんの再発や転移の不安があります。だからこそ、いつ死んでも悔いはないように必死で努力しました」という別所選手。

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※イメージ画像です

2004年に52歳で初めて日本代表チームに選ばれ、パラリンピック・アテネ大会に出場したときも、「もう後はない。来るなら来い!」という意気込みで臨んだそうです。

以来、3大会連続でパラリンピックに出場。メダルこそ逃していますが、上位入賞を果たしました。

「これまで遠征費やコーチ代を稼ぐために働きながら一生懸命練習してきました。我ながらすごいエネルギー。自分で自分を誇りに思います。金メダルは私の心の中にあるんです。私の人生への金メダルが」と語った別所選手。本当にすごいですね!

そして2016年、68歳となった別所選手は、今も現役で活躍中。得意技の回転をかけたショットを繰り出し、巧みにボールを操る姿はまさに蝶のようです。

「スポーツに年齢制限はありません。いくつになっても挑戦する姿を見てもらいたいし、若い選手をやっつけたいですね」と笑顔で語る別所選手。

日本が誇るマダム・バタフライの戦い、これからも楽しみです!

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出典
【NHKリオ】「勝負下着で来たのに・・・(笑)」68歳・別所キミヱ選手登場!【NHKリオ】4年後をめざす?!68歳、別所キミヱ選手 卓球女子シングルス

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