@Starbucks The police were called because these men hadn’t ordered anything. They were waiting for a friend to show up, who did as they were taken out in handcuffs for doing nothing. All the other white ppl are wondering why it’s never happened to us when we do the same thing. pic.twitter.com/0U4Pzs55Ci
Waiting in a Starbucks while black is a crime? As many people as I see taking up space using their internet/bathroom w/o nary a cup? #NeverAgain@Starbuckshttps://t.co/lp41iIxrva
日本にも多くの店舗を持つスターバックス(以下、スタバ)。
おいしいコーヒーを、雰囲気のある空間で楽しめる人気のコーヒーチェーンです。
※写真はイメージ
そんなスタバで、起こった『ある事件』がTwitterに投稿され、CEOが謝罪する事態にまで発展しました。
友人を待っていた黒人男性2人は?
ある日、アメリカのペンシルベニア州フィラデルフィアにあるスタバで、2人の男性が友人を待っていました。
友人と待ち合わせをしていた2人は、コーヒーを注文せずに店内にいたといいます。それを見つけた店員は「コーヒーを注文してください」とうながしますが、2人がこれを拒否。
すると、店員は「不法侵入だ」と警察に通報します。
現場に駆け付けた警察官が、2人に対し、退去するように命じますが、これも拒否したことから最終的に逮捕に至ったといいます。
騒動を目撃し、撮影していたMelissa DePino(@missydepino)さん。逮捕された男性2人が黒人だったことから、「白人だったらこうはならなかったのでは?」という持論と共に動画をTwitterに投稿します。
この投稿が話題となり、一気に拡散します。
さらに、アメリカの人気ヒップホップグループ『ザ・ルーツ』のドラマーT’Questlove(@questlove)さんなどの有名人も、「黒人はスタバで友人を待っていたら逮捕されるのか」と疑問を投げかけます。
「差別やレイシャル・プロファイリング(人種による選別・捜査)ではないか」といった議論が巻き起こる中、ついにはCEOが謝罪する事態にまで発展します。
AFP通信によると、同社のケビン・ジョンソンCEOは以下のように謝罪。
スタバが2人を告訴しないと決めたため、すでに2人の男性は釈放されているといいます。
男性2人の行動は逮捕されるべきもの?
動画をTwitterに投稿したMelissa DePinoさんがいうように、友人を待っていたのが白人だったら本当に逮捕されることはなかったのでしょうか。
ネット上には「白人だったら問題ないだろうね」「これはヒドすぎる」と同意を示す意見がある一方、「長時間滞在していれば人種に関わらず追い出されるよ」「人種は関係ないだろう」といった声も。また「差別に敏感になりすぎている」といった指摘も少なくありません。
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今回の逮捕が差別によるものなのか、それとも人種は関係ないのか…通報した店員や逮捕した警察官の真意は不明です。
それでも日本のみならず、ヨーロッパなどにも店舗を展開しているスタバで起こった事件だったことから、多くの人が『自分に関係のある問題』として事件を受け止め、「考えさせられたこと」は事実。
誰もが気軽に利用し、のんびりとした時間を過ごすことができるスタバでいてほしい…そんなコメントが多くの人の気持ちを代弁しているのではないでしょうか。
[文・構成/grape編集部]