謎のアルファベットが並ぶイラスト、よく見ると…「なるほど」「これは共感！」

家事、育児、仕事と毎日忙しい女性たち。２４時間という限られた時間の中で、やらなければいけないことに追われて、目が回りそうになってしまうことも。

だからこそ、こんな『時短ワザ』を駆使している人が結構いるのでは。

１１あるこのイラストは、忙しい女性たちが、日常で何気なくやっている『“ついで”あるある』が描かれています。

それぞれ３つのアルファベットで表現されているのがなんともユニークですが、中心には『NTS』という文字が…。ここにはどんな”ついで”が描かれているのでしょうか。

日常にあふれた”ついで”

「HTY（歯磨きついでに床掃除）」「TTE（通勤ついでにエクササイズ）」など、忙しい日常の中で、さまざまな“ついで”をこなしながら、タスクを効率化している人は多いですよね。

子育てをしていると、なかなか自分のことまでは手が回らないもの。でも、こんな風に子どもを寝かしつけているわずかな時間を使って、自分磨きをしている人は多いかもしれません。

私も、子どもを抱っこしてあやすついでにスクワットをするなど、ほんのわずかな時間でもできる筋トレを実践しています。

仕事からようやく帰宅したかと思えば、今度は夕飯の準備に追われる…。忙しい毎日の中でだんだん身についてくるのがこんな時短ワザですよね。

grape編集部でも、「食材を取り出すついでに冷蔵庫をふき掃除」「上履き洗いのついでにお風呂掃除」といった“ついで”をやっている人が意外とたくさんいました！

そして、イラストの中心にあった『NTS』の正体がこちら。何をやっているシーンでしょうか。

実はこれ、お風呂あがりに乳液でスキンケアをする”ついで”に、乳がんのセルフチェックをしているイラストだったのです。

毎日のスキンケアの“ついで”に、乳がんセルフチェックだって気軽にできるのでは、というアイディアから『NTS（乳液ついでにセルフチェック）』が生まれました。

こちらのイラストは、エイボン・プロダクツがピンクリボン運動の一環として公開したもの。１０個の『”ついで”あるある』は、実際に４０代女性の声を聞いてまとめたそうです。

家事、育児、仕事に追われ、ゆっくり自分の身体をいたわる時間がない女性たちに対して、乳がんのセルフチェックでさえ、ほかの“ついで”と同じように気軽にできることを伝え、日々の習慣にして欲しい…。そんなメッセージが込められています。

毎日のセルフチェックを、日常の一部に

４０代からぐっと患者数が増え、日本人女性の１１人に１人が患うといわれている『乳がん』。

今回、イラストを担当した山本香織さんも、イラストレーターと主婦を両立する４０代の女性です。山本さん自身、乳がんが気になりながらも、セルフチェックの習慣化まではできていなかったとか。

エイボン・プロダクツが行った調査（※）によると、山本さんのように４０代女性の８割以上が『乳がんセルフチェック』を習慣化できていないことが判明。やらない理由として最も多く挙げられたのは『面倒だから（３９.９%）』というものでした。

（※）２０１８年９月７日（金）～９月１１日（火）、４０～４９歳一般女性４７９名を対象にした「４０代女性の乳がんセルフチェック実態調査」インターネット調査より

最近、乳がん検診に行って再検査を受けたばかりだという山本さん。結果は陰性だったものの、乳がんをより身近な存在に感じるようになったと話します。

忙しなく日々過ごしていると、つい自分の身体のチェックはおろそかになりがちです。でも、お風呂あがりの『NTS（=乳液ついでにセルフチェック）』であれば、無理なく習慣化することができるかもしれません。

こちらの動画では、『NTS（=乳液ついでにセルフチェック）』のやりかたが分かりやすくまとめられています。慣れてしまえば３０秒程度でできる、美容マッサージと自己触診を組み合わせた簡単なものです。

乳がんの６０%以上は、自分で発見しているといわれています。検診に行く時間がないという人も、せめてセルフチェックを習慣にすることで、些細な変化に気付き、乳がんの早期発見に繋がるのです。

今日からあなたも、何気なくやっている“ついで”と同じように、『NTS』を習慣にしてみてはいかがでしょうか。

ただし、自分では気付きづらい、しこりを作らない乳がんもあります。日々のセルフチェックとあわせて、４０代を迎えたらマンモグラフィ検診や超音波検査も定期的に受診してくださいね。

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[文・構成／grape編集部]