ボンジョルノ！福岡よりTOGGYです。

アントン・シュワルツコフ（Anton Schwarzkopf）は『コースターの神様』と呼ばれているドイツのジェットコースター設計者。１９６０年に父親が経営していた会社を引き継ぎ、１９６４年最初のジェットコースター『WILDCAT』を製造。

それ以降数多くのコースターの開発に携わった。晩年はパーキンソン病に苦しみ２０１１年７月３０日に死去。

そんな彼の遺作が、ここ福岡県北九州市のスペースワールドにあるのだ。

１９０１年に稼働した日本初の近代製鉄所『八幡製鉄所』の遊休地に１９９０年４月にオープンして以来、宇宙飛行士の訓練を体験できる施設や、スペースシャトル・ディスカバリーのレプリカなど、宇宙をテーマにした娯楽施設は人気を呼びピーク時の１９９７年度には年間約２１６万人が来場した。

その通称『スペワ』が、今年いっぱいでの閉園を発表。理由は経営難ではなく、賃貸契約更新の交渉が不調に終わったとのこと。アウトレットモールになるという噂もありますが…。

年末までは２７年間の感謝を込めて、様々なファイナルイヤーイベントを開催中。

「なくなるョ！全員集合」のCMも、相変わらず振り切れ感満載です。

今回はJ:COM『TOGGYの清く正しくテキトーチャンネル』のロケでお邪魔しましたよ。過去の様々な思い出が蘇ってくる場所。スターウォーズ展でのMC、TVロケでのタイタン３連続ライド！

そして今回の主役『ヴィーナスGP』実は発車前のインフォ＆カウントダウンは設置当初より僕がナレーションを担当しています。

観覧車から見下ろすと、シャトルを取り囲むように絶妙に設計されている様子がわかります。

ナガシマスパーランドのルーピングスターをさらに進化させ、垂直ループからの、ひねり・ドロップ・ブーメランターンと、シュワルツコフ製コースターの集大成がここに！身体にかかるG（最大荷重）は、園内最高の５.２G！間違いなく世界最高峰のループコースターである。

福岡・山口の方は７月１５日まで放映中の番組でお楽しみください。

国内では唯一の公認サンプル『アポロ12号が採取した月の石』も展示されています。とにかく年末までに一度は足を運んでみて！

大人になってからのテーマパークは美術館や博物館に似ているのかもしれない。その歴史や作品に思い入れが深いほど、１日中楽しめる場所だから。

ただし、絶叫マシンの怖さは加齢と共に加速度的に増している。

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[文・構成　TOGGY]